
「遠くに投げたいけど、飛ばしサビキはウキ調整が面倒…」とお悩みではありませんか? ぶっこみサビキなら、投げたら底に沈めるだけでOK!潮に流されにくく、初心者でも簡単に良型アジが狙えます。この記事では、必要な道具から10分で作れる自作仕掛け、釣果を伸ばすカゴの調整法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

ぶっこみサビキとは?なぜ初心者でも釣れるのか
ぶっこみサビキとは、サビキ仕掛けの下にオモリ付きのカゴを付け、文字通り海へ「ぶっこむ(投げる)」釣り方です。
初心者に選ばれる3つの理由
- 棚取りが不要: アジの多くは海底付近にいます。ぶっこみサビキはオモリを底に着けるため、勝手にアジがいる「棚」を直撃できます。
- 潮に流されない: ウキを使わないため、風が強い日や潮の流れが速い場所でも仕掛けが流されず、狙ったポイントにアミエビを溜めることができます。
- 良型が狙える: 足元でのサビキ釣りに比べて、沖の深場を狙えるため、20cm〜30cm超え(尺アジ)が掛かる確率が飛躍的に高まります。
アジのぶっこみサビキ仕掛けの特長
ぶっこみサビキ仕掛けは、サビキ仕掛けを海底に落とし、立たせて使います。海底に沈めるために、仕掛けの一番下にオモリを付けます。仕掛けを立たせるために、フロートウキをロケットカゴの上に結びます。

サビキ仕掛けは魚のサイズや、天候に合わせていろいろ変更できます。
飛ばしサビキとの違いと使い分けのポイント
よく比較される「飛ばしサビキ(ウキサビキ)」との最大の違いは、ウキの有無です。
| 特徴 | ぶっこみサビキ | 飛ばしサビキ |
| 構造 | ウキなし・底に沈める | ウキあり・宙層を漂わせる |
| 操作 | 投げて待つだけ(簡単) | ウキ止め調整が必要(やや複雑) |
| メリット | 底のアジを確実に狙える | 幅広い層を探れる・根掛かりが少ない |
| 弱点 | 岩場では根掛かりしやすい | 風や潮で仕掛けが流されやすい |
結論: 底が砂地の場所や、水深が深い場所、風が強い日はぶっこみサビキの一択です!
ぶっこみサビキで狙える魚とベストな時期
ターゲットはアジだけではありません。底を狙うため、多彩なゲストが登場します。
- アジ(本命): 20cm以上の良型が揃いやすい。
- サバ: 強い引きを楽しめる。
- イワシ: 群れが入れば鈴なりに。
- 黒鯛(チヌ): 落ちてきたアミエビに寄ってきた大物が掛かることも!
ベストシーズン: 海水温が上がる5月下旬から11月頃までが最盛期です。特に秋(9月〜10月)は数・型ともに期待できる黄金期です。
準備すべきタックル(竿・リール・ライン)
特別な道具は不要です。手持ちのセットでも始められますが、より快適に楽しむための目安を紹介します。
竿(ロッド)
オモリの重さに合わせて竿を選ぶと良いです。コンパクトロッド、シーバスロッド、ショアジギングロッド、磯竿、遠投カゴ竿などどんな竿でもOK。皆さんよく使うシーバスロッドならぶっこみサビキ仕掛けを少し短くしたら投げられます。

リール
リールは3000番以上4000番くらいで、ラインはナイロンラインなら4号か5号、PEラインなら1号前後がおすすめです。PEラインを使った場合、魚信がダイレクトに手に伝わるのでナイロンよりも楽しめます。シマノのサハラは私もよく使うリールで、コスパが良く、造りもしっかりしています。
最初に使うリールならダイワのクレストなどお手頃な価格のものでも十分です。

有名釣り具メーカーでなくてもスペックが十分のものはあると思います。
ライン(道糸)
ナイロン3号〜4号、またはPEライン1号〜1.5号。
PEラインを使う場合は、先に「ショックリーダー」を結んでおくと、投げる際の高切れ(糸が切れること)を防げます。
【初心者必見】市販のぶっこみサビキセットおすす
「まずは一度試してみたい」という方は、自作する前に市販のセットを購入するのが正解です。以下のセットは、カゴ・糸・針がすべてセットになっており、道糸に結ぶだけで釣りが開始できます。
ささめ針ではおなじみのブッコミサビキセットが販売されています。
ハヤブサからも販売されてますよ。
がまかつからはロケットカゴではなく、サビキかご+スーパーボールを組み合わせた、がまかつ ちょい投げ ドボンサビキがあります。
【徹底図解】コスパ最強!自作ぶっこみサビキ仕掛けの作り方
慣れてきたら、仕掛けを自作しましょう。市販品よりも安く、さらに「釣果を伸ばす工夫」を盛り込むことができます。
自作のキモ:なぜ「ウキ」を仕掛けの上に入れるのか?
ぶっこみサビキをそのまま底に沈めると、仕掛けがベタッと海底に寝てしまいます。これでは魚にエサが見えません。そこで、サビキ仕掛けの一番上に「発泡ウキ」や「シモリ玉」を通します。
こうすることで、水中では仕掛けがピンと垂直に立つようになり、魚から針がはっきりと見えるようになります。これが自作仕掛けで差をつける最大の秘訣です。
シモリウキの7号か8号くらい(直径2cm)、ロケットカゴMサイズ、サビキ仕掛け(1.4m前後で幹糸が3号以上の太目のもの)、オモリ10号(潮の流れ方や、仕掛けをゆっくり沈めたいかなどで調整)を上から順番にクリンチノットで結ぶだけです。
- ロケットカゴ
- シモリ玉
- ハサミ


ロケットカゴに通されている幹糸を切って糸を抜き、シモリウキの分長くした幹糸を結びなおします。
仕掛けを投げているとロケットカゴに擦れるので、ロケットカゴに通す幹糸は擦れに強いフロロカーボンの5号以上が良いです。
発泡シモリウキ7号から8号、サルカンやロケットカゴに擦れると削れていくので、シモリウキの上下にシモリ玉を挟むと耐久性が増します。
ロケットカゴにシモリ玉を通すので、付属されている幹糸を切って外し、ハリス5号を30cmくらいロケットカゴにとおします。

上のサルカンと幹糸を結び、オレンジシモリ玉、発泡シモリ玉、オレンジシモリ玉、ロケットカゴ、オレンジシモリ玉、最後に下のサルカンに幹糸を結んだら出来上がり。
ロケットカゴにつなぐサビキ仕掛けは、回遊しているアジのサイズによって変えます。
私は20cm前後を狙うので、ケイムラサビキの7号をよく使います。
重い仕掛けを少し遠投するので2号くらいの太さは欲しいところです。
大物狙いなら大きく太い仕掛けを使ってみましょう。
納得いく仕掛けを手に入れたいなら、サビキ仕掛けの自作をしてみてはいかがでしょう?

釣りをされる場所にもよりますが、大阪と神戸のあたりは明石海峡のように流れが速くないので、六角オモリの10号くらいで大丈夫です。
平磯海釣り公園や、アジュール舞子などなら30号くらいが必要な時もあります。
こうなると、遠投カゴ竿ではなく投げ竿くらい硬い竿が必要かもしれませんね。
釣果を倍にする!エサ(コマセ)の選び方と詰め方
おすすめのエサ
アミエビは臭いがきついので、手につかないようにチューブタイプのアミエビを使いましょう。

手で直接触ってもフルーティーな香りが漂うだけで、アミエビの臭いは手に残りませんよ。
あとは釣るだけなどアミエビの粒が見えないタイプのエサは海水にすぐ溶け、短時間でエサが無くなります。アミエビの形が見えるチューブタイプのエサを選んでください。
仕掛けを投げるときに飛び散ったりするので、エサが柔らかいときはパン粉など水分を吸う素材を混ぜるといいです。

詰め方のコツ
カゴにエサを詰めすぎるのはNGです。8分目を目安にふわっと入れましょう。ギチギチに詰めると、海中でエサが出ていかず、魚が寄ってきません。
実釣!ぶっこみサビキの釣り方ステップとコツ
ウキ下の調整も不要で、仕掛けを投げて底に落とすだけ。
ぶっこみサビキでのアジの釣り方
- キャスト(投げる): 周囲の安全を確認し、20m〜40mほど沖へ投げます。
- 着底を待つ: 糸がふけて(たるんで)、オモリが底に着いた感触を待ちます。
- 糸フケを取る: リールを少し巻き、糸をピンと張った状態にします。
- コマセを出す: 竿を「グイーッ」と1回大きく煽り、海中でコマセを散布します。
- 待機: 再び糸を張って待ちます。アタリがなければ2〜3分おきに煽ります。
- アタリ!: 竿先が「ガクガクッ!」と震えたら、ゆっくりとリールを巻き始めましょう。
シモリウキ(フロート玉)の浮力で海底からサビキ仕掛けを垂直方向に立ち上がらせます。
ロケットカゴに詰めたアミエビが穴から少しずつ放出されてアジが寄りつき、サビキ仕掛けの横を通るときにエサと間違えてサビキ仕掛けのハリをくわえてくれます。
オモリが海底にとどまるので潮で流されることも少なく、隣の人と仕掛けが絡まることもありません。
波止で釣る場合、ちょい投げと同じ要領で足元から沖合10~20mほどに投げ込むと、波止から伸びた海底の敷石に引っ掛からないので根掛かりが軽減できます。
ぶっこみサビキのコツ
ぶっこみサビキ仕掛けを投入してじっと待っていても釣れますが、少し工夫をすると釣果が変わってきます。
竿先をブルブル振ってエサをばらまき、サビキ仕掛けのアミエビに似せたハリをデカアジにアピールしましょう。
ブルブルを止めた瞬間にマアジが喰いつく確率が高いです。

ルアー釣りのようにボトムポンピングするのも有効です。
少し遠めに投げ込み、海底に着いた仕掛けを竿をしゃくっていったん浮かし、ロケットカゴからアミエビを放出しながらフリーフォールです。
マアジの習性として落ちてくるエサに反応するというのがありますので、この方法はかなり有効です。
ぶっこみサビキの釣り方ポイント、ロケットカゴの窓の調整
ロケットカゴは上の部分と下の部分が分かれるようになっていて、上下の容器を回すことによって窓を広く開いたり、狭くしたりしてエサの出方を調節できます。
魚の活性が高い時には窓を広く開け、仕掛け投入時にエサを一挙に放出します。また、喰いが渋い時には窓を小さくして少しずつエサを出し魚が回遊してくるのを待ちます。置き竿にして気長に待ちましょう。

上下にロケットカゴを引っ張って分割してからエサを詰めましょう。
よくあるトラブルと解決策
よくあるトラブル3点です。
- 根掛かりが多い: オモリを少し軽くするか、着底したらすぐに糸を張るようにしてください。
- 糸が絡まる: 投げる時に仕掛けが回転している可能性があります。優しく「置き投げ」するように投げると改善します。
- エサだけ取られる: 針のサイズが大きすぎるかもしれません。1サイズ小さい針に変えてみましょう。
まとめ:ぶっこみサビキで良型アジを釣り上げよう!
ぶっこみサビキは、難しいテクニック不要で「深場の大物」を狙える素晴らしい釣り方です。 市販のセットで始めても良し、今回紹介した「自作仕掛け」でこだわりの1匹を狙うも良し。
私は某所で遠投、足元など釣り方を駆使し、サビキ仕掛けの種類を変えながらマアジを81匹釣りました。
25cmくらいのめくりアジサイズを交えた釣果でした。

朝6時から足元で、普通の関西風下カゴサビキ仕掛けでウキなしで釣り。
足元で釣れなくなるとウキ仕掛けで沖合10m~20mに投げ、底付近まで下カゴが沈むように。
それでも釣れなくなって、10時頃からはぶっこみサビキ仕掛けで誘いを入れながら。

うまくいけば、このようにマアジを大漁に釣ることもできます。
次の週末は、ぜひこの記事を参考に、堤防から大きなアジを釣り上げてください!

サーフからのぶっこみサビキ(ぶっこみアジ)もありかも...

ぶっこみサビキでたくさん釣ってくださいね。

