マアジは万能素材
春に始まり年末まで楽しめるのがマアジ。
阪神地区ではマアジとマルアジが釣れますが、喜ばれるのはマアジ。
マアジがなぜお母さんに喜ばれるのは、おかずのレパートリーが広がるからだと思います。
代表的なのがアジの南蛮漬け、アジフライ、から揚げ。
刺し身にしてもいいし、その他いろいろな料理に使えます。
阪神間のマアジの生態
釣ったマアジをよ〜く見ると2つの種類がいることがわかります。
少し黄色みがかっていて、体高が高くずんぐりとした体型で、食べると脂が乗っていて美味しい瀬付きの黄アジ。
それに対して細長く黒っぽくて脂が少なく、体長も40〜50cmにもなる黒アジ。
普通に海岸から竿を出して釣れるのは黃アジの方です。
だいたいGWの頃から5cmほどの豆アジが釣れ始めます。
6月頃になると水深が深い兵庫突堤などの釣り場では、豆アジの中に25cmほどの年を越した大きめのマアジが釣れることがあますが極少数なのでなかなか釣れません。

梅雨時をすぎると数がたくさん釣れるようになりサイズも10cmほどになります。
10月から11月にかけてサイズは15〜20cmになり、数も釣れるので一番良いときです。
12月頃から極端に釣れる数か減ってきてシーズン終了になります。
温暖化が進んで1月、いや2月でもアジが釣れることがありますね。水深が深いポイントならば年中狙えるかもしれません。
アジの由来は味が良いこと
なんでアジという名前なのだろうと考える人は少ないと思いますが、味が良いのでそのままアジとなったようです。
南蛮漬け、アジフライで食べることが多いと思いますが、なめろうもとても美味しいおかずです。
少し大きくなった秋には、釣ってすぐに下処理をして新鮮なまま持ち帰ると、美味しい刺身が食べられます。醤油に生姜すりいれ、新鮮な刺し身につけて食べると、ほんと釣りをしていて良かったと思ってしまいます。
是非ともこの美味を味わってみてください。
アジは大型魚も大好物
アジを食べるのは人間だけではありません。
生きている小アジにハリを通して泳がせ、ブリやスズキを狙う泳がせ釣り、呑ませ釣りとも言いますがかなりの確率で大物が狙えます。関西ではスタンダートな釣りです。
実はブリ、スズキだけではありません。チヌ、マダイも生きたアジを食べます。しかもかなり大きなサイズがかかります。我が釣りの師匠である弟ですが、チヌは60cm弱、マダイは80cm超えを釣りました。
サーフでも有効です。アジさえ釣れれば砂浜に投げ込んで待つだけ。

80cmを超えるヒラメが喰ってきたりもします。
いかがですか?万能食材のアジ。