タモのネジを削って合わせる
OGKのランディングシャフトミニセット340を買ったものの、タモ網のジョイント部分の4分ネジの形が昌栄フレックスアームVer.Ⅱに合わない。コンパクトに持ち運ぶためには、タモジョイントを使うことが必須。ネジ山の変換コネクタもピッタリのものはない。タモ網を新しく買うしかないか?あとはDIYでネジ山を合わせ込むしかない!
タモネジ合わない!4分ネジって2種類ある
OGKと同じ会社のPROXタモジョイント、ネジの形状は三角ネジ。
PROXタモジョイントのページには4分ネジと書かれています。
私が買ったOGKランディングシャフトミニセットのページにも4分ネジと書かれていますが、ネットジョイント部のネジの形状は明らかに違います。
赤いプロマリンのネットジョイント部分は三角ネジ、青いOGKのネットジョイント部分は台形ネジ。
形が違うので、昌栄フレックスアームVer.Ⅱにねじ込めないんです。
4分ネジ(W1/2ネジ)規格に要注意!
通称4分ネジ正式名W1/2ネジでもネジ山の形はいろいろあることを知りました。
私は今まで知りませんでしたが、ネジ山には大きく3つ、三角ネジ、台形ネジ、角ネジがあるそうです。
プロマリンのタモフレームのジョイント部とOGKランディングシャフトミニセットのネットジョイント部はネジの山と山の間隔は同じですが、ネジ山の幅が明らかに違います。
昌栄のフレックスフレームVer.Ⅱのネットを差し込む部分とOGKランディングシャフトミニセットのネットジョイント部は形状が違うんです。
ランディングシャフトの受け側のメネジも明らかに形状が違います。
オス側が三角ネジならメス側は台形ネジ、オス側が台形ネジならメス側は三角ネジになるんです。
当たり前ですけど。
ちなみに、台形ネジの受け側、OGKランディングシャフトに三角ネジのフレックスアームのネジは入りました。
オス三角ネジとメス三角ネジの形状なら遊びができるので入るんです。
ただし、多少ぐらぐらします。
しっかりねじ込んで、最後にOGKランディングシャフトの先端ラバーとフレックスアームの接続部ラバーとで滑り止めするので固定できます。
若干ネジ山の凸凹がピッタリでないので緩みやすいので注意が必要ですが、一応使えます。
ダイスでネジの整形は可能だが
ネジ山の形を変換するアダプターが無いか数日探していましたが、ピッタリするものはありませんでした。
アダプターが無ければタモジョイント無しで使うしかありません。
せっかく買ったのに使う機会が限りなくゼロに近づき、1年後には断捨離対象になりそうです。
捨てるのはもったいないので、何か良い方法はないかと考えた結果、ネジを削ってやろうと思いつきました。
ネジを削る道具は無いものかと探していると、ダイスというものがある事が分かりました。
ネジのオス側、メス側両方作れるセットなんかも売られています。
一瞬これならいけると思いましたが、Wなんちゃらのウイットネジ用がセットに入ってないんです。
ほぼミリネジです。
それで単品で売られてないか探すと、あるにはあったんですが、非常に高価で少しお金を足すと新品のタモ網が買えるくらいなんです。
ネジ山の形をヤスリで合わせ込む
使うのはダイヤモンドヤスリです。
100均やホームセンターで安く買えます。
今回は半丸型を使いました。
ネジ山を昌栄フレックスアームVer.Ⅱの幅くらいに削っていきます。
かなり根気がいる作業です。
削ってはジョイントにねじ込んで、ピッタリ具合を確かめながら少しずつ削ります。
タモ網側の先端を先細りにするようにしないとうまく入りませんでした。
所要時間2時間半、最後までネジが入った時の達成感は大きな魚が釣れた時に匹敵するくらいです。
無事フレックスアームVer.Ⅱにねじ込んでロックをガッチリ締めこむと、普通のタモ網です。
普通の4分ネジですから。
網の真ん中にOリングをフックで取り付け完成です。
かなり満足できる出来上がりです。
タモ4分ネジ削るのまとめ
タモネジが合わんとあきらめなくて良かったです。
せっかく買ったアイテムをゴミにするのはもったいないので、ネジが合わないとあきらめている方もチャレンジしてみてください。
40cmくらいのチヌなら削ったジョイント部分は全く問題ないです。
この記事を読まれた方は、安いタモを買うならOGKではなく、PROXのオールインワンをおすすめします。
タモホルダーとタモジョイントがセットになっているので、OGKを買ってすべてそろえるより少しだけ高いくらいです。
カーボンも90%ですし。
次買うならこれかな。
すでにネジが合わないものを買われた方は、私の方法を試してみてください。
ただし、自己責任でお願いしますね。