ロッドの継ぎ目を保護
最近、3ピース、5ピースのマルチピースロッドをよく使っています。継ぎが多い分すっぽ抜けしないかどうか気になっていたところ、継ぎの隙間を調整しかつ継ぎ目を保護できるフェルールワックスの存在を知りました。簡単なメンテナンスで効果抜群、買ってよかったアイテムの一つになりました。
フェルールワックスの必要性
ロッドに塗るワックスということはわかっているんだけど、なんでフェルールなのか?
調べてみると、どうやらロッドの継ぎ目のことをフェルールというらしい。
印籠継ぎならスピゴットフェルール、逆並継ぎはスリップオーバーフェルールと呼んでいるようです。
なぜ必要なのか?
私も以前からなんとなく気づいていましたが、ロッドの抜き差しをしているとときどき手に黒い粉が付きます。
ロッドを刺したり抜いたりしたときに、継ぎ目の部分が摩擦で削れ、カーボンの粉がついているのだろうと思ってました。
さほど気にしませんでしたが、いずれは削れてユルユルになり、キャスト時に外れてしまうのではないかと。
その問題を解決してくれるのがフェルールワックスというアイテムです。
見た目、リップクリームのように見えますが、クリームではなくてワックスです。
- ロッドの継ぎ目を外すときに塗るっとしなやかに抜ける
- 継ぎ目が擦り減るのを抑制でき、継ぎ目の緩みや摩耗によるガタつきが軽減される
- キャストする前に継ぎ目の緩みをチェックする回数が減る
- 安心して投げられる
私はキャスト時にロッドの先端がすっぽ抜けたことはありませんが、抜ける人もたまにいます。
誰のこと?
使い方は簡単軽く塗って指で伸ばす
ロッドのジョイントって、かなりザラザラしています。
このザラザラで継いだところが滑らないというのもあるでしょうが、長く使っているとだんだん削れていくんです。
それで、摩耗を防ぐために今回はフェルールワックスを買いました。
使い方は簡単、継ぎ目に3筋か4筋くらい薄く塗ります。
あとは、指で挟んでまんべんなく伸ばします。
クリームのようにベトベトしません。
どちらかというと、板の床に塗るワックスとか、スキー板に塗るワックスのような感じです。ワックスなので...
丁寧に塗ってやると、継ぎ目の表面のカサカサ感がなくなりました。
写真で比べてみるとよくわかります。
フェルールワックスを塗った後に気づきましたが、指にカーボンの黒い粉がついていました。
塗った後は、ロッドを回しながら抜き差ししてなじませます。
使用前とは違い、カサカサ、スポンが、ヌルヌル、スポンになりました。
何度か釣りに行きましたが、まったく抜けることもなく、継ぎ目のカーボンの粉も発生していません。
先日買ったコルトスナイパーBBにも塗りました。
滑らかにジョイント部分を抜き差しでき、すごくいい感じです。
スミス以外にもフェルールワックスがありました
2大ブランドの一つがティムコ、スミスより少しだけ安いです。
アキスコは知りませんでしたが、フライの製品を扱っているようです。さらにお安くなっています。
フェルールワックス使用に注意点あり
ただし1つだけ注意点があります。
ロッドの注意書きをよく確認してご使用ください。
今回改めて感じたのは、意外とロッドの継ぎ目って削れていることです。
スミスのフェルールワックスで保護できることを知って安心しました。
そのうえ、すっぽ抜け防止にもなり、一石二鳥です。
買ってよかった商品の一つになりました。
持っているロッドすべてに塗りたくってやろうと思います。