快適に釣りをするためのアイテム
もうすぐ2023年夏のバーゲンが始まろうとしています。今年釣りを始めた人におすすめのロッドとリールなどおすすめアイテムのご紹介です。私が使っている2~3年前に発売されたアイテムを中心にリストアップしてみました。1ランク上の商品が購入できるチャンスなので、お見逃しなく!
夏から秋にかけてが釣りの最盛期40cm以上の魚を狙ってみよう
関西の波止釣りでわりと簡単に釣れるのは、サバ、イワシ、アジ、キス、ガシラなどの小魚たちですが、たまにチヌとかハネ(スズキの手前)なんか釣れたりします。
10月ころからハマチ、サゴシ、タチウオなど40cmを超える魚が良く釣れるようになります。
ちょい投げならキス釣りが楽しいですよね、キスを釣っているとマゴチや運が良ければヒラメも釣れます。
サビキ釣りももちろん楽しいですが、ステップアップの40cm超えの魚を狙うなら、それなりのタックルが必要になってきます。
2,000円くらいの竿やリールでも釣れますが、トラブルが少なく快適に釣りをするならそこそこのアイテムを揃えたいところ。
少し釣りに慣れクリンチノット、電車結びなど簡単なノットが結べるようになって、リールにPEラインが巻けるならなお良し。
最新アイテムではありませんが、価格が下がってきてお手頃になったアイテムをご紹介します。
最初のアイテムならダイワのルアーニストとレブロス
最初そろえる1本なら、取り回しが良くてチヌを狙ったりするのに最適な長さの7ft~8ftくらいのロッドと2500番くらいのリールがおすすめです。
ルアーニストは使ったことはありませんが、ダイワのエントリーモデルロッドは、造りがしっかりしているので信頼できます。
レブロスもとても使いやすいリールです。
15g~20gくらいのメタルジグやジグヘッドにワームくらいがちょうど良いです。
アオイソメのちょい投げでキス釣りをするなら、オモリ3号(11.25g)で30~40mくらい投げて釣ることができますよ。
アジやサバなら15gのメタルジグを付けたジグサビキで狙えます。
タチウオシーズンになったら軽めのテンヤにキビナゴで引き釣りを楽しめます。
いろいろ楽しめるタックルです。
夏の旅行のおともにシマノサハラとアブガルシアのズームサファリ
リールはシマノ22サハラがとても使いやすくておすすめです。
ものすごくよくできたリールで、ねじ込み式のハンドルは同じ価格帯の他社メーカーの1つ上のランクです。
持ち運びに便利で、飛行機にも手荷物で持ち込める5ピースのモバイルロッドなら、アブガルシアのサファリがおすすめ。
電車で釣りに行くときにもとてもコンパクトにまとめられて、持ち歩きに便利です。
ジグヘッドにワームを刺して、ロックフィッシュを狙ってみましょう。
そこそこ長く使うならバリュープライスでないロッドとリールで20,000円
私の中ではシマノでいうバリュープライス、ダイワではオープン価格とよばれるアイテムを使わなくなった時が初心者卒業と思っています。
まあ、そう思っていただけなのですが。
でも、明らかに性能が良くなります。
ロッドならトップガイドにSiC、リールならベアリングの数が1つ増え海水侵入防止のコアプロテクトやマグシールドが搭載されます。
シマノならソルティーアドバンスとナスキーで18,858円
19ソルティーアドバンス86MLはトップガイドがSiCというセラミックでできたガイドで、PEラインが絡みにくいKガイドが使われています。
最初はナイロンラインかもしれませんが、みんな使っているのでPEラインが使いたくなります。
ナイロンラインのように糸癖がつかず、細いラインで引っ張り強度が強いPEラインは今や必須のアイテムです。
- 全長(m): 2.59/仕舞寸法(cm): 133.2
- 継数(本): 2
- 自重(g): 90
- 適合エギサイズ(号): 1.8~3.8
- 適合ライン PE(号): 0.4~1
- カーボン含有率(%): 86.6
2023年3月現在10,068円。
シマノのナスキーはセドナやサハラと違い、ベアリング数が5個、ハンドルノブに1つ入っています。
コアプロテクトでリール内部への海水の侵入を防ぎます。
- ギア比:6.2 / 実用ドラグ力(kg):3.5 / 最大ドラグ力(kg):9 / 自重(g):240
- スプール 径/ストローク(mm):46.5/14.5
- 糸巻量:ナイロン(号-m) 2-170、2.5-150、3-120 / フロロ(号-m) 2-140、2.5-125、3-100 / PE(号-m) 1-320、1.2-270、1.5-220
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91 / ハンドル長さ(mm):55
- ベアリング数(BB/ローラ―):5/1
2023年3月現在8,790円。
これくらいの価格帯になると、PEラインを使っても滑らかに操作でき、ミノーを泳がせてシーバスを狙ったり、メタルジグを遠投して小型の青物を狙うのもストレスが無くなります。
ダイワのフリームスとアブガルシア クロスフィールドで21,675円
シマノの価格帯よりダイワのほうが少し高くなり20,000円では難しいので、ロッドは私も使っているアブガルシアのクロスフィールドがおすすめです。
2018年発売開始で少し型遅れの感はありますが、まったく問題ありません。
5ピースのモバイルロッドで電車釣行にも便利、トップガイドはSiC。
- 全長(ft/cm):8’3″/251.5
- 仕舞(cm):54
- 標準自重(g):151
- 先径(mm)/元径(mm):1.7/12.2
- ルアー(g):5-30g
- PEライン(号):0.8~1.5
- パワー:M(ミディアム)
2023年3月現在10,710円。
リールはダイワの21フリームス2500-XH。
マグシールド、1ピースベール搭載の人気機種です。
- ギア比:6.2 / 最大ドラグ力(kg):10.0 / 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):87
- 自重(g):200
- 標準巻糸量:ナイロン(lb-m) 4-230、6-150、8-100 / PE(号-m) 0.6-290、0.8-200、1.0-190
- ハンドル長さ(mm):50 / ノブ(S互換):HG-T
- ベアリング(ボール/ローラー):5/1
2023年3月現在10,965円。
どうしてもダイワで揃えたいなら、おすすめはシーバスハンターX86MLです。
私も前の世代のシーバスハンターXを使っていましたが、釣り方を気にすることなくいろいろな用途で使えるロッドです。
ルアーはもちろん、ちょい投げでキス釣り、カレイ釣り、釣り公園ではサビキでアジ、サバなど。
ロッドとリールだけでは釣りはできません
ロッドとリールにお金をかけたが、いざ釣りに行こうと思ったとき、ラインをどれにしようか、ルアーをどれにしようか、タモはいるのか...
いろいろいるんじゃないかと揃えていくと、気づいたらロッドとリールを買うくらいの費用がかかってしまったということも。
最低限どれくらい必要なのかリストアップしてみます。
小さい魚で釣った魚を持ち帰らない場合でも4~5千円かな
サバやガシラなど魚を釣ることだけを楽しみ、釣った魚は持ち帰らない。
持ち帰る場合は、手持ちの保冷バッグなどを使う場合ですが、それでも4~5千円かかります。
- PEライン+リーダー
- ルアー、ジグヘッド+ワームなど
- スナップ
- フィッシュグリップ
- フィッシングプライヤー
絶対必要なのはPEラインとリーダー、合わせて1,500円くらい。
例えば、メタルジグ10gとジグヘッド3g+ワームの場合、1,000円くらいはかかります。
ダイソーなど100均釣りグッズで揃えると、500円くらいで揃えることができます。
スナップはあったほうが便利ですが、最悪リーダーを直接結んでもいいです。
釣れた魚を直接触ってしまうと弱ってしまうので、なるべく手に触れないようにするためにフィッシュグリップが必要です。
タオルでつかんでも良いのですが、たまにハオコゼなど毒をもつ魚が釣れたりするので、手に触れないようにフィッシュグリップは必需品です。
私は今まで2回ハオコゼにさされましたが、ズキズキと痛みますのでご注意ください。
フィッシングプライヤーはPEラインやリーダーを切ったり、釣れた魚のハリが取れないときに魚の口に突っ込み外したりするときに使います。
高価なものは必要ないですが、自分の手のサイズや用途によって欲しいものが変わってくるので、釣具屋さんで握って確認するほうが良いと思います。
ちなみに、私が釣りを始めた時は100均のプライヤーと普通のハサミを使っていました。
大きい魚は釣るが魚を持ち帰らない場合タモ4,000円
30cmくらいの魚なら海面まで浮いた魚をそのまま抜き上げることができますが、40cmを超えてくるとちょっと怪しくなります。
そのまま抜き上げようとしたら、ロッドが折れてしまうかもしれません(40cmくらいのチヌを抜き上げたことはあります)。
そんな時に必要になるのがタモ網で、ランディングネットとも呼ばれます。
- タモ網+タモの柄
最初から高価なものを買う必要はないので、釣具屋さんのプライベートブランドなんかが良いのではないかと思います。
そんなに大きい魚は釣れませんからね、私だけかもしれませんが。
釣り場の高さに合わせて長さを選びましょう。南芦屋浜やアジュール舞子など足場が高いところは6mくらい必要ですが、それ以外は4,5~5mくらいあれば十分だと思います。
釣り歩くときには、タモの柄の長さが短いものが便利です。
大きい魚は釣って持ち帰る場合はクーラーボックスなど4,000円
30cmのカレイが釣れたり、40cmのハマチや、80cmのタチウオが釣れた時など、持って帰りたいですよね。
やはり、釣った魚を処理して持ち帰るためのアイテムが必要になります。
- フィッシングナイフ
- バケツ
- クーラーボックス
釣れた魚は新鮮なうちにフィッシングナイフでエラの奥をひと突きし、海水をくんだバケツにつけて血を抜きます。
釣った魚はクーラーボックスに入れ、水を入れて凍らせたペットボトルで冷やして持ち帰ります。
フィッシングナイフのおすすめは、スライド式のものです。
使わないときには刃先をグリップ内にしまうことができ安全です。
意外と切れ味も良く、私は10年前に買ったものをいまだに使っています。
バケツはロープ付きの反転バケツと呼ばれるもので、ロープはだいたい10mくらいのものがついています。
500円くらいからありますが、癖がつきやすく組み上げた海水がこぼれてしまったりするので、そこそこの物が良いです。
クーラーボックスは大は小を兼ねるで、大きめのものが欲しくなってしまうところですが、爆釣するときのほうが少ないので自分が思ったサイズよりも一回り小さいものがいいです。
11Lのもので30cmのカレイがスッポリ入ります。
少し魚体を曲げてやると、60cmのシーバスも入りましたよ。
釣りって思ったよりもコストがかかる?値上げで追い打ち
釣り道具って意外と費用がかさんでしまいます。
今回ご紹介したミニマム構成でも15,000円くらいかかってしまいました。
ほんと、ファミリーでサビキ釣りをするだけなら、簡単なセットで十分です。
我が家も釣りコンパクトセットみたいなものから始めました。
でも、すぐにリールがだめになるし、半年も使い続けるとガイドがサビてくるし、価格見合いのものです。
釣りが楽しくなって、徐々にアイテムを揃えていくのも良いと思います。
実は、案外費用が掛かるのが駐車場代とガソリン代だったりして...
釣り公園に行ったらひとり1,000円くらいかかりますしね。
釣り道具が高価であろうが、安かろうが釣れるときには釣れるので、予算にあった道具を選ぶのが良いと思います。