初心者におすすめの投げ釣りタックル
10年ぶりに投げ釣りをしたほぼ初心者ですが、ルアーロッドでの釣りは10年以上やっています。少し釣りに慣れた方が投げ釣りを始めるのに最適なタックルをご紹介します。投げ竿はカーボン含有率が90%以上、リールは投げ専用を使うのがタックルバランスが良いです。ほかの人が狙えない遠いエリアを探って釣果に差をつけましょう。キス釣り、カレイ釣りに最適です。
投げ釣り初心者だからこそわかる初心者におすすめタックル
釣りにもいろいろあって、エサ釣りなら船釣り、サビキ釣り、脈釣り、穴釣りなど、ルアーフィッシングならシーバス、アジング、ショアジギング、エギングなどありとあらゆるジャンルに分かれています。
その中で自分が楽しいと思う釣り方にはまっていくのですが、始めたころが一番いろいろ気づきます。
私もいろいろな釣り方を初めては、もっと釣れるのではないか他の釣り方もやってみる。
そこそこ釣りに関する知識はあります。
今回投げ釣りは10年ぶりのリバイバル。
最初にやろうと思ったときは、投げ竿、リールなど性能をよく理解しないまま始めたので、今一つ楽しいという境地には至りませんでした。
釣りの基礎知識が多少なりとも備わってきて、タックル選びもそこそこ最低ラインですが、十分なものを揃えられたと思いますのでご紹介します。
新品で揃えると3万円くらいになると思いますが、安売り、メルカリなどを駆使し、2万円ちょっとに抑えることができました。
投げ竿はカーボン含有率90%以上のダイワ プライムサーフ
10年前に使っていたのは、先代のダイワ リバティクラブサーフ25号-390でした。
カーボン含有率は25%ほどだったので、今考えるとなんでそんなものを買ったのかと思ってしまいます。
竿の反発力が無く、遠投するには少し物足りない代物で、最長70mくらいでした。
やはりカーボン含有率は重要で、90%以上のエントリークラスを選ぶとダイワのプライムサーフになるんです。
長さは27号-405にしましたが、いろいろな理由で30号-405のほうが良かったかもとも思っています。
でも、自重が30g軽く390gだったのでこれで良し。
カーボン含有率も92%あります。
リバティクラブサーフより優れている点は2点。
- 飛距離格段に伸びた
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リバティクラブサーフとは全く違います。軽く投げて70mは飛びます。力まず少しスイングのスピードを上げてやると100mも軽くクリア。一番違うのが飛距離です。
- ファインピッチガイドロック
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地味だが非常に優れているのがファインピッチガイドロックです。これが有るのと無いのとではストレスのたまり具合が違います。
ずれ防止機構が付いていない誘導ガイドは、重いオモリが付いた仕掛けを投げるとガイドが回ってしまいます。そのたびに竿を竿立てに置き、ズレたガイドを元通りにぐるぐる回して調整します。4~5時間釣りをしていると最低10回以上はガイドを触っていました。
それがほぼゼロです。プライムサーフにはトップガイドから2番目と3番目にファインピッチガイドロックが付いていて、ガイドを溝にはめ込むのでズレることはありません。
プライムサーフのトップガイドをSiCに交換
あとは気持ちの問題もあるのですが、トップガイドがOリングなのが不安です。
ここ何年も買うのはルアーロッドばかりで、トップガイドがSiCの物を使っているからかもしれません。
キス釣りは皆さんほぼPEラインを使われていますが、細いラインを長い間ズルズル巻いているので、トップガイドとの摩擦は必ず発生しています。
トップガイドでPEラインは擦れ、摩擦熱でラインの劣化が進み、PEラインが高切れすることもあります。
交換するのはSiC素材のFujiのPMGST 10・2.4です。
ダイワのホームページでプライムサーフの先端は2.3mmと記載がありますが、実際にノギスで測ると2.4mmでした。
SiCの熱伝導率は60で、Oリングよりもはるかに熱を逃がしやすい素材なんです。
ちなみに熱伝導率は高いほど熱を逃がし、ラインへの負担が軽減されます。
また、ツルツルで非常に滑らかです。
私は過去3回トップガイドを交換したことがあるので、今回も簡単に行けるだろうと思っていましたが、竿が太いせいかルアーロッドのように簡単には外れませんでした。
なんとか無事交換できました。
投げ釣り用ダイワ ウインドサーフ35
普通の汎用リールの6000番くらいを使ってもPEライン0.8号なら100mくらいは投げることができますが、私の場合これが精いっぱいでした。
やはり投げ釣りには投げ釣り用リールを使うのがいいと思います。
今まではデカくて重いので敬遠していましたが、何事も経験と思い今回思い切って買いました。
今のところ115mくらいまで飛ばすことができますが、練習すれば5色(125m)はクリアできそうです。
飛距離が出ると何が良いか?
ちょい投げでは届かないところの魚を釣れること、これにつきます。
去年も投げ釣りの方がとなりでカワハギを釣っていた時、ちょい投げの私は仕掛けが届かず釣果にかなり差がありました。
ただし、やみくもに遠投しても釣れないので、ポイントを良く把握したうえで正確にキャストできるようになることが重要だと思います。
今回はお試しということもあり、メルカリで9,000円程で太糸モデルを買いました。
ラインを下巻きして巻き量を調整しました。
投げ用PEラインは楽しい
ほとんどの方がPEラインを使われていると思いますが、投げ専用のPEラインがある事をご存知でしょうか?
25mごとに色分けされています。
投げ釣りの人は飛距離を放出した色が何回切り替わったかで表現します。
例えば4色半と言えば、25m×4+12.5mなので約110mくらいです。
今回買ったDUELのアーマードF投も投げ釣り用です。
PEラインの表面にフロロ粒子でコーティングされていて、普通のPEラインのように表面が毛羽立ちしにくいのが特徴です。
感度も良く遠投したところからわずかな魚信でも伝わってきます。
それに安いしね。
力糸は必須ですが、私は専用力糸は使わずPEラインの4号をFGノットで結んでいます。
キス釣りくらいなら魚の引きを吸収する必要もないので、PEライン4号の先にリーダーを結ばなくても大丈夫です。
ちなみに力糸を買うとPEラインでできた物なら1本千円くらいで、ナイロンのテーパー力糸でも5本で千円くらいなので1本あたり200円くらいです。
私が使っているダイワの4本編みのマッスルPEなら1,300円くらいで200m、1本10mとして20本とれるので1本あたり65円くらいです。
かなりお得ですよ。
水温が下がったら投げ釣り
水温が下がってきたら魚たちも深場に移動します。
カレイ狙いでも遠投、中投、近投に分けて置き竿にしたりします。
ルアーロッドでは届かないエリアに投げ込んで、他の人と釣果の差をつけましょう。
初心者でも十分遠投できる投げ釣り一式をそろえておけば、年中釣りを楽しめます。
置き竿にするならリールはドラグが付いたものが良いので、ダイワのウインドキャスト6000番がおすすめです。
仕掛けを投げ込んでドラグを緩めてアタリを待ちます。
あとは大きな魚が掛かってくれるのを祈るだけ。
みんなが狙えないエリアを投げ釣りで攻略しましょう!