
皆さんは、「釣りの場所確保のために夜明け前から出撃するのに、少し疲れてしまった…」という経験はありませんか?
「せっかくの休日なのに、暗いうちから釣り場に並ぶのに疲れる」「かといって日が昇ってから行くと、入る場所がなくて釣れない」——。
長年釣りを続けていると、一度は直面する悩みではないでしょうか。
釣歴15年を迎えた私も、まさにこの「場所取り疲れ」に悩まされていました。そして今回、この厳しい現状を打破すべく、経験値ほぼゼロからの「エギング(アオリイカ釣り)」にチャレンジすることにしました。
今回は、私がなぜ今エギングを始めようと思ったのか、そのきっかけとなった苦い釣行記とともに、日中釣行におけるエギングの可能性についてお話しします。
1. 苦戦続きの釣行記:場所取りを諦めた日中に待っていた現実
最近の私は、夜明け前の場所確保レースから離脱し、日がすっかり登ってからの「ゆったり釣行」が多くなっていました。
しかし、人気の阪神エリアや遠征先で待っていたのは、やはり厳しい現実でした。
芦屋浜ベランダ(西側):ショアジギングで迎えた洗礼
阪神エリア屈指の人気ポイント「芦屋浜」。日の高い時間帯に到着すると、当然ながら一等地の釣り座は埋まっています。
適当に空いているスペースを見つけてメタルジグを投げ続けてみましたが、海からの反応は冷ややか。
| 釣行エリア | 狙い・仕掛け | 釣果 | 現場の状況・所感 |
| 芦屋浜ベランダ(西側) | メタルジグ(ショアジギ) | クサフグのみ | 日中のプレッシャーが高く、本命の回遊なし。 |

広島帰省での釣行:アタリは多いものの…
シルバーウィークを利用して広島へ帰省した際も釣行しました。
芦屋浜よりは断然魚影が濃く、竿先を揺らすアタリ自体はたくさんあったのです。しかし、釣り上がってくるのはキュウセン、イソベラ、チャリコ(マダイの幼魚)ばかり。かろうじて本命のキスが1匹釣れたものの、不完全燃焼な結果に終わってしまいました。
| 釣行エリア | 狙い・仕掛け | 釣果 | 現場の状況・所感 |
| 広島エリア(帰省時) | 投げ釣り・探り釣り | キス1匹、キュウセン、イソベラ、チャリコ | アタリは頻繁にあるものの、外道(他魚種)祭り。 |

「場所が適当だから釣れない」のは分かっているのですが、毎回夜前から場所取りをする情熱を維持するのも限界があります。日中の限られた釣り座で、しっかりターゲットを狙える釣法はないものかと痛感させられました。
2. なぜ今「エギング」なのか?ベテランが感じるメリット
そんな不完全燃焼な釣行が続くなかで目についたのが、日中の防波堤や磯場から軽装備でアオリイカを狙う「エギング」でした。
釣歴15年の目線から分析した、今エギングを始めるべき理由は以下の4点です。
① ランガン(移動型)スタイルで「固定の場所取り」が不要
エギングは一箇所に留まって回遊を待つだけでなく、イカの反応がなければどんどん場所を移動(ランガン)する釣りが基本です。早朝から特定の釣り座を死守する必要がありません。
② 日中(デイゲーム)でも十分に釣果が期待できる
アオリイカ(特に秋のイカ)は視界が良く、日中でもエギの動きに果敢に反応します。「朝マズメを逃したら終わり」ではない点が、今の私の釣行スタイルに合致しました。
③ 手返しが良く、仕掛けの準備がシンプル
餌釣りやショアジギングに比べ、タックルが軽量で準備も容易です。サッと行ってサッと投げて帰るような、スマートな釣行が可能です。
④ 甥っ子が釣れていたから
一番の決め手は、広島に帰って一緒に釣りに行った甥っ子がアオリイカを釣り、それを刺身にしてふるまってくれたことです。新鮮なイカのコリコリした触感とほんのり甘みが忘れられません。こんなにイカの刺身ってうまかったっけ?ぜひ自分でも釣って食べたいと思いました。
3. エギングを始める際の注意点(デメリットと課題)
もちろん、良い点ばかりではありません。実際に始めるにあたって感じる懸念点も正直にお伝えします。
- 専用タックル(ロッド・リール)の揃え直しが必要手持ちのシーバスロッドやライトショアジギングロッドでも代用は可能ですが、シャクリ動作を一日中繰り返すエギングでは、専用竿の軽さと操作性が不可欠になります。エギングで釣れるようになるまでは、7ftのパックロッドで代用しようと思います。魚釣りをしているときに、目の前をイカが泳いでいるので釣れるんじゃないかと期待しています。
- ラインカッターやタモなど小物類の準備PEラインの操作性やイカの取り込みなど、アオリイカ特有のトラブル対策が必要です。大きなイカが釣れるようになって考えます。まずは手持ちのアイテムで。
まとめ:新しい釣りの扉を開けて、次の釣行へ!
今回のポイントを簡単に振り返ります。
- 暗い時間帯からの場所取りに疲れ、日中釣行が増えたが釣果が出ない日々が続いていた。
- 芦屋浜ではフグのみ、広島でも外道ばかりで不完全燃焼。
- 日中でも狙えて、場所取りに縛られない「エギング」への挑戦を決意!
長年釣りをやってきたからこそ、新しいターゲットに挑むワクワク感は格別です。これから道具を揃え、実際に現場で検証していきますので、ぜひ今後の連載にご期待ください。

