アジの骨せんべい旨い
たくさん釣れた時に少し困るのがアジ。我が家では南蛮漬けが定番レシピですが、それだけでは消費しきれません。いろいろなバリエーションで釣った魚をおいしくいただくべく、今回はコブ締め、骨せんべい、一夜干しです。
マアジのコブ締め
弟からの便りが届きました。といってもラインですが。広島ではいまだマアジが釣れている様です。それも20~25cmくらいの脂の乗ったとっても美味しそうなマアジです。
まずは3枚におろします。
中骨のところは捨てないでくださいね、とっても美味しい食材なので。
皮をむくのでゼイゴ(ゼンゴ?)は切り取らなくてもいいです。
キッチンペーパーなど滑らない素材のものでマアジをもち、前方の腹のあたりから皮をめくるとうまくむけます。
日本酒、みりん、醤油を同じ程度の割合で調合したものを昆布を敷いたバットに入れ、マアジの身を並べます。
ラップをかけて冷蔵庫で3時間から半日ほど漬け込むと良いらしいですが、私は丸1日以上漬け込みました。
浸かり具合は...
ちょっとつまみ食いでためしましたよ。
1日使ったものを切ってみるとこれくらいしみこんでいました。
昆布のうまみ成分がしみこんで、普段食べている刺身とは少し違った味わいです。
ちらし寿司に乗せて食べても美味しいかもしれません。
日持ちもするようなので、大量にマアジが釣れた時の保存方法としてはよさそうです。
マアジを冷蔵庫で一夜干し
こちらも保存食になりますが、マアジの一夜干しです。
作り方は簡単。
1リットルの水に塩を50gから150g、5%~15%の食塩水に漬け込みます。
時間は1時間ほどです。
脂が乗ったマアジほど塩が良く回るそうですが、どれくらいの塩梅かは...
試行錯誤するしかないようです。
これを皿に並べラップをかけずに冷蔵庫に入れて一晩乾かします。
乾かした後は、ジップロックに入れて冷凍しても良いようです。
食べるときには、凍ったままグリルで焼きます。
今回は冷凍にせずそのまま焼いてみましたが、程よい塩加減で旨みも凝縮されていて、生をそのまま塩焼きしたよりも美味しいです。
ひと手間かかりますが、これも大漁に釣ったときなど保存用には有効な方法だと思います。
一番美味しかったのはマアジの骨せんべい
寿司屋さんで食べたマアジの骨せんべい、実家で食べた骨せんべい、香ばしくどちらもサクサクと食べられて非常に満足しました。
自分も同じくらい美味しいものを作ろうとやってみました。
素材はもちろん3枚におろした真ん中の部分です。
寿司屋さんは頭の部分もカリカリに揚げてましたが、天ぷら油もあまりないので今回は中骨の部分だけです。
3枚おろしが下手なほうが身がたくさんついて骨せんべいには美味しいかもしれません。
これにうすく薄力粉をまぶし、まずは低温で揚げます。
油の温度を160℃にしてマアジを投入!
1回目の揚がり具合は少し白っぽいです。
これを180℃でもう一度あげ直すと、程よくキツネ色になりました。
これにパラパラと塩をふると出来上がり。
ちょっとカッパえびせんのような感じで、ポリポリと食べ始めるとやめられなくなります。
やっぱマアジは、食卓でも人気者です。
早くあったかくなるといいな〜。