サビキ釣りの釣り方
釣り方はとっても簡単。
アミエビをカゴに入れて、海の底まで落とした後、少しだけ糸を巻きます。
カゴを上下させてアミエビを放出すると、アジが群がってきます。
食欲旺盛なアジは我先にエサに喰らいつこうとし、アミエビと間違ってサビキ仕掛けに喰らいついてしまします。
このときに竿先に振動が伝わってきて、アジが1匹釣れたことがわかります。アジは暴れまわるので、糸のたるみは無くしておいてくださいね。
ゆっくりとリールを巻くと、2匹目、3匹目がかかり(追い喰い)竿が大きく曲がります。
竿を立てて海上から柵を乗り越え地面のエリアに移動させ、竿を下げて地面におろします。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2017/09/DSC_1505-e1504996683156-800x524.jpg)
竿先が折れないように、このときリールのベールを返して糸を緩めてください。
フィッシュグリップで魚をつかんでハリを外します。外れにくい場合はハリ外しでアジの口からハリを外しましょう。
![釣れ始めるとクーラーボックスに入れる暇がなくなります。](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2017/09/OI000270-e1613006539715.jpg)
釣れ始めると一気にたくさんの魚が仕掛けにかかるので、ハリ外しを素早く行う必要があります。
また、エサ詰めを手際よくしないと魚たちがどこかへ行ってしまいますよ。
一連の作業がスムーズにできるよう練習しておきましょう。
サバ、イワシの釣り方
アジは基本的に海の底付近で釣りますが、サバ、イワシは海面から3m(2ヒロ)くらいのところで釣ります。
アミエビのカゴを投入したら、2~4mくらいのところで糸がでるのを止めましょう。サビキ仕掛けの長さが1.5mくらいなので、海面から仕掛けがすべて沈んですぐに糸がでるのを止めるくらいですね。
イワシなら小刻みに竿先がプルプル震え、サバなら一挙に横に走ります。
サバが釣れた時追い喰いを待たずに引き上げたほうが無難です。ほっておくと、隣で釣っている人の糸に絡まったり、サビキ仕掛け自体グチャグチャにされます。
![ぶっこみサビキに釣ったアジ、仕掛け絡まってる](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2024/06/image.webp)
アジでもこれくらい絡まりますが、サバはこんなものではすみません。
太いハリスのサビキを使うと糸が絡まりにくいので良く使います。
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
サビキ仕掛けが絡まると糸をほどくのは大変、時合も過ぎてしまうので仕掛けの予備を必ず持っていきましょう。
根気のある人は絡まった仕掛を後でゆっくり、パズル気分でほどいてみてください。案外楽しめます。
カタクチイワシは小さいので、竿先が小刻みにプルプル震えるだけです。
しばらく待って追い喰いで5連掛けを狙ってみましょう。
マイワシ、ウルメイワシも数はそれほど多くありませんが、時々釣れます。
釣り方のポイント
カゴが海底に着いたままだと、波でカゴが押し流されて岩礁や壁際の敷石に引っかかります。カゴ自体が根掛かりすると引っ張っても取れないので、ラインを切るはめになります。カゴが着底すると竿先が少し上に上がり、手ごたえもありますので、すぐにリールを1回転(80cmくらい)させましょう。
ついついいっぱい釣ろうとサビキカゴにアミエビをパンパンにつめてしまいますが、エサが圧縮されてしまい海中でうまくアミエビが放出されません。カゴに8割くらいつめると程よく海水となじんでフワフワとアミエビが漂います。着底したときに竿を2、3回シャクルと一挙にアミエビが放出されて魚が群がってきますよ。
釣れる場所、よく釣れる時期と時間帯
阪神間の波止ではほとんどどこでも釣れます。
大き目の魚を釣るのであれば、尼崎魚つり公園など水深が深いポイントを狙いましょう。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2023/06/enjoy-ama3.jpg)
5月ころから釣れ始め、前の年に生まれた魚が回遊するので、比較的大きいサイズも狙えます。
9月後半から11月初旬が最盛期です。
10月になればほぼ全域で15~18cmのちょうど晩御飯のおかずにできるサイズの魚たちが回遊します。
よく釣れる時間帯は夜明け、日暮れの時間帯で、どちらも1時間ほどの間に釣れる時間が集中します。
とはいえ、そのほかの時間帯も全く釣れないのではなく、時々回遊してくるのでそれなりに釣ることができます。
サビキ釣りいろいろ
その他のサビキ仕掛けを利用した釣り方として、ぶっこみサビキ、飛ばしサビキ、ジギングサビキなどがあります。
ぶっこみサビキは下カゴではなく、サビキ仕掛けの上にエサ入れを付けます。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2018/07/bukkomi-sabiki2.jpg)
飛ばしサビキは、サビキ仕掛けにウキを付け遠くに投げて釣ります。
回遊している魚が沖に遠ざかったときに有効です。
大きめのアジも少し沖を狙ったほうが釣れますね。
ジギングサビキは、エサカゴの代わりに仕掛けの先端にメタルジグを付けて投げます。
アミエビのカゴの代わりにメタルジグを付けて投げます。
エサを使わないので釣りに行く準備が楽です。
ハマチとかサゴシなど釣れることもあります。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2020/07/P_20190809_055348_R-1.jpg)
これらの釣り方の他にも全国いろいろな釣り方があるようです。
サビキ釣りのまとめ
ファミリーフィッシングの王道、とにかくよく釣れる釣り方です。
子供からおじいちゃん、おばあちゃんまでみんなが楽しめる釣り方です。
たくさん釣って子供を喜ばせたら、お父さんも釣りに行く機会が増えますよ。
春から始まり、秋の最盛期を迎えるころには、アジは20cm近くになり、サバも25cmくらいになります。
明け方と夕方、アジが回遊してくる時間帯にいかに手返し良くエサを入れ、釣れたら早く外せるか、ここが釣果のポイントです。
何回か釣ってみて、コツをつかんでみてください。
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