カワハギのハリ研究
カワハギをたくさん釣るために光が反射する飾りをつけたり、蓄光ビーズを付けたりしてアピール力を強化したりして、カワハギを寄せてくるのは意外と簡単です。でも、それだけでは釣れないのです。こんなケースを経験した人はハリを変えてみましょう。
- あたりはあるけど、ハリ掛かりしない
- 合わせを入れるが遅すぎてかからない
- あたりが無いのにエサが無くなっている
ハリを変えるだけで勝手にカワハギが掛かってくれるんです。
マイブーム、カワハギ釣り
最近、毎週のように釣りに出かけていましたが、いろいろな行事があり今週はお休みです。そこへ広島に住む弟から釣果の写真がLINEで送られてきました。

相変わらず美味しそうな魚を釣っています。アジ、イシモチ、チャリコ、ウミタナゴ。
ここらへんからスイッチが入り、
なにぃ~?メバル!しかも大きい。
お〜ウマヅラハギでかい!
こっ、これは大本命のカワハギではないか〜
今一番釣りたいのが、刺し身にできるサイズのカワハギです。去年は不発、今年は10月のはじめに釣りましたが、サイズがいまいちでお吸い物止まり。
最低18cm以上で、キモパンのを釣りたい。今年はカワハギの当たり年のような気がします。いろいろな釣り場の釣果を見ていると、カワハギの話題が例年と比べ多いような。
弟の話でも今年はカワハギがよく釣れるとのこと。なので、今回はカワハギのハリについて、ひとりで作戦会議です。
ハゲバリの形状
下の写真は左上がアジの平打ちバリ、右上がキツネバリ、左下が掛けタイプのハゲバリ、右下が喰わせタイプのハゲバリ。
ちなみに吸わせタイプのハゲバリもありますが、キツネバリがベースの様です。

合わせて掛けるタイプのハゲバリはアジのハリと比べ、ハリの先端のみ細く鋭くなっており、少し離れて小さい返しがついています。

懐が開いていてカワハギのあたりをキャッチしたときに合わせを入れると、チモトに結んだラインが上に引っ張られ、鋭いハリの先端がカワハギの上あごに掛けられるようになっています。でもこの合わせを入れるタイミングはとても難しく、ほとんど当てずっぽうでシャクリを入れて掛けています。
こちらが今回買った喰わせタイプ。

先端部分は小さく丸まっており、そのままカワハギの口に入り込むような形状をしています。エサを吸い込んでホバリングしながら後ろに下がった時に、口に掛かります。
カワハギのあたりが手に伝わってきてほんの0.5秒の間に合わせを入れて釣るのは素人には至難の業です。勝手にエサを吸い込んで口にハリ掛かりしてくれるのはとてもありがたいです。初心者や、運動神経が鈍ってきたおとうさんには喰わせタイプがおすすめです。
喰わせタイプはムツバリの子供?
喰わせタイプのハゲバリの形状をよ~く見ると、
ムツバリやんけ~っ
と、思わず言ってしまった。

大きさはかなり違いますが、形状はそっくり。魚の大きさに合わせると、違う名称のハリとして扱われるのですね。なるほど、商売上手です。
でも、よく見るとハリの先端、返しの形が違いますね。気づきませんでした。
喰わせタイプの釣り方
波止からカワハギを喰わせタイプのハリで釣る方法です。
胴突き仕掛けを海底まで沈め、仕掛けを上下させてカワハギを誘ったあとにラインをたるませます。ラインをたるませているので、あたりは伝わってきません。
しばらく待った後、竿を持ち上げるとカワハギが喰っていればあたりが伝わってくるので、そのまま巻き上げます。
船釣りですがHonda釣り倶楽部で解説がありました。カワハギ釣りのエキスパート宮澤幸則の解説が非常にわかりやすいです。船を波止に置き換えてみてください。

カワハギ食べたい、ハゲバリ研究のまとめ
今まではカワハギがエサを突っついたタイミングで掛けタイプのハゲバリで引っかけてやろうと頑張っていました。でも、年々鈍くなる反射神経には勝てず、違う方法を考えていた時に見つけたのが、喰わせタイプのハゲバリです。
カワハギを掛ける楽しみは少なくなりますが、釣れる確率は格段に上がりました。なんせ、オートマティックに釣れちゃうので。
釣り方は簡単、カワハギ以外の魚に食べられないように、胴突き仕掛けを上下させ魚をじらし、時々上下運動を止めてカワハギがエサに喰いつく間を与えるだけです。
勝手にカワハギの口にハリが掛かってくれますよ。
簡単カワハギ釣り喰わせタイプのハリで釣ってみましょう。