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安いベアリングでラインローラーチューン
ラインローラーにベアリングを入れとより快適な釣りができることは実証済みですが、リール購入価格の10%をほどのコストを費やすのはもったいない。釣り具のカスタマイズショップでパーツを買うのではなく、直接通販で購入することで何とか費用を抑えることができました。21フリームス用のパーツ選びから組み立てまでのご紹介です。
21フリームスはラインローラーベアリングを安く抑えたい
みなさんご存じの通り、ダイワ21フリームスにはラインローラーにベアリングが入っていません。
買ってしばらくはラインローラー部分が抵抗なく快適にPEラインを放出してくれるのですが、時間が経過するに従いローラーの回転が鈍くなってきます。
以前使っていた15レブロスの時がそうでした。
それで、初めてラインローラーの中にベアリングが入っていないことを知り、ラインローラーの中に入っているカラーというものと、ベライングを交換して滑らかに回転するようになることを経験しました。
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ラインローラーのベアリングを購入したのが、ヘッジホッグスタジオさんでした。
信頼できるショップで、リールの製品名で何を買えばよいかすぐにわかるようになっていてとても便利です。だいたい商品代金と送料を合わせて1,500円くらいになります。
リール本体の実売価格の10%以上の費用が掛かることになります。
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もう少しパーツ代金を抑えることができないかと、探しているとミネベア(ミニチュアベアリングの老舗、ミネベアミツミ株式会社)のボールベアリングが使えるらしいとのことです。
リーズナブルな価格ですが、老舗のメーカーが作っている物なので問題なさそうです。
中間マージンがなくなる分安く購入できるのかもしれませんね。
それで早速試してみました。
ミニチュアベアリングとベアリングシム
ヘッジホッグスタジオで買ったときはベアリングとワッシャー(ベアリングシム)が2枚でした。
今回はベアリングとシム3枚使うそうです。
DDL-630ZZ 673ZZ 内径3mm×外径6mm×幅2.5mmのベアリングと8枚入りのベアリングシム(3X4X0.5mm) イーグル1660を楽天で買いました。
両方合わせて千円弱です。
amazonのほうが少し安いかもしれません。
実質使ったベアリングシム3枚分で計算すると、五百円くらいです。
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うまくいくかどうかは実際にやってみないとわかりませんが、うまくいくなら今後は自分でラインローラーの中のカラーのサイズを測って、パーツを購入することができるようになり、リールのチューニングをお手頃価格でできるようになります。
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数日で商品が届き、釣りに行かない週末に交換してみました。
ラインローラーの交換は調整時間入れて30分ほど
今までも何回かラインローラーを交換してきたので、スムーズに行うことができました。
初めての方でもゆっくり順番に行えば難しくないので心配無用です。
準備するパーツはベアリング1つとベアリングシム3枚。
使う道具はピンセットとプラスドライバ(マイナスドライバーでも可)、輪ゴム。
細かいところが見えない人はハズキルーペなどの拡大鏡です。
![ラインローラー交換一式](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_072459_R.jpg)
まず、ラインローラーの写真を撮っておきましょう。
私は撮り忘れてリールを買ったときに撮影したものを見ました。
3枚のベアリングシムを外側に入れるか、内側に入れるか判断するときに使います。
![ベアリングシムの調整時に使います](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20210919_070649_R.jpg)
輪ゴムでラインローラーのすべりを確認します。
21フリームスは使い込んでないので、ラインローラーはまだまだスムーズに回転していました。
![輪ゴムは滑らないのでラインローラーチェックに便利](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_080937_R.jpg)
使い込んでいくと内部のカラーが滑らなくなり、輪ゴムを上下してもラインローラーは動かなくなります。
ベアリング化は滑らなくなってからでもいいかもしれません。
アーム側からラインローラーを固定しているネジを外します。
ネジの溝を削り取らないように、ぴったりサイズのものを使いましょう。
マイナスドライバーのほうが安全かもしれません。
![ネジをなめないように注意!](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_072546_R.jpg)
ラインローラーの中の白の内側に金色の金属が挟まっているカラーを取り出します。
カラーをベアリングと厚み調整用のベアリングシムに置き換えます。
![白と金がカラー](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_073154guide_R.jpg)
カラーとベアリングの厚みの差があるので、今回はベアリングシム3枚で調整します。
2枚のベアリングシムをアーム側かエアベール側にするのかは、入れてみて決めることにします。
決め手は分解前に撮影したラインローラーの写真です。
同じような感じになれば正解ということになります。
![カラーとベアリングの厚みの差をシムで埋める](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_073403_R.jpg)
アーム側にシムを2枚入れて、ベアリングを差し込み、ラインローラーを入れてみました。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_074544_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_074712_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_074853_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_074958_R.jpg)
う~ん、事前撮影写真と少し違う、アーム側にシムを1枚にすると元どおりになりました。
私の21フリームスはアーム側に1枚、エアベール側に1枚でちょうどよかったです。
輪ゴムでラインローラーのすべりを確認して完了。
ラインローラーベアリング化のポイント
簡単にラインローラーのベアリング化はできますが、初めての方にはいくつか気を付けるポイントがあります。
エアベール側の黒いリングはそのまま使うので、外さないでください。
![写真中央の黒いリングは外さない](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_075637_R.jpg)
ベアリングにはグリスを充填する。といっても、私は簡単にダイワのリールメンテナンス用グリスをスプレーしただけですが。
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
本格的にやるのなら、ベアリングリフレッシュセットを使うといいみたいです。使い方は別途ご説明したいと思います。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/04/20220416_070013_R.jpg)
簡単にリーズナブルにラインローラーをベアリング化できました。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2023/02/20220429_104756_R.jpg)
ベアリングがスムーズに動くとラインの劣化を遅らせることができますし、ゆっくりとラインを巻くときにスムーズさがまったく違います。
釣りシーズン開幕前にやっておきましょう!