
快適に釣りをするためのアイテム
もうすぐ2023年度が始まろうとしています。転勤や大学入学で遠方に引っ越しされる方もいらっしゃるでしょう。周りに釣りをしている人がいるので、自分も始めてみようと思う方もいらっしゃるでしょう。そんな方々に、おすすめするロッドとリールのご紹介です。2023年4月に値上げがあるそうなので、今買っておくのが良いでしょう!
シマノ、ダイワ値上げみたい
2023年4月から、シマノやダイワの製品が値上げになるみたいです。
今年に入って価格が改定されましたが、またまた値上がりするようなので、お小遣いに余裕のあるかたは3月中に買っておきましょう!
私も、あわてて購入品リスト作成中です。
大阪湾ではルアーやエサでいろいろ釣れる
関西の波止釣りでわりと簡単に釣れるのは、サバ、イワシ、アジ、キス、ガシラなどの小魚たち。
たまにチヌとかセイゴ(スズキの子供)なんか釣れたりします。
ツバス(ブリの幼魚)やハマチ、タチウオくらいまで。
投げ釣りならカレイ、アイナメくらいがターゲットになります。
サビキ釣りには飽き、本格的に釣りを始めるまえの練習用にタックル一式を考えてみます。
少し釣りに慣れクリンチノット、電車結びなど簡単なノットが結べるようになって、リールにPEラインが巻けるならなお良し。
基本的にルアーで釣ってキャッチアンドリリースを前提とするので、クーラーボックスはなしで考えます。

とにかく安くルアー釣りを始めたい人向け、エサでキスやカレイも釣りたい人。
- 竿・ロッド
- リール・ライン
1万円でロッドとリールミニマムな一式
小魚を釣るのであれば、ロッドとリール、軽いメタルジグにサビキ仕掛けを結んだジグサビキで狙ってみましょう。
釣った魚はタオルでつかんで自宅にある保冷バッグに入れて持ち帰ってくださいね。
シマノで揃えるならルアーマチックとセドナで9,999円
シマノの23ルアーマチックS66MLは軽めのルアーが扱え、40cmくらいのチヌなら難なく釣れるくらいのスペックです。
- 全長:6フィート6インチ (1.98m) / 継数(本):2 / 仕舞寸法(cm):101.9
- 自重(g):101 / 先径(mm):1.5
- ルアーウェイト(g):4~12
- 適合ライン:ナイロン・フロロ(lb):4~8 / PE(号):MAX 1.2
- グリップ長(mm):237 / カーボン含有率(%):83.3
2023年3月現在5,463円。

ルアーマチックに合わせるリールはシマノ 17セドナC2000HGS、2023年3月現在4,536円。

- ギア比:6.0
- 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
- 自重(g):215
- ナイロン糸巻量(lb-m)/フロロ糸巻量(lb-m)/PE糸巻量(号-m):3-125、4-100、5-75/3-110、4-85、5-65/0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):79
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数ボール/ローラー:3/1
若干ルアーウェイトは軽めなので、ジグヘッドにワームくらいがちょうど良いです。
アオイソメのちょい投げでキス釣りをするなら、オモリ3号(11.25g)で30~40mくらい投げて釣ることができますよ。
アジやサバなら10gのメタルジグを付けたジグサビキで狙えます。

ダイワで揃えるならルアーニストとクレストで10,980円
ダイワの初心者向けのロッドと言えば、ルアーニスト。
- 全長(m):6フィート6インチ(2.29m) 仕舞(cm):119 先径/元径(mm):1.6/11.4
- 継数(本):2 自重(g):135
- 適合ルアー(g):5-25 適合ライン:ナイロン(lb) 6-12 / PE(号) 0.6-1.2
- カーボン含有率90%
2023年3月現在6,525円。

リールは私も6000番を使ってますが、トラブルなく使えるクレストです。
- 1回転巻取り長(cm):75 / ギア比:5.3 / 最大ドラグ力(kg):10
- 標準自重(g):235 / ハンドル長(mm):55
- 標準糸巻量:ナイロン(lb-m) 6-150 / ブレイド(号-m) 0.8-200
- ボールベアリング/ローラー数:4/1
2023年3月現在4,455円。


最初にご紹介したルアーマチックよりは少し重たい仕掛けが使えます。
5号くらいのオモリに胴突き仕掛けをつけて、アオイソメをエサに波止の際を狙えば、ガシラやカワハギなど狙ったりできますよ。

あと3,000円足せるならシマノ サハラ
リールはシマノ22サハラにしましょう!

ものすごくよくできたリールで、ねじ込み式のハンドルは同じ価格帯の他社メーカーの1つ上のランクです。

そこそこ長く使うならバリュープライスでないロッドとリールで20,000円
私の中ではシマノでいうバリュープライス、ダイワではオープン価格とよばれるアイテムを使わなくなった時が初心者卒業と思っています。
まあ、そう思っていただけなのですが。
でも、明らかに性能が良くなります。
ロッドならトップガイドにSiC、リールならベアリングの数が1つ増え海水侵入防止のコアプロテクトやマグシールドが搭載されます。
シマノならソルティーアドバンスとナスキーで18,858円
19ソルティーアドバンス86MLはトップガイドがSiCというセラミックでできたガイドで、PEラインが絡みにくいKガイドが使われています。
最初はナイロンラインかもしれませんが、みんな使っているのでPEラインが使いたくなります。
ナイロンラインのように糸癖がつかず、細いラインで引っ張り強度が強いPEラインは今や必須のアイテムです。
- 全長(m): 2.59/仕舞寸法(cm): 133.2
- 継数(本): 2
- 自重(g): 90
- 適合エギサイズ(号): 1.8~3.8
- 適合ライン PE(号): 0.4~1
- カーボン含有率(%): 86.6
2023年3月現在10,068円。

シマノのナスキーはセドナやサハラと違い、ベアリング数が5個、ハンドルノブに1つ入っています。
コアプロテクトでリール内部への海水の侵入を防ぎます。
- ギア比:6.2 / 実用ドラグ力(kg):3.5 / 最大ドラグ力(kg):9 / 自重(g):240
- スプール 径/ストローク(mm):46.5/14.5
- 糸巻量:ナイロン(号-m) 2-170、2.5-150、3-120 / フロロ(号-m) 2-140、2.5-125、3-100 / PE(号-m) 1-320、1.2-270、1.5-220
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91 / ハンドル長さ(mm):55
- ベアリング数(BB/ローラ―):5/1
2023年3月現在8,790円。

これくらいの価格帯になると、PEラインを使っても滑らかに操作でき、ミノーを泳がせてシーバスを狙ったり、メタルジグを遠投して小型の青物を狙うのもストレスが無くなります。

ダイワのフリームスとアブガルシア クロスフィールドで21,675円
シマノの価格帯よりダイワのほうが少し高くなり20,000円では難しいので、ロッドは私も使っているアブガルシアのクロスフィールドがおすすめです。
2018年発売開始で少し型遅れの感はありますが、まったく問題ありません。
5ピースのモバイルロッドで電車釣行にも便利、トップガイドはSiC。
- 全長(ft/cm):8'3"/251.5
- 仕舞(cm):54
- 標準自重(g):151
- 先径(mm)/元径(mm):1.7/12.2
- ルアー(g):5-30g
- PEライン(号):0.8~1.5
- パワー:M(ミディアム)
2023年3月現在10,710円。

リールはダイワの21フリームス2500-XH。
マグシールド、1ピースベール搭載の人気機種です。
- ギア比:6.2 / 最大ドラグ力(kg):10.0 / 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):87
- 自重(g):200
- 標準巻糸量:ナイロン(lb-m) 4-230、6-150、8-100 / PE(号-m) 0.6-290、0.8-200、1.0-190
- ハンドル長さ(mm):50 / ノブ(S互換):HG-T
- ベアリング(ボール/ローラー):5/1
2023年3月現在10,965円。

どうしてもダイワで揃えたいなら、おすすめはシーバスハンターX86MLです。
私も前の世代のシーバスハンターXを使っていましたが、釣り方を気にすることなくいろいろな用途で使えるロッドです。
ルアーはもちろん、ちょい投げでキス釣り、カレイ釣り、釣り公園ではサビキでアジ、サバなど。

ロッドとリールだけでは釣りはできません
ロッドとリールにお金をかけたが、いざ釣りに行こうと思ったとき、ラインをどれにしようか、ルアーをどれにしようか、タモはいるのか...
いろいろいるんじゃないかと揃えていくと、気づいたらロッドとリールを買うくらいの費用がかかってしまったということも。
最低限どれくらい必要なのかリストアップしてみます。
小さい魚で釣った魚を持ち帰らない場合でも4~5千円かな
サバやガシラなど魚を釣ることだけを楽しみ、釣った魚は持ち帰らない。
持ち帰る場合は、手持ちの保冷バッグなどを使う場合ですが、それでも4~5千円かかります。
- PEライン+リーダー
- ルアー、ジグヘッド+ワームなど
- スナップ
- フィッシュグリップ
- フィッシングプライヤー
絶対必要なのはPEラインとリーダー、合わせて1,500円くらい。


例えば、メタルジグ10gとジグヘッド3g+ワームの場合、1,000円くらいはかかります。
ダイソーなど100均釣りグッズで揃えると、500円くらいで揃えることができます。
スナップはあったほうが便利ですが、最悪リーダーを直接結んでもいいです。
釣れた魚を直接触ってしまうと弱ってしまうので、なるべく手に触れないようにするためにフィッシュグリップが必要です。
タオルでつかんでも良いのですが、たまにハオコゼなど毒をもつ魚が釣れたりするので、手に触れないようにフィッシュグリップは必需品です。

私は今まで2回ハオコゼにさされましたが、ズキズキと痛みますのでご注意ください。
フィッシングプライヤーはPEラインやリーダーを切ったり、釣れた魚のハリが取れないときに魚の口に突っ込み外したりするときに使います。
高価なものは必要ないですが、自分の手のサイズや用途によって欲しいものが変わってくるので、釣具屋さんで握って確認するほうが良いと思います。

ちなみに、私が釣りを始めた時は100均のプライヤーと普通のハサミを使っていました。
大きい魚は釣るが魚を持ち帰らない場合タモ4,000円
30cmくらいの魚なら海面まで浮いた魚をそのまま抜き上げることができますが、40cmを超えてくるとちょっと怪しくなります。
そのまま抜き上げようとしたら、ロッドが折れてしまうかもしれません(40cmくらいのチヌを抜き上げたことはあります)。
そんな時に必要になるのがタモ網で、ランディングネットとも呼ばれます。
- タモ網+タモの柄

最初から高価なものを買う必要はないので、釣具屋さんのプライベートブランドなんかが良いのではないかと思います。
そんなに大きい魚は釣れませんからね、私だけかもしれませんが。
釣り場の高さに合わせて長さを選びましょう。南芦屋浜やアジュール舞子など足場が高いところは6mくらい必要ですが、それ以外は4,5~5mくらいあれば十分だと思います。
釣り歩くときには、タモの柄の長さが短いものが便利です。
大きい魚は釣って持ち帰る場合はクーラーボックスなど4,000円
30cmのカレイが釣れたり、40cmのハマチや、80cmのタチウオが釣れた時など、持って帰りたいですよね。
やはり、釣った魚を処理して持ち帰るためのアイテムが必要になります。
- フィッシングナイフ
- バケツ
- クーラーボックス
釣れた魚は新鮮なうちにフィッシングナイフでエラの奥をひと突きし、海水をくんだバケツにつけて血を抜きます。
釣った魚はクーラーボックスに入れ、水を入れて凍らせたペットボトルで冷やして持ち帰ります。
フィッシングナイフのおすすめは、スライド式のものです。
使わないときには刃先をグリップ内にしまうことができ安全です。

意外と切れ味も良く、私は10年前に買ったものをいまだに使っています。
バケツはロープ付きの反転バケツと呼ばれるもので、ロープはだいたい10mくらいのものがついています。
500円くらいからありますが、癖がつきやすく組み上げた海水がこぼれてしまったりするので、そこそこの物が良いです。

クーラーボックスは大は小を兼ねるで、大きめのものが欲しくなってしまうところですが、爆釣するときのほうが少ないので自分が思ったサイズよりも一回り小さいものがいいです。

11Lのもので30cmのカレイがスッポリ入ります。
少し魚体を曲げてやると、60cmのシーバスも入りましたよ。
釣りって思ったよりもコストがかかる?値上げで追い打ち
釣り道具って意外と費用がかさんでしまいます。
今回ご紹介したミニマム構成でも15,000円くらいかかってしまいました。
ほんと、ファミリーでサビキ釣りをするだけなら、簡単なセットで十分です。

我が家も釣りコンパクトセットみたいなものから始めました。
でも、すぐにリールがだめになるし、半年も使い続けるとガイドがサビてくるし、価格見合いのものです。
釣りが楽しくなって、徐々にアイテムを揃えていくのも良いと思います。
実は、案外費用が掛かるのが駐車場代とガソリン代だったりして...
釣り公園に行ったらひとり1,000円くらいかかりますしね。
釣り道具が高価であろうが、安かろうが釣れるときには釣れるので、予算にあった道具を選ぶのが良いと思います。