
【結論】仕舞寸法42cm・実売7,000円前後の「OGK ランディングシャフトミニセット340」は、電車釣行やライトなランガン釣行に抜群のコストパフォーマンスを発揮します。ただし、付属のタモ網ネジ規格(通称4分ネジ)には他社製タモジョイントと相性問題があるため、パーツカスタムを考えている方は事前の適合チェックが必須です。
皆さんは、電車や自転車で海へ釣りに行くとき、「タモ網が長すぎてリュックに入らない…」「でも大物がかかったら取り込めないし…」と頭を抱えたことはありませんか?
私も阪神間の海(須磨の突堤や西宮周辺など)へ電車で釣行する際、長尺のランディングポールを持ち運ぶ煩わしさにいつも苦労していました。「できればリュックにすっぽり収まる超コンパクトなタモ網が欲しい!」と探して行き着いたのが、大阪漁具(OGK)の「ランディングシャフトミニセット340(LSMS340)」です。
シャフトと折りたたみネットがセットになって7,000円前後のアイテムですが、実際に現場で使ってみると、携帯性の恩恵と同時に「ある大きな注意点(反省点)」も見えてきました。
今回は、この超小継ランディングシャフトの実力とリアルな使い勝手を本音でレビューします!
1. 電車釣行に最適なコンパクトタモ網の選び方
電車釣行やバイク・自転車での釣行では、通常の磯玉網(仕舞寸法60cm〜110cm)を持ち運ぶのは大きな荷物になってしまいますよね。
私が今回設定した条件は以下の3点でした。
- 仕舞寸法が40cm台前半:30Lクラスのデイパック・リュックに横または縦ですっぽり入ること。
- 全長3m前後:須磨の突堤やテトラ帯、足場の低い堤防でチヌ(クロダイ)、ハネ、ポン級アイナメを取り込める長さ。
- 7,000円前後の高コスパ:気兼ねなくガンガン使える価格帯!
最終候補に挙がった2モデルのスペック比較
大手メーカー製(ダイワ、シマノ等)の超小継モデルは1万円〜2万円超えが多いため、コストパフォーマンスに優れた2大ブランドで比較・検討しました。
| 項目 | OGK ランディングシャフトミニセット 340 | タカミヤ(TAKAMIYA) H.B concept ラストウィニング 330 |
| 全長(実効長) | 3.4m(シャフト300cm+枠40cm) | 3.3m |
| 仕舞寸法 | 約42cm | 約43cm |
| シャフト自重 | 456g | 約450g |
| 網サイズ | 35cm×40cm(2つ折り) | 35cm×40cm(2つ折り) |
| 素材 | グラス100% | グラス100% |
| 携行具 | カラビナ付属 | ショルダーベルト付属 |
| 実売価格帯 | 7,000円くらい | 6,000円くらい |
どちらもグラス繊維100%特有の粘りと頑丈さがあり甲乙つけがたかったのですが、ベルトではなくカラビナ仕様で身軽に携帯できるOGKを選びました。

2. OGKランディングシャフトミニセット340の実力レビュー
実際に届いて手にとってみた第一印象と、スペック上の特徴を解説します。
仕舞寸法42cmの携帯性は文句なし!
パッケージを開けてみて、まずそのコンパクトさが気に入りました。2つ折りのオーバル型ネットフレーム(35cm×40cm・深さ25cm)とシャフトがほぼ同じ長さでピタッと揃います。これなら一般的な通勤・通学用リュックやフィッシングバッグに収まります。
取り込み時のホールド感と重量
- シャフト自重:456g
- ネット+フレーム:約200g強
- 合計重量:約660g〜680g
カーボン製高級シャフト(300g前後)と比べると、グラス特有のずっしり感は確かにあります。ただし、腰のベルトやバッグに吊り下げて歩き回る分には十分許容範囲です。
また、仕舞寸法42cmという短さは、身長175cmの私の体格で「シャフト先端を片手で握り、シャフトのお尻を肘や脇に挟み込んで保持できるギリギリの長さ」でした。これ以上短いと両手を使わないと安定しないため、ソロフィッシングにおける取り込み動作としては絶妙なバランスです。

3. 【要注意】タモジョイント装着で発覚した「ネジ規格」の落とし穴
ここが今回一番お伝えしたい本音の反省ポイントです!
より素早くネットを展開するため、純正のカラビナを外してPROX(プロックス)のタモホルダーを巻き、愛用している昌栄フレックスアームVer.Ⅱ(タモジョイント)を装着しようとしました。
ところが……
「あれっ!? ネット側のオスネジがフレックスアームに入らない……!?」

「通称4分ネジ(W1/2)」でもネジ山ピッチが違う場合がある
釣具のタモ網やシャフトのネジ規格は、一般的に「W1/2(外径約12.7mm・4分ネジ)」と呼ばれるインチネジ規格が業界標準となっています。
しかし、OGKやPROXの公式注意書きにもあるとおり:
「弊社玉ノ柄、玉網のネジは通称4分ネジ(外径12.7mm)を使用しておりますが、統一されたネジ規格ではございませんので、メーカー様によりましてはピッチや山形の違い等により装着できない場合がございます。」
ダイワ(ランディングポールⅡ)やプロマリンのタモ網では何の問題もなく接続できていたフレックスアームVer.Ⅱですが、OGK付属のネットフレーム側のネジ山とは相性が合わず、途中までしかねじ込めない現象が起きてしまいました。
当面の解決策とアドバイス
付属のタモ網フレームをそのまま直接OGKのシャフトにねじ込む分には、全くガタつきなくスムーズに装着できます。
そのため、
- 「タモジョイントを使わず、そのまま伸ばして使う方」 → 全く問題ありません!超おすすめです。
- 「昌栄などの社外製タモジョイントを噛ませて折りたたみたい方」 → 付属の網ではなく、手持ちの汎用枠(私の場合プロマリンの三角ネジ付きタモ枠など)を流用するか、タカミヤ等の他社製シャフトを検討することをおすすめします。

4. よくある質問(Q&A)
- 3.4m(シャフト3m)の長さで届く釣り場はどこですか?
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水面までの高さが2m〜2.5m程度の足場の低い堤防、漁港の内海、テトラ帯、海釣り公園の低層デッキなどで活躍します。水面から4m以上ある高い沖堤防や大型波止では届かないため、その場合は5m〜6mクラスのシャフトを選びましょう。
- 付属のラバーネットはどんな使い心地ですか?
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網自体は平織りのラバーコーティングネットで、魚の魚体を傷つけにくく、ルアーのトレブルフックが刺さりにくいのがメリットです。枠サイズが35×40cmなので、40cm前後のチヌ(クロダイ)やアイナメ、中型根魚にはジャストサイズですが、60cmを超える大型シーバスや青物には少し窮屈です
5. まとめ:コンパクトな相棒を手に入れて身軽に海へ出かけよう!
最後に、OGKランディングシャフトミニセット340の評価をまとめます。
- 良かった点:
- 仕舞寸法約42cmで、リュックにすっぽり収まる抜群の機動力
- ネットとシャフトが揃ってアンダー5,000円という圧倒的コスパ
- 脇ではさんで片手操作できる絶妙なサイズ感
- 気をつけるべき点:
- グラス製のため約660gと少し重みがある
- 社外製のタモジョイント(昌栄等)との組み合わせでネジ山の相性問題がある
多少の注意点はあったものの、電車釣行で「大物がかかったらどうしよう……」という不安から解放されたメリットは計り知れません。
お気に入りのバッグにお弁当とこのコンパクトなタモを忍ばせて、身軽に次の海へ出かけてみませんか?きっとフットワーク軽く、快適な釣行が楽しめますよ!

