たまにはドラグメンテナンス
買って間もないダイワ レグザLT4000S-CXHだが、セットアッパー125S-DRを引くとドラグが滑る音がする。ドラグを締めても音がする、なぜ?ドラグについてよく理解しようと思い、ドラググリスを塗りなおしてメンテナンスしてみました。今まで簡単なメンテナンスしかしていませんでしたが、案外簡単にできるのでご紹介します。
ドラグを締めてもドラグ音が鳴る
ドラグのメンテナンスしようと思ったのが、昨年末に買ったダイワ レグザLT4000S-CXHのドラグ音。
買って2回目の釣行でセットアッパー125S-DRをただ巻きしたとき、ドラグを締めているのにドラグ音が鳴る。
新品のリールなので、ドラグワッシャーが擦り減っているわけではなさそうだし、グリスが切れていることもないと思うので、リールを洗う時にドラグを緩めてたので、水が入ってしまったのではないかと疑いました。
それで、スプールのドラグを分解してメンテナンスしようと思ったのですが、なんせ初めての経験です。
いきなり新品のリールを分解するのは少し怖いので、シマノの15セドナ2500Sで試してみることにしました。
セドナすまんが実験台になってくれ!
心の中でつぶやきながらも、6年近くドラグのメンテナンスをしていないリールがどうなっているのか興味津々で始めました。
ドラグのメンテナンスで使う道具一式
今回はシマノのリールなので、シマノのメンテナンス用グリスACE-0(03305DG01)を使います。
近くの釣具屋さんで探しましたが、無かったのでヘッジホッグスタジオ楽天店でポチッと買いましたよ。
ドラグワッシャーについた古いグリスを洗い落とすため、KUREのパーツクリーナーを使いました。安いやつです。
プラスティック部分も洗浄するなら、プラスティックOKのものもあります。
あとは、洗浄液に浸すようの金属の皿、マイナスドライバー、ピンセット、汚れをふき取る綿棒、キッチンペーパー。
ティッシュは繊維が部品にくっ付きやすいので、使わないほうがいいです。
スプールからドラグを取り出す
ドラグノブを外すとグリスがはみ出し汚れたメインシャフト、ドラグワッシャーを止めているピンがあります。
ピンはマイナスドライバーですぐに外せます。
ワッシャーをピンセットで挟んで取り出すと、ドラググリスがかなりべっとり付着しています。
グリスは経年劣化で変色しているように見えます。
さすがにリーズナブルなリール、パーツが非常に少ないです。
金属製のワッシャーとフェルトワッシャー1枚ずつ。
ワッシャーを拡大してみると、少し黒っぽい汚れがついています。
ドラググリスのものでは無い、おそらくボディ内部の金属摩耗の粉交じりのグリスが、メインシャフトに付着して出てきたものだと思います。
(ドラグメンテナンスの後、15セドナをオーバーホールしてわかったことです。オーバーホールは別の記事にまとめます。)
フェルトワッシャーも黄色っぽく変色していますね。
この汚れをきれいに落としていきます。
ドラグのお掃除と新しいドラググリス塗布
ワッシャー類にパーツクリーナーを吹きかけ、溶液に浸してピンセットで振り洗いします。すぐに汚れが剥がれます。
キッチンペーパーの上に乗せよく乾かします。
乾いたらドラググリスを指ですくってべっとりワッシャーに塗ります。
かなりネチャネチャ粘っこいグリスですが、フィルトワッシャーにたっぷり塗り込みました。
少し多めくらいかなと思うくらいが良いようです。
綿棒できれいにドラグノブの下も拭き上げ、外した逆の順番にパーツをくみ上げて完成です。
ドラグノブは緩めたまま保管してくださいね。
ダイワ 19レグザほぼ新品の場合
釣行1回のレグザ、おそらくリールを洗った時、おそらく水が入ってしまったと思われるので、ドラグを分解してグリスを塗りなおします。
新しいのでかなりキレイですが、セットアッパーを投げて巻くとドラグ音が鳴るんです。
廉価版リール、セドナのフェイルワッシャー1枚に対し、レグザは3枚です。
パーツクリーナーで洗浄して乾かし、ドラググリスを塗って組みなおすと出来上がり。
簡単ですよ。
ドラグが適度に滑っているかどうか確認して出来上がり。
2回目の釣行でダイワ セットアッパー125S-DRを投げ、早巻きしてみましたがドラグ音はなりませんでした。
メンテナンスの効果ありだったと思います。
ドラグメンテナンス未実施15レブロスの場合
2018年に買った15レブロス、3年間ドラグはノーメンテナンス。
ドラグの中はどうなっているのでしょう?
新品レグザと15レブロスのドラグの中身を比べてみました。
15レブロスはフェルトではないような素材の黒っぽいワッシャーでした。けっして汚れているから黒くなっているわけではないです。
ドラグを締めて保管していたのが悪いのか?真ん中のワッシャーに型がついています。
もしかしたら、元々そうだったのかもしれません。
ドラグをくみ上げ、ドラグが効くことを確認して作業終了。
慣れれば、30分ほどでドラグのメンテナスができるようになります。
思ったよりも簡単にできますよ。
スピニングリールドラグメンテナンスのまとめ
自分でメンテナンスして調子悪くなるといやなので、今までメンテナンスしてなかったドラグですが、やってみると意外と簡単。ドラグの滑り調子が良くなりました。
スピニングリールのドラググリスは釣具屋さんに置いていないところも多いと思いますので、ネットで買うのが確実です。
私はシマノのリールもダイワのリールもシマノ純正サービス用グリスACE-0を使いましたが、ダイワのグリスでももちろんOKです。
まずは、手持ちのメンテナンスしていない廉価版のリールで試すのをおすすめします。
釣りオフシーズンに是非一度お試しください。