
皆さんは、大雨の翌日の海を見て諦めていませんか?
「せっかくの休日なのに、昨日の大雨で海は真っ茶色…。これじゃあ釣りにならないな」
皆さんは、そんな風に肩を落として帰宅したことはありませんか?
実は、それこそが「もったいない」の極みなんです。
結論から言いましょう。大雨の翌日、激濁りが入った時こそ、チヌ(クロダイ)を釣る最大のチャンスです。
私自身、以前は「濁り=釣れない」と思い込んでいました。しかし、ある雨上がりの阪神間での釣行を境に、その考えは180度変わりました。視界が遮られ、警戒心が解けたチヌたちが足元まで寄ってきます。
また、尼崎魚つり公園でも雨の次の日にはチヌが爆釣するパターンが存在します。
今回は、雨後のチヌ攻略におけるエサ選びからポイントの絞り方まで、実体験に基づいた「答え」を徹底解説します。
1. なぜ「雨の翌日」はチヌが釣れるのか?
まずは、なぜ雨がプラスに働くのか、その理由を整理しておきましょう。
- 警戒心の低下:強烈な濁り(泥濁り)により、魚から釣り人の姿が見えなくなります。
- 塩分濃度の変化と活性:表層に真水が浮くことで、底付近にいるチヌの活性が一時的に上がることがあります。
- エサの供給:増水した河川から、カニや虫エサなどのベイトが海へ押し流されてきます。
【検証】カタログ値にはない「現場の濁り」の力
水質がクリアな時は、ハリスを細くしたり遠投したりと苦労しますが、雨後は「道糸が見えていても食ってくる」ほど大胆になります。これは数値化できない「現場のボーナスタイム」だと言えるでしょう。

2. 実践!雨後のチヌを仕留める3つの鉄則
具体的にどのように狙うべきか。私が実践している「三箇条」をご紹介します。
① 狙い目は「河口」ではなく「その隣」
増水した河口のど真ん中は、流れが速すぎて釣りになりません。狙うのは、河口の少し隣にある「潮が緩むヨレ」や「テトラの際」です。
② エサは「目立つこと」が最優先
濁りの中では、魚もエサを見つけにくいものです。
- アピール重視:コーン(黄色)や派手な色の練りエサ。
- 匂い重視:アオイソメなどニオイを放出し、適度に動きがあるエサ。
③「底」を徹底的に叩く
真水は海水より軽いため、表層に溜まります。チヌは塩分濃度が安定している底付近に張り付いていることが多いです。いつもよりしっかり底を取ることが、釣果への近道だと感じました。

3. 雨後釣行のメリットと注意点(デメリット)
正直に、良い面と悪い面をお伝えします。
| 項目 | メリット | デメリット(注意点) |
| 釣果 | 警戒心が薄れ、大型が足元で食う | ゴミ(浮遊物)が多く、仕掛けが絡みやすい |
| 場所 | 人気ポイントが空いていることが多い | 足場が滑りやすく、増水の危険がある |
| サイズ | 年無しとまではいかないまでも40cmクラスのヒット率が上がる | 魚が真水嫌いで一時的に沈黙する場合もある |
※アドバイス:阪神エリアの湾奥など、もともと水深が浅い場所では、雨が降りすぎると水塩(低塩分状態)になりすぎて逆効果になることもあります。雨の「翌日」がベストタイミングです。
4. Q&A:よくある質問にお答えします
- 濁りすぎていても、ルアーやワームでも釣れますか?
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もちろんです。ただし、波動が強いクランクベイトや、匂い付きのワーム(ガルプ等)など、視覚以外に訴えるルアーを選ぶのがコツです。我が弟から伝授されました。
- 雨の直後、どのくらい時間が経てばいいですか?
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理想は「雨が止んでから1日後」です。ゴミが落ち着き始め、適度な濁りだけが残っている状態が最強です。
- おすすめの仕掛けはありますか?
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おすすめはアオイソメのぶっこみ釣りです。仕掛けも簡単で、アオイソメをつけてぶっこむだけ。
ラインはPEラインでもナイロンラインでも大丈夫、中通オモリを通して、サルカンで固定。
その先にハリス1.5号から2号を60cm~80cm、チヌ針を外掛け結びして、アオイソメを1本差しにします。

見やすいようにハリスの代わりにナイロンにしてます
結び:これで次の釣行が楽しみになりますね
雨上がりの海は、決して「ハズレ」ではありません。むしろ、いつもは警戒心が強いチヌたちが隙を見せる、私たちアングラーにとっての「ご褒美タイム」です。
- 激濁りこそチャンスと捉える
- 目立つエサで底を丁寧に探る
- 安全第一で、河口横のヨレを狙う
このポイントを押さえれば、きっと今まで見たこともないようなチヌに出会えるはずです。
次の雨予報が出たら、ガッカリせずに仕掛けの準備を始めましょう。
さあ、次の釣行が楽しみになってきましたね!


