
皆さんは、最近リールを巻いていて「なんだか回転が重いな」「シャリシャリ音がするかも…」と気になったことはありませんか?
大切な相棒だからこそ、長く快適に使いたいものですよね。でも、「リールを分解してパーツを無くしたらどうしよう」「オイルとグリスってどう使い分ければいいのか?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私も以前は「釣行後の水洗いだけで十分でしょ!」と高を括り、数年間メンテを放置してリールの巻き心地を悪くしてしまった苦い経験があります(汗)。
結論からお伝えすると、「分解なし」でも、スプレータイプのオイルとグリスを正しい箇所へ注油するだけで、リールの滑らかな巻き心地は見違えるほど復活します!
今回は、愛用のダイワ・シマノのリールを例に、初心者でも失敗しない基本の注油メンテナンス手順を分かりやすく解説します。これさえ読めば、次の釣行がもっと楽しみになりますよ!
結論:リールメンテナンスの基本とオイル・グリスの使い分け
リールメンテナンスの基本は「洗い」と「適切な注油」です。注油を行う際は、パーツの動き(接点)に応じてオイルとグリスを明確に使い分けることが最大のポイントになります。
オイルとグリスの違いと役割
| 種類 | 特徴・役割 | 主な使用箇所 |
| リールオイル | 粘度が低くサラサラ。回転抵抗を極力減らし、軽快な動きを与える。 | ・メインシャフト ・ハンドルノブの軸(ベアリング) |
| リールグリス | 粘度が高くドロッとしている。金属同士の摩耗を防ぎ、耐久性を高める。 | ・ハンドル軸の差し込み部 ・ベールの可動部 ・(機種により)ラインローラー |
- 点や線で接触する軽い回転部 = オイル
- 面と面が強く擦れ合う金属接合部・ギア部 = グリスと覚えておくと迷いません!
今回メンテナンスに使用したタックル・アイテム
実際に普段のソロフィッシングで活躍してくれている愛機たちをメンテナンスしていきます。
メンテナンスしたリール
- ダイワ:レグザ LT3000S-CXH / フリームス LT2500 / クレスト
- シマノ:サハラ C3000 / セドナ
※ダイワの「マグシールド」搭載機(レグザ、フリームス等)は基本的にメイン機構がメンテナンスフリー設計ですが、日常的なシャフトや外部可動部への適切な注油は効果的です。
用意するもの
- ダイワ リールガードスプレーセット(オイル・グリスの2本セット)
- キッチンペーパー(※ティッシュは繊維が内部に詰まるため厳禁!)
- 新聞紙(作業スペースの汚れ防止用)
- 輪ゴム(ラインローラーの動作確認用)

【実践】初心者でも5分でできる!スピニングリールの注油手順
注油作業は必ず「釣行後の海水・汚れを水洗いでしっかり落とし、陰干しで乾燥させた状態」で行ってください。
STEP 1:ハンドル&ハンドルノブへの注油
- ハンドルキャップを外し、本体からハンドルを引き抜きます。
- ハンドル軸の金属部には摩耗を防ぐためにグリスを軽くスプレーします。
- ハンドルノブの回転軸(ノブの隙間)には、軽快な回転を維持するためにオイルをチョンと一吹きします。


スプレーは勢いが強いので、ノズルを近づけて「半押し」くらいで優しく噴射するのがポイントです!
STEP 2:メインシャフトへの注油
- ドラグノブを緩めてスプールを外します。
- 露出したメインシャフト(中央の金属棒)に付着した古い黒ずみオイルを、キッチンペーパーで綺麗に拭き取ります。
- 綺麗な状態になったシャフトにオイルをスプレーし、スプールを戻して数回上下させて馴染ませます。


ダイワのマグシールド機(レグザなど)の場合、磁性オイルの部に余計なオイルが浸入すると防塵・防水性能を損なう恐れがあります。オイルを直接噴射するのではなく、キッチンペーパーに少量とって薄く塗る程度にとどめるのが安心です。

STEP 3:ベール可動部への注油
- ベールの根元(左右の稼働するネジ部付近)の隙間にグリスをスプレーします。
- 注油後、手で何度もベールをパタパタと開閉させ、可動部の奥までグリスを馴染ませます。

STEP 4:ラインローラーのチェック&注油
ラインローラーは糸ガラミ防止やPEラインの寿命に直結する超重要パーツです。

- 輪ゴムを使った回転チェック:ラインローラーに輪ゴムを押し当てて左右に引っ張ります。滑らかに回っていればOK!
- 注油:メーカー推奨はグリスですが、回転の軽さを重視したい場合はオイルを隙間に数滴注油します。回転が重い・固まっている場合は分解して固形化したオイル・グリスを拭き取りましょう。


仕上げ:PEライン保護スプレーでトラブル激減!
リール本体のメンテナンスが終わったら、スプールに巻いてあるPEラインにもケアをしておきましょう。
- 使用アイテム:『バリバス PEにシュッ!』や『KURE シリコンスプレー』
- 手順:スプールに巻かれたPEライン全体に均一にスプレーします。
これにより、ガイドとの摩擦抵抗が減って飛距離がアップするだけでなく、ライントラブル(バックラッシュや高切れ)を劇的に防ぐことができます!

メンテナンス時の重大な注意点(やってはいけないこと)
- ドラグワッシャーへの注油はNG!ドラグ内部(ドラグワッシャー)に通常のオイルやグリスが入ると、滑ってドラグが効かなくなります。ドラグ部には必ず専用のドラググリスを使用してください。
- インフィニットストッパー(逆転防止部)へ入れないローラークラッチ部に油脂が回りすぎると、リールが逆転する原因になります。
- ティッシュペーパーの使用は禁止ティッシュの細かな紙粉・繊維がベアリングに入り込むと、かえってシャリ感やゴリ感の原因になります。必ずキッチンペーパーやウエスを使いましょう。
Q&A:リールメンテナンスでよくある疑問
- メンテナンス(注油)の頻度はどれくらいがベストですか?
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釣行2〜3回に1回、または長期保管の前が目安です。ただし、波飛沫をかぶった際や、雨天釣行の後は必ず「水洗い+乾燥+注油」を行ってください。
- ダイワとシマノのスプレーセット、どちらを買うべき?
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基本的にはお持ちのリールメーカーに合わせるのが無難ですが、互換性があります。
成分(鉱物油系・リチウムグリス)に大きな違いはありません。内容量を見るとダイワ(100ml)のほうがシマノ(60ml)よりもコスパに優れているため、迷ったらダイワのリールガードスプレーセットがおすすめです。
- オイルを差しすぎたらどうすればいいですか?
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溢れたオイルはすぐにキッチンペーパーで綺麗に拭き取ってください。
オイルが多すぎると埃や砂を呼び寄せてしまい、パーツの摩耗を早める原因になります。「一吹き・微量」が鉄則です。
まとめ:愛車ならぬ「愛機」をケアして、最高の1匹に出会おう!
今回のポイントを最後におさらいしましょう!
- オイル=点・線(シャフト、ノブ)/グリス=面(ハンドル軸、ベール)
- ティッシュは使わず、キッチンペーパーを使用する
- 注油前にしっかり水洗い&乾燥させておくことが前提
- 仕上げのPEラインコーティングで飛距離&耐久性アップ
「なんだか難しそう…」と感じていたメンテナンスも、分解せずにスプレーするだけなら5分もあれば完了します。
しっかりケアされたリールでキャストすると、滑らかな巻き心地と心地よい打感で、いつもの阪神エリアの釣り場がさらに快適空間に変わりますよ!
ぜひ皆さんも次の休みに向けて、愛用のリールをお手入れしてみてはいかがでしょうか。
これで次の釣行が楽しみになりますね!それでは、良い釣り旅を!


