![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_215927_R.jpg)
あなたはフィッシングプライヤーに何を求めますか?
ずっと前からフィッシングプライヤーには不満がありました。かゆいところに手が届かないのは、プライヤーに何を求めるのかを考えずに買ってしまったこと。そんな時にLure News Rのプレゼント、ハヤブサさんのロングノーズプライヤーが届きました。良い機会なのでフィッシングプライヤーに求める10の機能について考えてみました。
PROXのハイブリッドステンレスプライヤー Sサイズの不満
フィッシングプライヤーって多機能なものは多いんですが、自分の釣り方にピッタリなものを選ばないと、使っていて不満が溜まってきます。
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
私が買ったハイブリッドステンレスプライヤー Sサイズ、毎回使っているのですが1つだけ致命的な欠点があります。
PEラインもスパッと切れて、スプリットリング#2-#4を扱えるので便利なんです。
手のひらサイズのコンパクト、64gでとても軽くて良いのですが...
![1点以外は優秀だと思っているPROXプライヤー](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220822_220711.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2021/09/bioremamagao_320-300x300.jpg)
ハリスが挟めないんです。
チヌ針に外掛け結びをして、最後結んで針に先端側に出たハリスを引っ張ろうと思ったら、挟めないんです。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220822_220740_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220822_220740_R.jpg)
プロックスのサイトでLサイズの写真を見ても、隙間ができているが、私の持っているSサイズよりはましに見えます。
![](https://www.proxinc.co.jp/images/1540518506313_1.jpg)
![](https://www.proxinc.co.jp/images/1540518506313_1.jpg)
ハリスを歯で噛んで引っ張ればいいのですが、しっかり硬く結ぶ時はプライヤーで引っ張りたいところ。
それにここ数年マスクをして釣りをしたりするのでなおさらです。
ハヤブサさんからプレゼントでいただいたロングノーズプライヤーで、私がフィッシングプライヤーに求める機能についてチェックしてみます。
フィッシングプライヤーに求める10機能
今まで釣りをしてきた経験からフィッシングプライヤーに、備わっていてほしい機能をリストアップしてみます。
- 20cmくらいの魚が飲み込んだ針を外すことができる
- 細いハリスがつかめる
- 魚の口に刺さったフックを外せる
- ルアーのフックを交換できる(30gのメタルジグ、セットアッパー)
- PEラインがカットできる(3号くらいまで)
- 錆びない
- 滑りにくい
- 落下防止用にスパイラルコード+カラビナを付けられる
- ホルダーがついていてベルトに装着できる
- フックをバーブレスにできる
普通そんなのあたりまえとおっしゃる方も多いかとは思いますが、始めて買う時にどんな機能があれば自分の釣りに適しているのか、参考にしていただければと思います。
ハヤブサさんのロングノーズプライヤーはどれくらい求める機能が入っているかな?
ハヤブサ オリジナルロングノーズプライヤーで検証
ハヤブサ オリジナルロングノーズプライヤーの特長
- タングステンスティール採用でラインも簡単カット!
- 全長 16.5cm
- リング内径3mm以上対応
- 重さ104g
![ハヤブサ ロングノーズプライヤーの全容](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_144923_R.jpg)
![ハヤブサ ロングノーズプライヤーの全容](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_144923_R.jpg)
20cmくらいの魚が飲み込んだ針を外すことができる
20cmくらいの例えばアジが針を飲んでしまった場合、このサイズのプライヤーではまず無理です。
小さい口の魚を釣るときには、細身タイプのプライヤーが良いと思います。
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
長すぎると思われる方は、140mm、150mm、190mmなど自分がよく使うサイズを選んでくださいね。
細いハリスがつかめる
これって意外とうれしい。プロックスのプライヤーは挟めないので、ホームセンターで買った安いプライヤーでハリスを挟んで引っ張ってました。
![1.5号のハリスが挟めるのがうれしい](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220822_224602_R.jpg)
![1.5号のハリスが挟めるのがうれしい](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220822_224602_R.jpg)
がっちりホールドされるので、挟んだところは多少傷が入り切れやすくなります。
ハリスの端を持ちましょう。
![先端はぴったりかみ合う](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_164221_R.jpg)
![先端はぴったりかみ合う](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_164221_R.jpg)
先端部分はがっちりかみ合い、細い1.5号(6lb.)のラインもしっかり挟めました。
魚の口に刺さったフックを外せる
魚の口ってけっこう堅いですよね。そこに返し付きのフックが刺さると素手では引き抜くことはできません。
プライヤーで引き抜くときもしっかり握って、フックを思いっきりプライヤー先端部でつかんで引っこ抜きます。
手のひら全体の力がプライヤー先端に伝わる形状でないと無理です。
![手のひらにぴったりサイズ](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_215927_R.jpg)
![手のひらにぴったりサイズ](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_215927_R.jpg)
握力が弱い方ならなおさら、テコの原理でしっかり力を伝えられる長めのグリップが良いと思います。
ルアーのフックを交換できる(30gのメタルジグ、セットアッパー)
先端のカギのように曲がった部分はスプリットリングオープナーです。
内径3mm以上と記載がありますので、スプリットリングの#1くらいから対応可能なのでしょうか?たぶん。
サイズ | 内径 |
---|---|
#0 | 2.5mm |
#1 | 3.0mm |
#2 | 3.5mm |
#3 | 4.0mm |
先端部分の幅が3mmあるので、実際にはメタルジグのアイ、フックのアイの幅を含めるともう少し大きいスプリットリングのほうが扱いやすいです。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_163534_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_163534_R.jpg)
PEラインがカットできる(3号くらいまで)
ラインカッターの素材はタングステン、けっこう硬い素材です。モース硬度9、ダイヤモンドに次ぐ硬さです。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2021/01/20210109_070915_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2021/01/20210109_070915_R.jpg)
フロロカーボンやナイロンのラインは簡単に切れます。
PEライン1.2号を切ってみると、想像通り押し切りタイプでした。
![スパッとは切れないが、サクッと切れる](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_150339_R.jpg)
![スパッとは切れないが、サクッと切れる](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_150339_R.jpg)
押し切りなので、圧力がかかってPEラインの断面は扇形に広がります。
![ハサミとは違う押し切り](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_150441_R.jpg)
![ハサミとは違う押し切り](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_150441_R.jpg)
もぞもぞっと切れるので、爽快感はないですが、きっちり切れますよ。
錆びない
微妙ですが、先端部分のステンレスは錆びにくい素材です。
大部分はアルミニウム合金です。全体が海水につかることは滅多にないと思うので、機能的には問題なし。
滑りにくい
自重104g、軽いです。軽さも滑りにくくする要因の一つです。
長さ16.5cmは大人の男性の手のひらにぴったりのサイズです。
バネが入っていて握って離すと開いた状態に戻り、無駄な操作をしなくてよいので、うっかり手から滑り落ちることもなくなります。
グリップ部分は、指が引っ掛かるようになっていて、逆さに持っても落としにくくなっています。
![指にひっかかる形状が良い](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_223023_R.jpg)
![指にひっかかる形状が良い](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_223023_R.jpg)
落下防止用にスパイラルコード+カラビナを付けられる
ビヨーンと伸びるのランヤードっていうんでうね。初めて知りました。
こいつは必需品ですね。テトラの上からうっかり落とすかもしれないので、ロッドとリール以外はほとんどビヨーンで対策しています。
カラビナをフィッシングベルトのD環に引っかけて使います。
![グリップに穴が合計8つ空いているので](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_223724.jpg)
![グリップに穴が合計8つ空いているので](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_223724.jpg)
ホルダーがついていてベルトに装着できる
ホルダーはプライヤーが飛び出さないように、マジックテープで固定できるようになっています。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_145050_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_145050_R.jpg)
ホルダーはズボンのベルトに通すためのバンドだけついていました。
![ベルトに取り付けるにはちょどよい](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_145103_R.jpg)
![ベルトに取り付けるにはちょどよい](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_145103_R.jpg)
私の場合、フィッシングベルトのD環に引っかけて使うので、リングを穴に通しカラビナを引っかけて使います。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_172142_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_172142_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
自分が使いやすいように工夫するのもおもしろいです。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2020/12/20201219_095240_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2020/12/20201219_095240_R.jpg)
フックをバーブレスにできる
フックをバーブレスにするのに、かまぼこ状に凸凹している部分でハサミ、フックをぐりぐり回してバーブ(返し)をつぶします。
![本当の使い方は違うような気がする](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_224836_R.jpg)
![本当の使い方は違うような気がする](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220824_224836_R.jpg)
おまけ ガン玉つぶし?スリーブつぶし?
はたして、プライヤーでガン玉をつぶす人はどれだけいるのでしょう?赤い丸の部分です。ガン玉のBや大きくても3Bくらいか?
黄色い丸はスリーブつぶし。本当なのか?そんなことをしている人はいるのか?
スリーブつぶしの説明に至っては、まれに説明するメーカーがあるくらいです。
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_162456_R.jpg)
![](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_162456_R.jpg)
ガン玉なら歯で噛んでつぶすか、プライヤーなら先端か、スリーブつぶしと呼ばれる部分の後ろでつぶすと思うのですが...
![この部分でつぶしませんか?](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_155815_R.jpg)
![この部分でつぶしませんか?](https://okirakubito.com/wp-content/uploads/2022/08/20220821_155815_R.jpg)
謎のパーツです。本当はガン玉つぶしと呼ばれているところがスリーブつぶしなのでは?
必要十分な機能搭載、ハヤブサのロングノーズプライヤーはどこの?
ネットショッピングで探してもヒットしません。
どうやらいただいたプライヤーは非売品のようです。
おそらくどこかのメーカーのOEM品だと思いますが、どこのものなのかはわかっていません。原産国はご多分に漏れず中国です。
そこで、登場するのがGoogleレンズ、カメラを製品にかざしてヒットしたのが、がまかつアルミプライヤー175メタルグリップ LE2478。
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
けっこういい価格です。たしかに、定評あるラグゼのプライヤー。だからしっくりきたのかな?
みなさん、使ってみたくなりました?
ほかにもたくさん良いフィッシングプライヤーはありますよ。
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://okirakubito.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
フィッシングプライヤー選びの参考にどうぞ。