レイジーのスペック
ダイワのレイジー100ML、去年使っていた1ランク下のシーバスハンターX86ML。
40肩、50肩を経て伸びなくなる飛距離。
飛距離復活を図るため長いロッドを考えておられるシニアの方々におすすめです。
お手頃価格の両シーバスロッドのスペックを比較しながらレイジーのインプレです。
ロッドの性能は申し分ないのですが、仕舞寸が長くなったことが一番困ったことであることに、改めて気づかされました。
レイジーと14シーバスハンターXの見た目
ロッドって、けっこう長いんで全体を写すのが非常に難しいです。
上がシーバスハンターX86MLで下がレイジー100MLです。
装飾は1ランク下のシーバスハンターXのほうが、ゴールド基調で美しく飾られた感じです。
レイジーはシルバーがベースで飾りっけが無いですね。
もう少し引いて見るとこんな感じです。
ゴールドとシルバーの違いがよく分かります。
リールシートはやはりシーバスハンターXのほうが安っぽい感じですね。
比べてみるとレイジーの光沢ある質感が勝っています。
ブランクスの比較 X45とHVFカーボン
シーバスハンターXで採用されているブレーディングXは、クロスに貼り付けられたカーボン繊維が特徴的ですぐにわかります。
写真下のレイジーはなんかのっぺりしていて味気ない感じですが、X45とHVFカーボンが採用され、普通のブランクスのシーバスハンターXよりはバッドパワーの限界値は高いです。
カーボン含有率はどちらも96%で、4%はガラス繊維とエポキシ樹脂です。
やっぱちょっと地味ですね。
ちなみに、レイジーの上位クラスにあたるラテオRにはX45に加えHVFナノプラスが採用されていますよ。より高密度なカーボン素材です。
ガイドの比較
ガイドのスペックはシーバスハンターXのほうが良いのではないかと思っています。
シーバスハンターXに採用されているガイドリングはKガイド、オールSiCです。
すべてのガイドリングがSiCガイドなんです。
それに対しレイジーはトップガイドだけがSiCで、他はアルコナイトのようです。
ようですと書いたのはスペックとしてどこにも書かれていなかったので他の方のブログなどを見てそう書きました。
どうやらアルコナイトはハードガイドの中でもトップクラスの性能らしく、最近はトップだけSiCでほかはアルコナイトを採用しているロッドも増えてます。
2021.03発売のシーバスハンターXはLAZYと同じく、トップSiCで他はアルコナイトに変わっています。
実際に私はハードガイドのシマノ ルアーマチックS80LをPEラインで使っています。
もちろんトップガイドはSiCに交換していますが、トップガイド以外のハードガイドが削れている様子はありません。
そもそもアルコナイトでも十分硬度はあるらしい。
SiC | トルザイト | アルコナイト※参考値 | |
ビッカース硬度 | 22~24 | 13~15 | 13~15 |
硬さを表す尺度の一つであり、押込み硬さの一種である。
ダイヤモンドでできた剛体(圧子)を被試験物に対して押込み、そのときにできるくぼみ(圧痕)の面積の大小で硬いか柔らかいかを判断する。
ビッカース硬さ – Wikipedia
トップガイドの大きさは意外や意外、短いシーバスハンターXのほうが大きかったです。
シーバスハンターXの先径は1.9mmでトップガイドもレイジー(先径1.6mm)より大きいです。
重さの比較
シーバスハンターX86MLは140gですが、レイジー100MLとは長さが違うので比較にならないので、シーバスハンターXの100MLと比べます。
シーバスハンターX100MLの重さはなんと170gもあります。
それに対してレイジー100MLは145gでその差25g。ちなみにレイジーの86MLなら125gです。
軽いですよね。きっと、鉄芯に巻き付けたカーボン繊維の中の接着剤を絞り出したHVFカーボン技術が寄与しているんですね。
グリップの上の径をくらべると確実にレイジー100ML(元径13.9mm)のほうがXの86ML(元径11.9mm)より太いんですが、重さはほぼ同じなんですよね。
シーバスハンターX86MLを持った感じと、レイジー100MLを持った感じ、重さはほぼ同じですが、レイジーのほうが45cmほど長いぶんテコの原理で先が重く感じます。