尼崎魚つり公園を攻略したい
時々行く尼崎魚つり公園、毎日掲載される釣果情報は宝の山です。時々ヒラメやクロソイなど珍しい魚たちが釣れていたりします。持ち帰ると喜ばれるアジはいつ頃釣れているのか?ブリやメジロのフィーバーはいつなのか?2021年4月から2023年5月までの釣果情報を調べてみました。イワシが一番釣れているだろうと思っていたが、サバが一番釣れてた。
尼崎魚つり公園の釣果情報
いつも感心しているのが尼崎魚つり公園の釣果情報。
魚種、サイズ、釣れた数、気温、水温、潮の大きさ、干満など、開園された日はもれなく掲載されています。
その情報をデータにして釣れる時期を予想出来たら...
そう思って早2年、WEBのデータを取り出すアプリとか、苦戦しながらプログラムを組んだりしていましたが、やっと取り出すことに成功しました。
2021/4/1~2023/5/31のデータを対象に分析します。
WEBの表現はほとんど同じなのですが、表現が違うところもたまにあります。
一部データが欠損しているかもしれませんが、マクロ的にみるとほぼ誤差くらいだと思います。
あくまで、参考データとしてご覧ください。
ちなみに尼崎魚つり公園の釣果情報はこんな感じです。
尼崎魚つり公園で釣れる魚たち
尼崎魚つり公園では思ったよりもたくさんの種類の魚たちが釣れるんです。
- アイナメ(アブシン)
- アコウ
- アジ(マアジ、豆アジ、小アジ、中アジ、大アジ)
- アナゴ
- イシガキダイ
- イソギンポ
- イワシ(マイワシ)
- カタクチイワシ
- カタボシイワシ
- ウルメイワシ
- カワハギ
- ウマヅラハギ
- ウミタナゴ
- エソ
- ガシラ
- カマス
- カレイ
- キス
- キビレ
- チヌ
- グレ
- クロソイ
- コウイカ
- コショウダイ
- コノシロ
- サッパ
- サバ(小サバ、大サバ)
- サヨリ
- サワラ(サゴシ)
- サンバソウ
- シログチ
- スズキ(セイゴ、ハネ)
- ヒラスズキ
- ダツ
- ヒイラギ
- ヒラメ
- ブリ(ツバス、ハマチ、メジロ)
- マタナゴ
- マツダイ
- マハゼ(ハゼ)
この中で尼崎魚つり公園で釣ったことがあるのは、マアジ、サバ、サヨリ、サッパ、コノシロ、セイゴ、マハゼ、マイワシ、カタクチイワシ、カタボシイワシくらいだったような気がします、たぶん。
ツバスやチヌの小さいのも釣ったことがあるかもしれません。
そういえば、釣り公園の管理棟に魚拓がありました。
大きいクロソイが釣れたりするんや~と思った記憶があります。
今回調査した2021/4/1~2023/5/31の期間内に一番釣果情報で数が出てきたのは何だと思いますか?
釣果情報に出てきた魚の数トップ10
私はイワシだと思っていたのですが、サバで46%を占めていました。
イワシ族のイワシ、カタボシイワシ、カタクチイワシ、マイワシを合わせても全体の36%なんです。
もちろん、この数は実際に釣れた数とは違います。
釣り公園の係の方が独自の基準で計測された数なので。
でも、非常に参考になるデータです。
約2年で90万匹ってすごい数ですが、半分はサバなんですね。
以下の数字の単位は匹です。
- サバ 415,728
- イワシ 162,895
- カタクチイワシ 96,061
- サッパ 55,596
- アジ 52,032
- カタボシイワシ 32,740
- サヨリ 31,931
- マイワシ 30,396
- ヒイラギ 13,845
- コノシロ 6,325
- チヌ 2,065
- セイゴ 1,818
- ハネ 1,455
- 小アジ 1,184
- メジロ 1,082
- 豆アジ 1,018
- ウルメイワシ 690
- 小サバ 425
- サンバソウ 391
- カワハギ 296
- スズキ 277
- 中アジ 250
- ウミタナゴ 220
- キビレ 214
- ブリ 118
- ハマチ 117
- グレ 70
- ガシラ 45
- ハゼ 33
- ツバス 33
- カマス 15
- マアジ 15
- イシガキダイ 12
- エソ 12
- マハゼ 11
- サワラ 9
- クロソイ 8
- コショウダイ 7
- サゴシ 5
- コウイカ 5
- 大アジ 4
- 大サバ 4
- アコウ 4
- カレイ 2
- アイナメ 2
- マタナゴ 2
- マツダイ 2
- ヒラメ 2
- シログチ 2
- ウマヅラハギ 1
- ダツ 1
- キス 1
- イソギンポ 1
- ヒラスズキ 1
- アナゴ 1
- アブシン 1
総計 909,480
トップ20まで見ると、チヌ、ハネ、メジロなど大きい魚がランクインしているところが尼崎魚つり公園のすごいところ。
最盛期になると滋賀など遠く離れた地域からもブリを狙ってこられたりしてました。
晩御飯のおかずに最適マアジの釣れる時期とサイズ
私が釣りに行って持ち帰る魚の中で、一番喜ばれるのがマアジです。
この2年間で尼崎魚つり公園で最も数が釣れたのは7月、次は10月です。
推測ですが、8月、9月は暑すぎたり、台風が来たり、他のレジャーを楽しんだりと、入場者数が少ないのではないかと思います。
サイズについては15~20cmなど幅を持たせているので、はっきりしたサイズを推測するのは難しいですが最も数が多いサイズ帯は以下のとおりです。
月 | サイズ帯 | 匹数 | 最も大きいサイズ帯 |
---|---|---|---|
1月 | 13~18cm | 251 | 13~20cm(100匹) |
4月 | 14~18cm | 125 | 25~30cm(23匹) |
5月 | 16~18cm | 252 | 24~29cm(8匹) |
6月 | 8~10cm | 220 | 22~27cm(12匹) |
7月 | 6~13cm | 6700 | 23~28cm(5匹) |
8月 | 8~12cm | 3230 | 21~26cm(2匹) |
9月 | 10~15cm | 1180 | 30cm(1匹) |
10月 | 13~16cm | 7140 | 23~30cm(5匹) |
11月 | 13~19cm | 1290 | 22~31cm(35匹) |
12月 | 13~18cm | 280 | 25~31cm(4匹) |
アジの新子が良く釣れる6月から9月は数が釣れますが、サイズは小さ目です。
10月がアジの南蛮漬けに最適な13cm~16cmが良く釣れているようで、自分の経験からも納得のデータです。
また、25cm前後の年を越したアジは、季節にかかわらず釣れているようで、運が良ければ尺アジも釣れますよ。
同じ場所で1人の方が大きいのを固めて釣ることもよくあり、釣りに行く前に釣果情報をよく見ておくと、釣台の釣れた番号が分かったりします。
私も20cmを超えるマアジを釣ったことがあります。
ブリ族狙いのビッグゲーム
昔はなぜ尼崎でブリが釣れるのか?
と思っていましたが、大阪湾ってたくさん回遊しているんです。
尼崎魚つり公園の釣果情報にあがるのは、比較的大きいサイズなので、実際はツバスやハマチもたくさん釣れているはずです。
ちなみに、ブリと呼ばれるのは80cm以上、60cm~80cmがメジロ、40cm~60cmがハマチ、それ以下がツバスです。
良く釣れる時期は10月初旬から12月終盤まで。
最盛期にはえげつないくらいの人、いたるところで竿が曲がっています。
グラフ中の最高点、釣果情報にメジロが60本掲載された日に、私も行ってました。
残念ながら私は釣り上げることはできませんでしたが、ものすごい状況でした。
ブリ族だけではなく、スズキの大きいのも釣れたりするので、さらに楽しめます。
おすすめは、あらかじめエサになるアジを買っていくこと!
大きい魚が回遊しているときには、エサになる魚がなかなか釣れなかったりするので...
釣れたらうれしい珍しい魚の釣れる時期
珍しい魚も時々釣れていますが、コショウダイ、マツダイ、イシガキダイなどは小さいので、珍しいかもしれませんが、あまりうれしくない。
そこそこサイズが良くて、釣ってうれしい魚をピックアップしました。
アコウは10月、11月にいいサイズが上がっていて、半分は雨の日です。
以前から釣り上げたいと思っているのがクロソイ、4月と晩秋に釣れています。
サワラは11月、12月に釣れています。数が少ないのはかかっても鋭い歯で仕掛けが切られるからか?私も切られたような気がする。
私自身、一度も釣ったことが無いのがヒラスズキ、尼崎魚つり公園では激レアですね。
意外なのがヒラメ、武庫川尻の砂地に生息しているのか?ほかのサイトの釣果でも武庫川尻で釣れたとの情報アリ。
大サバはとてもおいしい、西宮ケーソンにもたまに回遊してくるので、11月、12月はねらい目です。
エサ釣りオンリーの尼崎魚つり公園
ルアーは使えません、基本的にエサ釣りです。
サビキとノマセ釣りのタックル一式を持っておけばいろいろ釣れます。
比較的人が少なければ、手持ちはサビキでアジやサバを釣る。
サビキで釣れた魚をエサに、ノマセ釣り。
ノマセは4号くらいの磯竿と、5000番くらいのリールがあれば十分です。
ショアジギングロッドでも可ですが、青物の突進を吸収する長めの竿のほうが取り込みやすそうですよ。
公園にも備え付けのタモ網(竹竿の先に固定網)はありますが、使い勝手が悪いので縦60cm以上の大きめタモ網と5.5~6.0mくらいのタモの柄があるといいですよ。
最悪足りないものは、尼崎魚つり公園の売店で調達できます。
私は今年こそブリ、いやメジロを釣り上げたいと思います。