ダイソー加圧式霧吹きプラス北見ハッカ
とうとう本格的な猛暑が始まりました。気温37℃、波止では地面がコンクリートなので熱を吸収し、40℃~50℃くらいになると言われています。実際、真夏に釣りに行くと真昼間なんか暑さのために、釣どころではない状況になりますね。そんな灼熱の中で釣りをしようという人のために、暑さを軽減するための対策を考えてみました。
まずはミストで気化熱利用
街中を歩いていると時々頭上から噴き出しているミスト。
霧の中は涼しい空気で満たされています。
学校の授業でも習った気化熱を利用しています。
気化熱とは液体の物質が気体になるときに周囲から吸収する熱のことですよね。
でも釣り場には水源がないし、霧吹きはいちいち手でポンプを握って霧を吹きだすのは面倒です。
ここはやっぱりあれしかないです。
ダイソーの加圧式霧吹き!
1.5Lのペットボトルに水を入れ、ポンプを押してペットボトルに空気を送り込み加圧します。
あとは霧吹き上部のボタンを押すとミストが噴出します。
これを体や、体のまわりに噴き出すと気化熱で少しひんやりしますよ。
釣りが終わったときに、道具を洗うのにも使える優れものです。
これが消費税込みでたったの108円、すばらしい!
北見ハッカでひんやり
どこかでみたことないですか?
ハッカ飴です。
歯磨き粉にも使われている、口の中でスースーするやつです。
この原料に使われているのが、ハッカ油。
写真は、次女が北海道のお土産に買ってきてくれた、北見ハッカという会社のミントオイルです。
ハッカ草の栽培は紀元前3000年ころから始まったらしく、日本にも2000年くらい前に伝わったそうです。
10世紀頃には貴族の食卓にあがっていたそうです。
このハッカ草の成分を抽出したミントオイルは、人間の皮膚の感覚器がメントールと反応すると、実際には冷たくないのに冷たいと感じてしまうそうです。
何年か前に、探偵ナイトスクープでアイヌの涙というハッカオイルを湯船に入れて、はいると寒くなるという企画がありました。
番組でアイヌの涙を入れた風呂に入った方々が、寒さ?のあまり毛布にくるまってブルブルと震えていたのを思い出します。
私も普段から暑いときにこのハッカ油を水に溶かして、百均のスプレーで腕や首周りに吹きかけ、涼しい感覚を楽しんでいます。
数滴水に入れるだけで肌がひんやりとするくらいの濃度の液ができあがります。
この20mlの瓶で何十リットルもひんやりする液体を作ることができますよ。
たぶん、1本でひと夏持つのでは?
ハッカ油を混ぜた水の気化熱で実際に熱は奪われると思いますが、ハッカ油自体はあくまで熱を奪うのではなく、皮膚がひんやりと感じるだけです。
熱中症の根本対策にはなりませんので、ご注意ください。
空調付きの服ですずしく
けっこういろいろな種類が売られていることにびっくりしました。
子供のころ夏の暑い日に外で遊んで汗をかいたあと家に帰り、扇風機の前でTシャツの前の裾をまくり、体に風を当て汗を乾かしてひんやりとする感覚を楽しむのが、最高の涼み方でした。
このひんやりは、気化熱で体の熱が奪われたことによるひんやり感です。
炎天下釣りをしていても、汗をかいたところに風が吹くと涼しくなります。
この仕組みを人工的に常時実現する画期的な服があるのです。
むっちゃ高いですが、原理的には扇風機の前でTシャツをまくるのと同じです。
腰のあたりから外気をファンで取り込み、服と体の間に空気を流し首から外に放出するようです。
汗をかいた皮膚に風があたり、気化熱で涼しくなります。
空調服という会社がこの原理の解説をされています。
この空調服のファンが使われている商品もたくさん販売されていますよ。
ミズノの商品も同じように思えてきましたが...
究極の暑さ対策は空調服+加圧式霧吹き+ハッカ油
これら3点を組み合わせると究極の暑さ対策グッズになること間違いありません。
空調服を着て、1.5Lのペットボトルにハッカ油を適度な濃度になるまで溶かし、ダイソーの加圧式霧吹きでミントのミストを空調服のファンの周りに噴き出します。
ファンから空調服のなかに吸い込まれたハッカ油のミストが気化熱で熱を奪うとともに、肌の感覚器がミントでさらに涼しく感じる。
最高の暑さ対策とは思いませんか?
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そんな暑いときに、わざわざ釣りに行かなくてもいいんじゃないかって?
私の家族からも言われそうです。
涼しい早朝に出かけたほうが良いかも...