ハゼ釣りは奥が深い
全国的に人気が出てきたハゼ釣り、テレビの釣り番組でも時々見ます。
キス釣りをしていても時々ハゼが掛かったりします。
専門で狙うと簡単に釣れる時もあれば、なかなかつれない時もあり奥深い釣りの一つでもあります。
今回は夏の終わりから晩秋にかけてよく釣れるハゼの釣り方です。私はルアーで頑張りますよ。
阪神間で釣れるハゼの種類
武庫川、淀川などの汽水域でよく釣れるハゼ。
通称ハゼと言っていますが、大体2種類です。
どちらもハゼ科で、マハゼとウロハゼです。
時々アナハゼが釣れたりしますが、カジカ科の魚なのでハゼとは違いますよ。
マアジとマルアジ、アイナメとクジメ、マサバとゴマサバなど見分けがつきにくい魚はたくさんいますが、その一つがマハゼとウロハゼです。
マハゼ
マハゼは夏頃から10cm未満の小さいサイズが武庫川や淀川の汽水域で釣れはじめ、秋には10cm超え、晩秋から冬にかけては尼崎魚つり公園など少し沖合へ移動し大きいサイズが釣れます。
食べてもおいしい、癖がなく透明感のある白身です。
私は刺身で食べてみたことがありますが、キスと同じような感じなんですが少しコクがあり、他の白身魚と比べておいしいほうだと思いました。
関東では天ぷらの高級食材となっているようです。たくさん釣れたら我が家も天ぷらで食べてみたいです。
ウロハゼ
ハゼ釣りをしていて手ごたえのあるアタリがあったとき、ほとんどの場合ウロハゼです。
がっちり筋肉質でマハゼと比べて少し平べったい感じがします。
食べたことはありませんが、ウロハゼを食べる地域もあるそうです。
マハゼとウロハゼの見分け方
似ているようでどこか違うマハゼとウロハゼ、ではどこが違うのでしょうか?私の見分け方です。
- マハゼはすっとした細身、ウロハゼはがっちり平べったい筋肉質
- ウロハゼは下あごが前に突き出している
- ウロハゼはマハゼよりも鱗が大きい
そのほか、ウロハゼは歯がしっかりしていて指で触るとザラザラ感がわかります。
両方釣れたら見比べてください、ほかにも特徴があるかもしれませんよ。
ハゼの釣り方
釣り方はいろいろあります。
ウキ釣り、ミャク釣り、投げ釣り、ルアーなど。
延べ竿に玉ウキ釣りもよいですが棚を変えたりするのが煩わしいので、ここではミャク釣りとルアーについて記載します。
ミャク釣り
ミャク釣りの仕掛けはシンプルです。
最低限オモリ、サルカン、ハリがあれば仕掛けを作ることができます。
市販の仕掛けもたくさん発売されています。
天秤仕掛けになっているものが多いです。
私は自作の仕掛けで釣っています。作り方は簡単です。
準備するものはオモリ(3~5号)、ハリス止め、ハリスの先に流線ハリ7~8号を結んだもの。
ハリス止めはあまりなじみがないかもしれませんが、使い方は簡単です。
ハリの反対側のハリスにコブを作りハリス止めの部分に挟み込むだけです。
すっぽ抜けそうに思われるかもしれませんが、いままで抜けたことはありません。
ただし、強く引っ張りすぎるとハリスが切れてしまうので適度な強さで引っ張ってください。
最近タングステンのバレットシンカー、ビーズ、サルカン、流線針のテキサスリグスタイルで釣ってみました、とてもよく釣れました。タングステンは海底の状態をよく伝えてくれるので、とても釣りやすかったです。
エサは石ゴカイ魚肉ソーセージとか貝柱などコンビニの酒の肴で釣る方もいらっしゃいます。
足元に仕掛けを底まで落として少し待ち、アタリがなければ少し場所を変えて同じ動作を繰り返します。障害物の陰に隠れているので、橋桁の下など狙ってみるとたくさん釣れることもあります。
普通にたくさん釣りたい方はエサ釣りが良いと思いますが、ハゼの喰い気がなくなってきたらルアーのほうが釣れるかもしれません。
ハゼのルアー釣り
ハゼがなぜルアーで釣れるのか?
ハゼには縄張り意識があるそうで、自分のテリトリーに入ってきた敵に対し、 尾ビレや腹ビレにかみつく習性があります。その習性を利用し、ハゼが潜む場所の近くに小型クランクなどを泳がせフッキングさせます。
エサ釣りで釣れなくなったらルアーが有利になるのはこのためです。
ハゼ用のクランクベイトやスプーンを使うことが多いようです。
ハゼが潜む川底を狙う必要があるので、ラインを巻くと潜ってくれるクランクベイトのほうが扱いやすいかもしれません。
水深に合わせてクランクベイトを選んでくださいね。ちなみに、ダイワ ハゼクランクDR は潜行深度約2mです。
単価が少し高いのが...
もう少しだけ安いものならデュオ テトラワークス クラクラシンキング、潜行深度0.6~2mです。
私はフリマかな~?
ルアーとエサのハイブリッド釣法
ハゼの威嚇行動を誘発しつつエサで仕留める優れものもあります。
ミャク釣りと同じようにハリス止めがついてます。
石ゴカイなど生エサをつけたり、ワームでも釣れたりするようです。
ワームについては研究中。
ダイワのハゼイモラS35というのがあります。
基本クランクなので障害物を回避しながら川底を泳がすことができます。
少し後ろにつけたエサはウキ気味なるようですね。
やはりダイワは高いですね、スプーンなら少しだけ価格を抑えることができます。
ゼスタのスプーン ブラックスター ハゼスプは天秤仕掛けになっているので、投げるときにハリス止めの先がメインラインに絡みにくくなっています。
軽くキャストしスプーンを沈め底をトレースするように引くとハゼが喰らいつきます。
ロックフィッシュ用に作ったスプーンの仕掛けでも代用できそうですね。
冬に作ったものでやってみる価値ありやな~。
どこで釣るか?
電車でのお手軽釣行なら阪神武庫川駅の周辺がいいですね。
近くにエサを打っているところもあるしね。
あらかじめエサを買っておけば、阪神武庫川団地前周辺でも釣れますよ。
こちらは比較的人が少なく広々使えます。私もよく利用します。
どちらの釣り場も影になるところがないので熱中症対策はしっかりして下さいね。
また、水の事故も多い季節です。
小さいお子様は特に注意が必要です。
ライフジャケットの着用をおすすめします。
夏から秋にかけては気温が高いので、背中が開いたものが比較的涼しくてよいと思います。
大きくなったら腰巻タイプが使えますね。
まとめ
比較的簡単に釣れてだれでも楽しめるハゼ釣りについてでした。
竿やリールは手持ちのもので十分です。
これからそろえる方はメバリングやアジングで使うような比較的ライトなものがよいでしょう。
できれば、電車での釣行を考えパックロッドがおすすめです。
夏の終わりから秋にかけ阪神間の各釣り場は混雑が予想されます。河川敷の広い場所でのんびり釣れるハゼ釣りは、人気の釣り場に入れなかった釣り難民の憩いの場になるでしょう。
簡単な釣り具で楽しめるファミリー向けの釣りです。
まだ初めてない方は始めてみませんか。
追伸:西宮跳ね橋でハゼ釣ってきました。おまけにチヌまで。その模様はこちら。