大掃除と一緒に釣り具のメンテナンス
釣りのオフシーズンになると、釣り具のメンテナンスの時間です。普段は気づかないかもしれませんが、よく見ると釣り具は劣化したり、こびり付いた汚れでびっくりすることもあります。今回は主にリール、ロッド、ルアーについて、私がいつもやっているメンテナンス方法をご紹介します。
一年の感謝をこめて釣り具メンテナンス
年に一度の大掃除。
私の担当は窓、お風呂。
ガラスをキレイに拭いて、サッシの溝掃除。
お風呂はタイルの目地をカビキラーで漂白したり、鏡の曇りを研磨したり、普段行き届かないところをメンテナンスします。
そう、普段行き届かないところなんです。
釣り道具もシーズン中は釣りに行くことが優先で、細かいメンテナンスまでできません。
私の場合、年末になると次の年の釣行に備え、メンテナンスをします。(といっても正月に釣りに行くんですけどね...)
ありとあらゆるメンテナンスをするので、そこそこメンテナンス用の道具が必要になります
リール、ロッド、ルアーを中心に今年釣りを始めた方の参考になりそうなものをピックアップしました。
リール編
部品点数が多い精密機器のリールは最難関です。
リールメンテナンスをクリアすれば、あとは楽勝ですよ。
普段のメンテナンスでは、オイルやグリスを稼働か所に注入しているかたが多いと思いますが、それが可動部に蓄積されゴミと一緒に固化したりしてます。
また、砂なんかも残っていたりするので要注意!
メンテナンスしたことが無い人要注意のラインローラー
必要なものは輪ゴム、ドライバ(六角レンチ)、パーツクリーナー。
まずは輪ゴムで回転をチェック、回らなかったら中で汚れが固化しているかも。
買って2~3年、メンテナンスをしてなかったら、中は相当汚れています。
ネジタイプにはプラスやマイナスドライバー、上位クラスのリールなら六角レンチやトルクドライバーが必要になったりします。
こだわりのない人は高価なドライバーを揃える必要はありません、普通のドライバーで十分です。
持っているリールのネジの形状をよく確認し、なるべくコンパクトな収納ケースの物が良いと思います。
中を開けるとラインローラーの受け皿部分に汚れがこびり付いていたり、カラーに汚れが付着してたりします。
ボールベアリングを追加している人はベアリングについたグリスが固まっていたりします。
大きい汚れは水道水で濡らしたキッチンペーパーで拭き取ります。
もっときれいにしたい方は、プラスチックに使用しても大丈夫なKUREパーツクリーナーで洗浄してあげましょう。
いらなくなったお皿の上にパーツをのせて吹きかけるだけでOK。
ベアリングのメンテナンスにはベアリングリフレッシュセット
ラインローラーにベアリングを追加している人はベアリングリフレッシュセットを使うとメンテナンスが楽です。
これ一つでパーツクリーナーによる洗浄とグリス注入ができるので。
私はダイワのメンテナンスグリス104を注入してますよ。
詳しくはベアリングリフレッシュセットでラインローラーのスムーズな回転が蘇るをご覧ください。
ラインの塩抜きもお忘れなく
スプールに巻いているPEラインってなめると塩辛いときがあります。
密に巻かれてあるPEラインは水洗いしても中まで海水が抜け切れてないときがあるようです。
毎回行うのがベストですが、すこし手間がかかるので、年に一回くらいはやってあげましょう。
原理は簡単、PEラインを真水に漬けておくだけ。
なんですが、空きスプールにリールのラインを巻きとるのがめんどくさいので、第一精工 高速リサイクラー2.0を使います。
洗面器にためたぬるま湯に最低2時間ほど浸します。
できれば、数時間ごとにPEラインを揉んでやり、一晩おいておくと良いと思います。
良く乾かしPEにシュッ!などのてコーティング剤を吹きかけてやると完了です。
ロッド編
ロッドはガイドと継ぎ目が重要です。
ガイドの汚れ
普段釣行後に欠かさず水洗いをしていても、ガイドをよく見ると汚れがこびり付いていることも多いです。
できればぬるま湯で柔らかめの歯ブラシを使って汚れを取り除いてあげましょう。
洗剤をつけなくても汚れは簡単に取れます。
また、カッターナイフでガイド内部のリングに欠けが無いかどうかチェックします。
引っ掛かりがあれば傷がついているので、ガイド交換が必要になります。
SiCガイドを使ってない人は、比較的簡単にできるので、SiCに交換するのも良いかもしれません。
ロッドのつなぎ緩んでないかな?
ロッドのつなぎ部分に汚れが溜まっていたりすると、破損の原因にもなります。
つなぎ部分も良く水洗いしましょう。
また、緩んでいたり、外れにくくなっているときには、フェルールワックスを塗ると改善されます。
簡単にできるので試してみてください。
ルアー編
ルアーは必ずと言っていいほどフックが錆びています。
お徳用フックとスプリットリングを買って交換します。
フックの交換は慣れないと手に刺さったりして痛いので、なるべく簡単に交換ができるオーナーのスプリットリングオープナーがおすすめです。
シングルフックも買うとまあまあ高いので、自作しても良いですね。
サビキ編
ファミリーに人気のサビキ釣り、サビキカゴやロケットカゴ、ウキスイベル(シモリペット)なんか劣化してることが多いのでチェックが必要です。
サビキ仕掛けはアミエビが付着して放置した状態が長いと、劣化が進んでいるので要チェック。
特にぶっこみサビキ仕掛のラインはロケットカゴの中で擦れたりするので劣化しやすいです。
スイベル類は釣行後真水で洗っていてもサビます。
サビキカゴのスナップは劣化したらスナップサルカンに交換するほうが長持ちするし、カゴの回転によるヨレが無くなるのでおすすめです。
その他補充品をチェック
ソフトルアーは劣化してボロボロになってたりするので、引っ張ってチェックしてみてください。
ケミホタル、サルカン、ハリス、ハリなどよく使う消耗品切れをチェック。
すぐに釣りに行けるように補充しておきましょう。
一度使って再利用しようと思っているサビキ仕掛けも、サビていることが多いのでチェックしておいてくださいね。
サビキ仕掛けの補充は新品を購入してもいいですが、自分で作るのも楽しいのでぜひやってみてください。
正月明けからは真冬の釣りに衣替え、ロックフィッシュがメインになります。
私もそろそろロックフィッシュの準備をしていこうと思います。