PEテーパーちから糸の代用
シーバスロッドで細いPEラインを使い、重いオモリを投げるとPEラインが切れた。投げ釣りで使っているPEテーパーちから糸ならキャスト時の衝撃に耐えられるだろうと思ったが、非常に高価で手が出ない。そこで思いついたのが太いPEラインをリーダーとして使うこと。12時間キャストを繰り返し問題ないことが確認できました。
細いPEラインで重いオモリを投げると切れる
キス釣りに行った時です。
ポイントが遠いので、PEライン0.8号で天秤仕掛けにオモリ10号(37.5g)をセットして思いっきり投げると、オモリが自分の投げたと思う方向から右30度の方向に飛んで行った。
リーダー部分をトップガイドにあてて投げると良いのですが、いつもPEライン部分をトップガイドにあてて投げているんです。
理由は2つ
- 接合部分のFGノットのコブがトップガイドに引っ掛かる
- リーダーがしなやかでないので違和感がある
それで細いPEラインに負荷がかかり何回か投げていると切れてしまったのだという結論に至りました。
それで投げ釣りのようにPEテーパーちから糸を使えばいいんじゃないかという結論に至りましたが、PEテーパーちから糸はたった1本なのに高すぎる!
何か良い方法がないかと考えていたら、良いアイデアが浮かんできました。
PEテーパーちから糸の代わりに太いPEライン+リーダー
PEテーパーちから糸が高いので、太目のPEラインを力糸として使うことにしました。
- 接合部分のFGノットのコブがトップガイドに引っ掛かる
-
フロロカーボンのリーダーが硬いので、ガイドを通るときに衝撃を吸収しない。
- リーダーがしなやかでないので違和感がある
-
フロロカーボンって硬いので、トップガイドに喰いこまずキャストするときに微妙にズレるような気がします。
- 結論
-
リーダーもPEラインにしてやることで解消する。
細いPEラインとリーダーの太いフロロカーボンの間に、PEテーパーちから糸の代わりに4号のPEラインを挟んでやりました。
フロロカーボンとPEライン4号はFGノットで。
PEライン4号とPEライン1号はFGノットでもいいし、SFノットでも良いと思います。
写真は3日間10号のオモリを合計12時間投げ続けた後の状態です。
しなやかにかつ、思いっきり投げても全く問題なしでした。
PEテーパーちから糸の20分の1くらいの材料費でPEリーダー
たとえば、2024年8月現在、東レ(TORAY) PEライン 投PEラディウス テーパーチカラ糸 13mは1,492円。
ダイワ(DAIWA) PEライン UVF PEデュラセンサーX4 200mなら15本分確保できます。
2024年8月現在PEデュラセンサーX4 200mが1,274円なので、13m分は約85円なんです。
このコストパフォーマンスの違いは大きい。
PEラインが何かの障害物に引っ掛かって、高切れしたものなら泣きそうになるくらい大きな損失になりますからね。
シーバスロッドなんか使う場合を考えると、実際のPEラインリーダー部分は長くて2mくらいしか使わないので、もっともっとコストパフォーマンスが良くなります。
先端のフロロカーボンリーダーは結んだほうが良いのか?
私はPEリーダーの先端にフロロカーボンリーダーを結んでいます。
理由は2つです。
- 砂地の下が岩礁など根が荒い場合があるから
- 投げ釣りをしていて青物が回遊して来た時にメタルジグに切り替えるため
根が荒くなく砂地でキスなどの小さい魚しか狙わないなら、PEリーダーを直接天秤に結んでも良いかもしれません。
先日もあったのですが、目の前でナブラが発生したときなど、天秤仕掛けをメタルジグに付け替えてキャストする場合があるので、クッションの役目も果たすフロロカーボンリーダーが必要です。
私はメタルジグにすぐに付け替えができるように、フロロカーボンリーダーの先端にはルアー用のスナップをつけてますよ。
PEテーパーちから糸の代用は問題なく快適に使える
2段階にリーダーを結束するので、世の中では2段リーダーとも呼ばれています。
うまく行くのか半信半疑で3日間、合計12時間くらいシーバスロッドでキャストを繰り返しました。
10号のオモリをフルキャストしていましたが、まったく問題なく、引っ掛かりもなく使うことができました。
目の前でナブラが発生したので、メタルジグに付け替え30cmほどでしたが青物を抜き上げました。
たぶん、もっと大きい青物でも突進をフロロカーボンリーダーが吸収してくれると思います。
本格的な投げ竿で使ったことは無いですが、仕組みとしては大丈夫そうです。
何といってもコストパフォーマンスが良いので、すくなくともシーバスロッドやショアジギングロッドで投げ釣りをしている方は一度試してみてくださいね。