銀狼を買ってみたよ
ファミリーフィッシングにも飽き、何か一つ得意な釣り方をマスターしたいと思っているあなた。私もその一人ですが、チヌをルアーで釣るチニングが面白そうですよ。ハマれば比較的よく釣れるルアーゲーム。身近に生息する大型の魚、人が近づくとすぐ逃げてしまうチヌを、ワームでだまして釣りあげましょう。40cm前後のチヌと格闘するためにチニング専用ロッド、ダイワのシルバーウルフを買ってみました。
シルバーウルフの外観
パッケージにはもちろんCHNING(チニング)が印刷されています。私が買ったのは73ML。
製造国は中国。このロッドと合わせるダイワの21フリームスLT2500XHはベトナム製です。
全体的に細身ですが、ハリがありしっかりしています。ファーストテーパー(先調子)でワームやプラグなどとても操作しやすいです。
トップガイドは多分SiCです。シーバスロッドよりも2周りくらい小さいです。
繊細なアクションが求められるので、ライン操作を確実にするためにガイドは全体的に小さくまとまっています。
細身ですが、15gくらいのホッパーは軽く投げられました。いい感じです。
グリップはセパレート、ロッドの素材はHVF採用。
アジングしようと使ってみましたが、30cmちょっとのイネゴチが釣れました。もちろん抜き上げできましたよ。
21フリームスLT2500-XHをアップロック式のリールシートにしっかりと固定できました。
2500番くらいの軽いリールを使うとバランスが取れます。
ちなみに21フリームス2500番は200gです。
主要スペック
私が買ったのは73MLで一番軽く唯一のチューブラタイプです。その他はティップがダイワのメガトップです。
品名 | 全長 m | 継数 本 | 仕舞 cm | 自重 g | 先径/元経 mm | ルアー 重量 g | ナイロン lb. | PE 号 | カーボン 含有率 % | 価格 円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
73ML | 2.21 | 2 | 115 | 87 | 1.2/9.9 | 4~18 | 4~12 | 0.2~1.0 | 97 | 19,500 |
76L-S | 2.29 | 2 | 119 | 89 | 0.8/9.9 | 2~12 | 2~8 | 0.2~0.8 | 96 | 19,800 |
76ML-S | 2.29 | 2 | 119 | 91 | 0.8/10.4 | 4~18 | 4~12 | 0.2~1.0 | 96 | 19,900 |
710ML-S | 2.39 | 2 | 124 | 96 | 1.1/10.9 | 4~18 | 4~12 | 0.2~1.0 | 96 | 20,200 |
76ML-S-4 | 2.29 | 4 | 63 | 100 | 0.8/10.7 | 4~18 | 4~12 | 0.2~1.0 | 86 | 25,500 |
全体的にコンパクト、しっかりしているわりに軽く87gしかありません。普段使っているシーバスロッドが130g前後ですから、重さの違いははっきりわかります。
タングステンシンカーにオフセットフック+ワームの組み合わせでよく使う、7g~14gのシンカーを投げるのにちょうど良いルアー重量となっています。
PEラインの適合は0.2から1.0号、私は0.6号を中心に使うつもりですが、アジングで使うなら0.4号とかもっと細いものでも良さそうです。
シルバーウルフをシーバスロッドと比較してみた
比較したのは1つ古いダイワ シーバスハンターX86ML。長さは違いますが、基本的構造の違いを比較するのわかりやすいので、シーバスロッドです。
トップガイドを筆頭にガイドはシルバーウルフがかなり小さめです。そもそもブランクの太さがかなり違いますね。
ガイドの間隔もシルバーウルフのほうが短いです。
全長はもちろん違いますが、それ以上に細かいアクションがしやすいようにラインはしっかりロッドに沿うようになっています。
ガイドの数は私が持っているシーバスロッドでは7~8個ですが、シルバーウルフのガイドは10個です。
シルバーウルフは手元側が継ぎの受け側(凹)、シーバスハンターXはトップ側が継ぎの受け側 (凹) になっています。
特性は?今後の調査です。
釣りの道具についてはまだまだ分からないことがたくさんあります。
グリップエンドは全く違います。
手持ちのダイワ レイジーやアブガルシアのクロスフィールドと同じくセパレートタイプです。
扱うルアーの違いによってバランスを変えるんでしょうか?
ここら辺もまだまだ勉強しなくては...
ロッドの曲がり方を比較
ロッドの先端に糸に結んだ投げ釣り用のオモリ20号(75g)をぶら下げ、ロッドの曲がり方を比べてみました。
グリップエンドとロッドの真ん中より少し下あたりをロッドベルトで固定しました。
曲がり方はかなり違います。
同じML表記ですがシーバスハンターX86MLよりシルバーウルフ73MLのほうがかなりやわらかいです。
ついでにシマノのフリーゲーム76ULと比べてみると、さすがにULはやわらかいですね。全く違いました。
シルバーウルフを使ってみた感じ
実際に使ってみた感じですが、重いとは感じませんが軽いとも感じませんでした。
明らかに重量は軽いんですけど、手に持っているという感じはあるんですね。
なんなんでしょう?半日振り続けても疲れないので、やはり軽いのでしょう!
ホッパー、クランクベイト、ワーム(フリーリグ)を投げて操作した感じ、どれも扱いやすかったです。
チューブラトップで少し固めなので、10g前後のルアーをキビキビ動かすのが性能を発揮できそうです。
ロッドの長さから飛距離はあまりでませんが、短い分操作性がよく、狙ったポイントに的確にルアーを投入できます。
5gのメタルジグも水中の動きが手に取るようにわかります。
20cmちょっとのサバが掛かっても、何が釣れたかわかる感度。
自分にぴったりのロッドだと思いました。
シルバーウルフのまとめ
寒い季節なら、ガシラやアイナメなどのライトロックフィッシュゲームにも使えそうです。
フロートリグを使ったアジングやメバリングにちょうど良い固さです。ガシラを釣っても引きを感じることができました。
7gとか10gのフロートリグを使うと30~40mくらいはキャストできるので、沖に浮いてライズした尺メバルを狙うのにも最適です。
ライトゲームにいろいろ使えそうなシルバーウルフです。
私が買ったシルバーウルフは一番リーズナブルな価格帯ですが、1つ上のシルバーウルフ MXタイプにはHVFナノプラスやX45が採用されより的確なチヌゲームを楽しめる設計になっているようです。
さらに上のシルバーウルフ AIR AGSにはAGS、V-ジョイントが採用されていますが、使ったことがないアイテムなので私には語ることができません。
2022年の5月から6月にシルバーウルフAirとシルバーウルフMXが新しくなるので、発売が楽しみです。逆に考えると、現行シルバーウルフは価格下落で買い時かもしれませんね。
まあ、どんなロッドでも釣れる時は釣れるんですけどね。自己満足の世界ですから自分が気に入ったロッドを使うのが一番です。
今回は古いロッドやルアーグッズをメルカリに出品し、その売り上げ5000円+7000円ほどで同じくメルカリで購入しました。
なるべく安く道具を買って、釣りに行く遠征費に小遣いをあてたほうが楽しめるし、釣りもうまくなると思いますからね。
みなさんもチニング始めませんか?
さて、今週もチニングの練習にいくかな。