納得のいくサビキ仕掛けを作りたい
釣り物が少ない冬場、時間に余裕があるオフシーズンに、自分だけのサビキ仕掛けを作ってみませんか?作り方は難しいようで意外と簡単、慣れたら4本針の1セットを30分ほどで作ることができます。スキン、ファイバ、ティンセル、サバ皮などを組み合わせ、お店には売っていない自分だけのサビキ仕掛けでアジを釣りまくろう!
自作サビキ仕掛けを作ろう!
サビキ釣りって、みんな同じような仕掛を使っているし、一つの仕掛けにいろいろな針や装飾をしたものはあまり売られていません。
そう、痒い所に手が届かないのが市販品です。
今日はサバ皮かピンクスキンか?
それともティンセルで装飾したものなのか?
どのパターンでアジが喰ってくるのか分からないとき、1つのサビキ仕掛けにいろいろなタイプがついてればいいのにとか、思うことも多々あります。
いつも使っているのは、大きめのサバがかかっても大丈夫なように、太い仕掛けを使っていますが、いまいちしっくりきません。
それならば、自分が納得のいくサビキ仕掛けを作りましょう。
自作サビキ仕掛けで準備するもの
今回はピンクスキンサビキをつくります。
材料はこちら。
- 小アジ胴打ちハリ(金)
- 幹糸フロロカーボンハリス5号
- エダスフロロカーボンハリス3号
- ソフトスキンピンク
- セキ糸
- 瞬間接着剤
使用する道具は
- ハサミ
- バイス
- ボビンホルダー
ファイバやサバ皮なんか使う時には、セキ糸で括り付けたりするので、ボビンホルダーなんかも使います。
ぜひ使ってみてください。
ハリは平打ちされ光が反射してキラキラ魚を誘惑する、小アジ胴打を使うことにします。
この針だけでも集魚力はあります。
私は春に回遊する25cmくらいのアジを想定し6号を選びましたが、回遊している魚の大きさに合わせてサイズを選んでくださいね。
サビキ針を装飾するためのピンクスキンです。
幅が1cmくらいで3倍くらい伸びます。
平たいままで使っていもいいし、寄ってひも状にしてグルグル巻いても良いと思います。
いろいろな色が売られているので、何種類か揃えておいたら、いろんなバリエーションができて楽しそうです。
準備が整ったところで制作開始。
サビキ仕掛けを作る
いろんな方がサビキ仕掛けの作り方を紹介されています。
順番はだいたい、ハリを装飾した後、ハリスを結ぶ順になっています。
実際にやってみると、スキンを巻いた後、チモトから腰曲がりまでの6~7mmにハリスを結び付けるのは難しいです。
私は最初に針にハリスを結んだあと、スキンを巻き付けることにしました。
針にハリスを結ぶ
外掛け結びや打掛結びなど得意な結び方で良いと思います。
私は得意なフィンガーノットで結びました。
結んだあとハリスを、ハリのチモトから13cmでカットします。
サビキ仕掛けの本数分結びましょう。
私はルアーロッドでサビキ釣りをすることを想定し、少し短めの仕掛けにするので、4本にしました。
スキンを巻き付ける
がまかつのサビキ仕掛けをお手本にすることにしました。
巻き始めると予想に反して難しい。
まずはハリにハリスを結ばずに練習したほうが良いです。
スキンを寄って巻き付けると、思った以上にボリューミー。
こりゃあかん、スキンを寄らずに巻き付ける。
最後はハーフピッチで固定する方も多いようですが、お尻にコブができて不細工です。
けっきょく試行錯誤の末、たどり着いたのは接着剤で貼り付けること。
フラットなままスキンを巻き付け、最後に瞬間接着剤を垂らして、スキンをかぶせ、しばらく乾燥させます。
乾いた後で、余分な部分をカットして終了です。
スキンを伸ばして薄くし、巻いたほうがよさそうです。
胴打ちのハリを使っているので、キラキラが隠れないようにスキンは少し控えめにしたほうがいいですよね。
スキンのボリューム、ハリから伸びる尻尾の部分の長さなど、お好みの長さに調整してください。
ファイバーで装飾
今回使ったのはマルフジさんのシラスファイバです。
細い繊維が束になってスプールに巻き付けられているので、必要な分カットしてそのまま針に巻き付けられます。
バラバラにならないように、あらかじめ束の根元を瞬間接着剤でくっつけておきます。
それを針のチモト部分に沿わせ、セキ糸でグルグル巻き付けてやります。
神経質になることはありません、適当に巻き付けて仕上げは瞬間接着剤で固めます。
それなりの装飾になります。
形を整えたい場合は、セキ糸で括り付け固めた後にカットします。
簡単でしょ。
サビキ仕掛けのエダスを結ぶ
エダスの結び方はいろいろありますが、エイトノットの中にラインを通し、ユニノットで固定する方法です。
もっとも簡単なやり方の1つで、最近はこのやり方を多用しています。
4本針にするので幹糸の長さは1mほどにし、各枝の間隔を20cmにします。
上から1つ目の枝は幹糸の端から20cmのところで、8の字を作ります。
8の字の真ん中のラインにエダスをくぐらせます。
エダスは5cmにするので、全長13cmのうち8cmはユニノット用に使います。
エダスの下をユニノットで結び固定します。
ワッカを作って4回グルグル回して編み込み、端糸を引っ張ると完成です。
針は上を向くように調整して締めこんでください。
これを針の数分繰り返し、最後は両端にスナップサルカンを結んで終了です。
市販のサビキ仕掛けには両方スナップを付けたものが多いのでそうしましたが、自分の仕掛けのスタイルに合わせ、サルカンはスナップ付きでなくても良いと思います。
仕掛け巻きを自作する
ホームセンターコーナンでよさそうな素材を発見しました。
厚さ5mm、20cm×20cmのゴム製スポンジ素材です。
和気産業から発売されていて、コーナンでは140円くらいだったと思います。
針も簡単に刺さり、何度も繰り替えし使えます。
上下に切れ込みを入れ、ラインを挟んみグルグル巻いてジップロックか何かに入れて保管します。
かさばらなくてちょうど扱いやすい素材です。
今回は5cm×10cmのサイズにするので、このシート1枚で16セット作ることができますよ。
サビキ仕掛を自作するのはアジが釣れないから
ノマセ釣りを始めてつくづく感じたのが、簡単そうに見えて意外とアジは釣れないということです。
意気込んでブリやメジロを釣る準備は完璧にしていくんですが、いざ本番になるとエサが釣れないんです。
サビキなら簡単に釣れるだろうと思っているんですが、釣れない。
そういえば、ここ数年奥さんとアジを釣りに行っても、アジをたくさん釣るのは奥さんです。
どうやらサビキ釣りが下手になったようです。
そこで、今年はエサ用のアジ確保のため、サビキ釣りの研究をしていこうと思い、釣れるサビキ仕掛けを作るために自作でいろいろ試してみることにしました。
スキン、ファイバ、サバ皮を使ったミックスサビキも作ってみました。
ビーズを付けた物、ケイムラのハリや装飾を使ったものなど作ろうと思います。
あとは、いろいろな装飾針を組み合わせてその日のアジパターンを探るための、リサーチ用のサビキ仕掛けなど。
釣りオフシーズンにいろいろ作り置きすることにします。
是非、みなさんも挑戦してみてください。