自分だけのフックバンドを作る楽しみ
ルアーケースにたくさんのルアーを入れて釣り場に行き、取り出そうとすると絡み合っている。よくあります。遠くでナブラが沸いているのに、なかなかメタルジグを取り出せない。絡み防止のバンドやセーフティーカバーもありますが、外してすぐに使えない。それなら自分だけのフックバンドを作ってやろうと考えたのが、おゆまるとネオジウムです。
ルアーフックが絡まる原因は3つ
釣り場に行ってルアーケースからメタルジグを取り出そうとすると...
なんかしらんけど、いつも絡まっている。
原因は3つ。
- ルアーケースにルアー入れすぎ
- バッグに立ててルアーケースを入れる
- ルアーを持ち運んでいるときに揺れる
どうしてもいろいろなケースに対応できるようにと、たくさん持っていくんですが、多くて持って行ったルアーの1/3くらいしか使いません。
ルアーケースの持ち運び時、ルアーケースを水平にして持っていくことはまずないです。
どうしても立ててしまうので、ケースの一か所にルアーが偏り、フックが絡まる原因になります。
また、ケースに偏った状態でいろいろ歩きながら魚を探すので、ルアーケースからはいつもガシャガシャ音が聞こえてきます。
ルアーにぴったりサイズのケースに1つずつ入れておけば問題は解消するんですけどね。
実際にはミノー、メタルジグ、ジグヘッド+ワームなど、いろいろなサイズのものを持ち運ぶのでごちゃ混ぜ状態です。
ルアーフックの絡み防止グッズいろいろ
いくつか方法があるのは知っています。メリットとデメリットをあげてみます。
からみ防止ゴムバンド
メルカリでルアーを買ったりしたときに、皆さんだいたいこの方法を使われています。
100均などで売られている、髪をくくるための絡みにくいゴム。
これをフックに引っかけるんですよね。
メリットはやはり安い。110円で、80ピース入っていました。
持っているルアーすべてに使うことができます。
デメリットは釣り場に行って使いたいときにすぐに使えない。
セーフティカバー
フックを丸ごとカバーする便利なものもあります。
サイズにもよりますがかなりお安くなっています。
メリットはこれもそこそこ安いことですね。
1つ8円前後です。
デメリットは釣り場で外すのに手間がかかる。
セットアッパーのようにフックが3つあったら3つとも外すので、それなりに時間がかかります。
セーフティカバー
2つのフックのルアーなら便利なフックバンドもあります。OWNERのフックバンドです。
超便利です。
メリット簡単な操作で取り付け、取り外しができること。
デメリットは単価が高い、1つ100円以上します。
3つのフックには適していない。
どれも一長一短がありますね。
マグネットシートは磁力が弱くて不向き
まず思いついたのが、ルアーケースにマグネットシートを貼り付け、フック部分を固定することです。
これってかなり強力じゃないかと思ったんですが...
私のイメージとは違い、フックに触れてようやくくっつく感じでした。
そもそもの用途では、シートの面全体をつかって金属面にくっつけるので、ルアーフックなど点で接するものに対しては磁力が足りなかったんです。
もっと強力な磁石が必要です。となればアレしかない。
おゆまるとネオジウムで自作フックバンド
今回は100均グッズでつくりますよ。
強力磁石と言えばネオジウム。うちの娘たちも使ってました。
フックに7~8mm近づけるとフックが宙に浮きます。
それとこちらもご存じの方が多いのではないかと思う、おゆまる。
80℃のお湯につけると柔らかくなり自由に形を変えられます。
これら2つを組み合わせて自作のフックバンドを作ります。
基本的な考えは、柔らかくしたおゆまるにネオジウムを埋め込みます。フックをすべてネオジウムで固定するか、フックの1つをおゆまるに引っかけるかは自分の使いやすさによります。
ネオジウムは1パック8個入りなので1個当たり13.75円、2フックルアーの場合27.5円。
おゆまるは1パック3個入りで9個分作れるのでルアー1つアタリ12円。1セット作るのに約40円くらいです。
フック2つをネオジウム
1つ目の作品はネオジウムで2つのフックを固定するものです。
ボディの形に成形しおゆまるでボディを挟み、埋め込んだネオジウムにフックをくっつけます。
フック2つをネオジウム
3つのフックの場合は、おゆまるの先端をループにしてフックに引っかけるようにし、真ん中と後ろのフックはネオジウムにくっつけるようにしました。
おゆまるだけでできる
おゆまるで2つのループを作ればネオジウムも不要。
少しだけ抜き差しに時間がかかる。
見てくれは少し悪いですが機能的で自分のルアーサイズにぴったりしたものを作ることができますよ。
ルアーフックの絡みのまとめ
おゆまるとネオジウムで作ったフックバンドでルアーフックを固定し、ルアーケースに入れて持ち歩いてみました。
それぞれのフックが少しだけかかったりしましたが、ガッツり絡まることはありませんでした。
工夫次第でもっと便利なフックバンドが作れると思います。
おゆまるのフックバンドなら、フックによる傷が入っても大丈夫です。
80℃のお湯につけてやると柔らかくなるので、もう一度形を作り直しましょう。
色も豊富なので、ルアーの種類によって変えてやるとどのルアー用なのかすぐに識別できます。釣り場でいろいろルアーを使った後スムーズにフックを収納することができますね。
雨降りなど釣りに出かけられないとき、お子様といっしょにちょっとした工作が楽しめますよ。