ラインを切らずにオモリを交換したいよね
ウキ釣りをしているときや、ちょい投げをしているときに中通しオモリの重さを変えたいときがあります。その度に幹糸を切って中通しオモリをはずし、違う重さの中通しオモリをとおして幹糸をサルカンに結びなおす。自分なら2~3分くらいは最低かかると思います。時合突入の場合などなるべく時間は短くしたいですよね。
2012年から発売されている第一精工のフリーシンカー、釣具屋さんで見つけて使えそうだったのでご紹介します。
糸を切らずにオモリ交換できるアイテム発見
以前、磯研のコアーシンカーをご紹介したことがありましたが、どうやら昔からあったんですね。
糸を切らずにオモリを交換できるフリーシンカーなるものが。
イチバンエイトに行ってキス釣りのオモリを探していた時に、たまたまに見つけました。
普通の中通しオモリの穴を大きくして、テーパーがついたゴム管を差し込む仕組みになっています。
ちなみに磯研のコア・シンカーはこんな感じです。オモリのタイプは違いますが、磯研も1~3号まで丸オモリタイプがあります。
私が持っている物は円柱形になった3Bとか5Bの軽いものです。
磯研のコアシンカーと第一精工のフリーシンカーの機能の違いを見てみましょう。
発想は同じだが機能性が違います
フリーシンカーはあらかじめ幹糸にゴム部分を通しておいて、スリットが入ったオモリをはめ込む構造になっています。
糸を切らずにオモリ交換
フリーシンカーは基本あらかじめ幹糸にゴム管を通しておいてから、シンカーを装着します。
コアシンカーはヨージとシンカーを合わせて切れ目からラインにはめ込み、シンカー部分を回すと中通しオモリの状態になります。かなり簡単です。
フリーシンカーでも一工夫すればコアシンカーのようにゴム部分とオモリ部分を幹糸に装着することともできます。
パッケージの裏にも説明書きとして書かれています。
ゴム管が簡単に切れると書かれていますが、簡単には切れません。
どちらかというとハサミを使うほうが簡単に切れます。
拡大するときれいに切れてないことが分かりますね。
ゴム管に切れ目が入ったことで、溝にラインがひっかかり中通しオモリとしての性能が損なわれる可能性があるので、あまりおすすめできませんね。
オモリの固定
細いラインの場合、シンカーとヨージの間にラインを挟み込んで固定することもできます。
スリムシンカーは中がゴム素材なので固定されてるように見えて、強く引っ張るとズレます。
若干コアシンカーのほうが機能性に優れているように思います。ヨージはゴム系樹脂で硬いけれど、ラインは傷まない素材となっています。がっちり挟んでズレません。
フリーシンカーもコアシンカーも25lb(7号)のリーダーは挟めませんでしたが、20lb(5号)のラインなら問題なく挟むことができました。
フリーシンカーはどこが優れているのか?
機能的にはコアシンカーのほうが優れています。
唯一フリーシンカーが優れているところはコストです。
1号で比較してみます。コアシンカーの1号は2個で大体300円です。150円/個。
それに対しフリーシンカーは4個入って250円くらいです。60~70円/個。
単価が半額以下です。少し不便なところを除けば、こちらのほうがランニングコストを抑えることができますね。
さらに調査を続けるとダイワ ワンタッチシンカー
もっと便利なものはないのかと探していると、ダイワのワンタッチシンカーを発見しました。
手元にはありませんが、ラインに挟んでガン玉を閉じるように手で挟んで開いたところを閉じるだけでロックされるようです。無茶苦茶らくちんですね。
ただしキス釣りのように、底をズルズル引くのには向いてなさそうです。
蛍光キラキラは集魚効果が期待できるので、カワハギ釣りにはもってこいかもしれません。
私のフリーシンカーの使い方
キス釣りとタチウオのウキ釣りに使う予定です。
キス釣りはライトタックルで近場を責めるときには1号(3.75g)を、少し遠くのポイントを狙う時には1.5号(5.63g)を使うつもりです。
以前は毎回PEラインの先に結んだリーダーを切って結びなおしていましたが、その手間が省けるしリーダーも短くならないので重宝しそうです。
タチウオのウキ釣りでもエサをサバにしたりキビナゴにしたりエサの重さがまちまちだったり、深場を責めるときにオモリを重くしたいときなどに便利ですね。
あと2月もすれば波止ではタチウオのウキ釣りが始まるので、それまでに第一精工のフリーシンカーの使い方をマスターしておきます。
皆さんも参考にしてみてください。コスパは良いですよ。