まじ便利!2ピースロッドはいらないかも
なぜ早く気づかなかったのでしょう?車のラゲッジルームの片隅に置けて、重くて長いロッドケースを持ち運ぶこともなく、遠目に見ると釣りに行くようには見えません。仕舞寸54cmなのに2ピースロッドと変わらぬ釣りができます。おまけに飛行機にだって持ち込み可能。電車に乗ってキス釣りに行くときにも身軽になります。
今回は私の中では初の5ピースロッド、アブガルシア クロスフィールドMBを使って見た感想を語ってみたいと思います。
釣具店に並んでなかったのでメルカリで購入
今回はメルカリで買いました。
ファーストインプレッションはこんなかんじです。
- 2ピースロッドと遜色ない操作性
- 1万円を切る価格でコスパ良し
- 60cmのヒラメを引き寄せるパワーあり
- カーボン含有率のせいか若干張りがない
イチバンエイトに行きましたが、パックロッドの5ピースはアブガルシアのカラーズとシマノのフリーゲームXTで、お目当てのアブ クロスフィールドは売られていませんでした。
ということで、ネットでの購入となり、メルカリをたまたま見ていたところありました。
製品名:XRFS-835M-MB
仕舞寸 | 54cm |
重量 | 151g |
ルアーウェイト | 5-30g |
カーボン含有率 | 77% |
カーボン含有率は他の長さのクロスフィールドMBが84%~99%なのに、なぜかこれだけ77%。まあいいか。
アマゾンで買うと探していた当時は12,000円以上したので、使い勝手がまだよくわかっていないし、まずは使い倒してみようと思い、7,500円の価格にリアクションバイト。
アブガルシア クロスフィールド XRFS-835M-MBです。
決め手は飛行機に持ち込みできるサイズ。
20ルアーマチックMBも考えましたが、どうせ買うなら旅行の時に飛行機持ち込み可能なもの、電車に乗っても邪魔にならないもの、モバイルケースが付属されているものと思い、アブガルシアです。
一応シーバス、エギング、ワインド、ライトショアジギング対応のオールラウンドロッドらしいです。
自分が愛用している長さが同じくらいのダイワ シーバスハンターX86MLと比べてみます。
外観は控えめクロスフィールドMB
写真の撮り方で55cmを超えているように見えますが、実測値は規格の仕舞寸どおり54cmです。
想像以上に短いです。
シーバスハンターXとシマノ フリーゲームS76UL-4と比べるとよくわかります。
2ピース、4ピース、5ピースの違いです。
振り出しロッドのフリーゲームの仕舞寸67.6cmと比べてもかなり短いですね。
トップガイドはSiC
トップガイドはSiCが使われています。
シマノのルアーマチックMBをためらった理由の1つもトップガイドがSiCかどうかでした。
自分でSiCに交換もできますが、セミハードケースもついているしね。
シーバスハンターXよりも若干大きめのガイドですが、口径は同じくらいですね。ブランクスの先端径は0.1mmクロスフィールドのほうが小さいです。
誤差の範囲くらいかな?
手元ガイドは控えめ
手元に近いガイドは明らかに大きさが違います。
やはりシーバス専用ロッドとは違いますね。
コンパクトケースに収納するには、ガイドをコンパクトにすることも必要ですからね。
Xカーボンテープはもはや標準装備
ねじれ防止のため、カーボンがX状に巻かれています。
シーバスハンターXはブレーディングXと呼ばれています。
アブガルシアクロスフィールドではXカーボンテープと呼ばれていますね。
カーボンテープはどちらも手元に近いガイドまでとなっています。
いわゆるバット部分ですね。
巻き方はクロスフィールドが太い繊維で、荒く巻いてある感じですね。
リールシートはダウンロック
シーバスハンターXがリールフットを上に刺して、下から締めあげるアップロックとは逆で、クロスフィールドMBは上から下に向かって締め込むダウンロックタイプが採用されています。
今まで使ってきたのはすべてアップロックだったので、とぉ~っても違和感があります。
慣れの問題だと思いますが。
セパレートグリップで軽量化か?
グリップはシーバスロッドのストレートに対しクロスフィールドMBはセパレートですね。
軽量化のためにセパレートが採用されたのかもしれません。
ライトゲーム向きかもしれませんね。
印籠継は曲がりがスムーズ?
クロスフィールドMBは並継ではなく、印籠継です。
上のピースの中にねじ込むのではなく、上下両側から芯に突き刺す感じですね。
実際には芯は片方に固定されています。
どこを合わせたらよいか分かりやすいようにマーキングされています。
一般的に印籠継のほうが並継よりも滑らかに曲がると言われていますが、ダイワもシマノも並継のモバイルロッドがほとんどです。本当なのかな?と思っていました。実際に使ってみると普通に曲がる。2ピースロッドと変わりないですね、使った感じ。
う~ん、せめてタチウオくらいのを釣ってみないと何とも言えないか?
あっ!そういえば、ダイワとシマノのマルチピース並継モバイルロッドは持ってませんでした。
比べようがないですね。
結論は、普通に曲がるです。
意外にしっかり物のクロスフィールドMB
西宮ケーソンで試し釣りしてみました。
ロッドの組み立ては2~3分くらいです。継ぎ目を合わせるマーカーがあるので、ガイドを一直線に合わせるのは楽です。
適度にねじ込み外れない事だけは念入りに確認しました。
第一投目は軽く、5ピースがバラバラにならないかどうか。
なるわけないですよね。製品として売られているので。
投げるたびに振り出す速度を徐々に上げていき、2時間後にはMAXで振り切りました。
懸念していたピース間の緩みも全くありません。
トップを海面に向け、ジャークしても各ピースが抜ける気配はありませんでした。
今回は20gまでのメタルジグを投げて確認しましたが、MAXの30gは少ししんどそうな感じがします。カーボン含有率が低いからなのか?2ピースのダイワ シーバスハンターX86MLよりは反発力が無いような気がしますね。少しだけです。
20cmくらいのサバしか掛けることはできませんでしたが、小さい魚のあたりは明確にわかるので、感度も悪くありません。
たぶん、ちょい投げでキス釣りをしてもあたりは鮮明に伝わってくると思います。
キス釣りなら2号~5号くらいのオモリがちょうど良いです。
それに、須磨海岸へ行くなら電車釣行もありです。
コンパクトロッド持参の方がたくさん須磨駅で降りて行かれます。
モバイルは荷物がコンパクトになるので、電車の中たくさんの荷物で肩身の狭い思いをすることもありません。
合わせるリールは2500番がいいかも
試し釣りではダイワ レグザLT3000S-CXHを使いましたが、PEラインが巻ける浅いスプールの軽いタイプ、2500番くらいがよさそうです。
もちろん3000番でもいいんですが、手元のガイドが少し小さめなので、リールのスプール径も小さ目のほうがラインがすんなり出ていきそうな気がします。
ロッドの配色も金黒なので、ダイワなら21フリームスがデザイン的にもカッコ良さそうです。
やはり2ピースロッドと比べるとひ弱感は否めません。突然大きな魚がかかったときに対処できるように、ドラグの調整はしました。
最近のリールはドラグの口径が大きくなり、咄嗟の時につまんで回す動作がやりやすくなっています。
PEライン1号が140m巻けるので十分ですよね。
私など大体50~60mくらいしか投げられないので余裕の長さです。