オールマイティーLEDヘッドライト
LitomのLEDヘッドライトが壊れたと思ってamazonをポチっとしてしまったジェントスLEDヘッドライトGT-391D。初代、2代目とLEDライトと本体が一体となったタイプでしたが、電池とLEDヘッドライトが前後に分かれた初めてのセパレートタイプ。本体が届くと若干大きく感じましたが、頭につけてみると大きさは感じず、重くもなく明るく快適。夜の釣り場で手元を明るく照らし、仕掛けづくりが楽になりました。
今回はジェントスLEDヘッドライトGT-391Dを使ってみた感想です。
ジェントスを選んだ理由
アマゾンでLEDヘッドライトを見ていると、無茶苦茶たくさんの種類が売られていて、使ったことも無いしどれを選んだらよいか分かりません。
どうせ買うなら日本の会社のものを買おうと思い、よく売れている商品を見てインスピレーションでよさそうだと思ったのがジェントスでした。
ジェントスはライティング製品の企画・開発販売を行う1978年創業の日本の会社です。製造は他社同様中国で行っているようですね。
タイに拠点があるようですが、私が買ったLEDライトのパッケージにはMADE IN CHINAとなっていました。
発売されている製品はヘッドライト、フラッシュライト、ワークライト、デスクライト、バイクライト、ランタンなど様々です。
私が買ったのはGAIN TECHシリーズです。
ハードな使用にも耐える!高耐久 プロ向けシリーズだそうです。
No | シリーズ | 説明 |
1 | Gシリーズ | ヘッドライト 比類なき耐久性と圧倒的クオリティ ジェントスこだわりのライトシリーズ |
2 | Soldiosシリーズ | ヘッドライト 暖色(高演色)LED &白色LED搭載のヘッドライト |
3 | HEAD WARSシリーズ | ワーキングヘッドライトのスタンダードシリーズ ブリスターパッケージ版 |
4 | HEAD WARSシリーズ (White Box ver.) | ワーキングヘッドライトのスタンダードシリーズ 白箱パッケージ版 |
5 | DELTA PEAKシリーズ | 手を触れずにスイッチ操作が可能 モーションセンサースイッチ搭載モデル |
6 | GAIN TECHシリーズ | ハードな使用にも耐える! 高耐久 プロ向けシリーズ |
7 | Gambitシリーズ | 装着パッドでヘルメットに直接装着可能な ヘッドライトシリーズ |
8 | W STAR シリーズ | 操作しやすい大型フォーカスベゼル &サブLED搭載で用途に応じた使い分けが可能 |
9 | NRシリーズ | COB(面発光)LED搭載で広範囲を照射! |
10 | AUVAシリーズ | 多様なフィールドで活躍! オーバルビームシリーズ |
11 | GD-200シリーズ | 遠近同時照射が可能! デュアルビームシリーズ |
12 | COMBREAKERシリーズ | フロントバッテリータイプ ベーシックシリーズ |
13 | METAL MASTER シリーズ | 小型アルミヘッドライト |
14 | PP シリーズ | 安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン充電池使用 |
15 | T-REXシリーズ ヘッドライト | アルミボディの高出力モデル |
16 | SRシリーズ ヘッドライト | 25m防水機能搭載モデル |
17 | COMPACT HEADLIGHT | 小型&軽量ヘッドライト |
GAIN TECHシリーズのGT-391Dを買いました。
選んだ理由は以下の6点です
- 価格がリーズナブル
- 明るい
- 防水
- 耐衝撃性
- 冬場一晩釣りをしても大丈夫な12時間以上
- 充電式の乾電池が使える
理由は順不同です。決して安いからが一番の理由ではありません。(^^♪
ジェントスGT-391Dの外観
大きめの箱に入っていたのはLEDヘッドライト本体と電池ボックス、装着ベルト、説明書とお試し電池でした。
320ルーメン、3280カンデラのLEDヘッドライト部分、後部の電池ボックスには単3電池が3本、3本のベルトと電力供給用のコードでLEDへっどらいと部分と結ばれています。
フォーカス機能は無し、可動部は80°。
LED部の上に大きめの点灯ボタンがあり、3段階に明るさを切り替えることができます。
電池ボックスの蓋はネジって開けるようになっていて防水はバッチリのようです。単3電池を入れられます。後部ライト点灯用のボタンを押すと、赤いバックライトが点灯、点滅します。
LEDライト、バックライトの切り替え方法です。
操作は簡単ですね。
ジェントスGT-391Dのスペック
以下の表にGT-391Dのスペック表と私の感想を記載しました。
No | 項目 | 内容 | 私の感想 |
1 | 使用光源 | 高輝度チップタイプ白色LED×1個 | 少し黄色っぽい |
2 | 明るさ(約) | 320ルーメン(Highモード時) 150ルーメン(Midモード時) 45ルーメン(Ecoモード時) | とても明るくMidモードで十分 |
3 | 輝度(約) | 3280カンデラ(Highモード時) 1589カンデラ(Midモード時) 472カンデラ(Ecoモード時) | ワイドビームなので中央が特に 明るいということはないですね。 |
4 | 使用電池 | 単3形アルカリ電池×3本 エネループ・充電式エボルタ使用可能 | 電池3本はちょっと重いかも |
5 | 点灯時間(約) 【ヘッド部】 | 12時間(Highモード) 25時間(Midモード) 47時間(Ecoモード) | Midモードで十分なので丸2日は持ちそう |
6 | 点灯時間(約) 【後部認識灯】 | 100時間(点灯)/ 150時間(点滅) | 後ろのランプは不要かも |
7 | 照射特性 | 照射角固定 ワイドビーム | 広く照らされるので作業しやすい |
8 | 照射距離(約) | 115m(最大時) | かなり遠くまで照らせます |
9 | 保護等級 | 耐塵・防滴仕様(IP64準拠) | 防水少し物足りないか? |
10 | 落下耐久 | 2m落下耐久 | 1mくらいから落としてしまったが 大丈夫でした。 |
11 | 本体サイズ(約) 【ヘッド部】 | W69.1×H40.7×D33.0mm、 | 意外とコンパクト |
12 | 本体サイズ(約) 【電池ボックス部】 | W84.8×H53.8×D30.4mm | 電池ボックスはデカい |
13 | 本体質量(約) | 207g(電池含む) | 装着すると意外とかるい |
14 | 付属品 | ヘッドバンド、テスト用電池 | テスト用電池はうれしかった |
スペック表のなかでも特に気になる点をまとめます。
使用光源
少し暖色系の色です。
前に使ってたLitomのLEDヘッドライトと比べるとよくわかります。
右のGT-391Dは少し黄色みがかっています。リビングの蛍光灯昼白色というよりは、ダイニングの暖色に近い感じです。
ルアーにスナップを掛けるのも特に問題なく行えました。
明るさ(約)輝度(約)
ルーメンとカンデラは曲者です。だいたい何百ルーメンとうたっていて、値が大きいほど明るいというイメージですが、そうではありません。
実際、160ルーメンのLitomと320ルーメンのGT-391Dは作業をする上ではそれほど変わりはありませんでした。
カンデラが大きいほど中央の光は明るいのですが、夜に使うと回りが暗いので昼間くらい明るい感じです。
ちなみに車のヘッドライトは15,000カンデラ以上らしいです。
夜釣りの時、私の感覚ではMidモード時の1589カンデラで眩しすぎずちょうど良い感じでした。
使用電池
乾電池を毎回買いに行くのは面倒だし、捨てるのにもゴミ捨ての規定がいろいろあるのでやっかいです。
充電式の乾電池が使えるのはうれしいところ。
ジェントスLEDヘッドライトはエネループ・充電式エボルタが使えるようです。
娘たちが公文式の英語を習っていたので、イーペンシルの電池用の充電器があるので流用できます。
点灯時間
Midで25時間は、点灯したまま釣ることはないので、十分すぎる点灯時間です。
よくよく考えると、波止からの夜釣りなら照射する時間も短時間です。
15時から20時くらいまでタチウオ釣りをしたとすると、ライトを点灯する時間は17時から20時の3時間ほど。
その時間帯で実際に照射しているのは仕掛けを変えるとき、エサの状態を確認するとき、魚が釣れた時などで合わせて30分ほど、よく釣れる日なら1時間ほどですね。
Highモードで12時間は、釣りに関していえばオーバースペックでした。
おそらく1シーズン電池を交換せずに使えそうです。
車を降りて、釣り場への道のりが長い場合や、磯での釣り、キャンプなど長時間使われる方にはおすすめです。
照射特性
ワイドビームがどのくらい違うのか?
買う前に分からなかったところです。下の写真は左がLitom、右がGT-391Dです。
Litomは中央が明るく周囲は暗いですが、GT-391Dは全体的に明るいです。
かなりの範囲が明るくなっています。輝度はそれほどでもありませんが、夜釣りでルアーにフックを掛ける作業には何ら支障はありませんでした。
保護等級
耐塵・防滴仕様(IP64準拠)は6:粉塵が侵入しない(耐塵形)、4:あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。
(防沫形)となっています。耐塵は申し分ないのですが、防滴に関しては少し物足りない気がします。防滴の最高ランクは8で水中でもOKです。
IPx4はいわゆる生活防水、雨の日に長時間さらされたらNGかもしれません。
ちなみに完全防水と言われるものはIPx7かららしいです。
少なくともIPx6以上にすればよかったと少し後悔(-_-;)
落下耐久
LitomはLED本体とベルト部分をジョイントするところを、おそらく落としてしまって壊しました。
ジェントスの落下耐久性は1mと2mの表現で表されています。GT-391Dは2m。
ただし、2m落下耐久はライト本体のみ!
この点だけは残念でした。
ジェントスのサイトにも記載はないし、アマゾンにももちろん説明はありません。
だいたい、LED部分のみ落下させることなどありません。
後部の電池収納ボックスともども落としてしまいます。
実際にどうかというと、使った初日に腰より少し高い位置、およそ1mからアスファルトの地面へ落としてしまいましたが一応無傷でしたよ。
良かった点といまいちなところ
総括すれば良かったことのほうが多いです。
暗い中での釣り、真っ暗なところからいきなり眩しい光は目が疲れますが、柔らかい光なので目にやさしいです。
かといって、暗いわけでもなく明るさは十分で、3段階に切り替えられます。
電池のスタミナも十分、一晩中点灯できる大容量の単3電池3本。
いまいちなところもあります。
やはり大きい、電池ボックスが分かれている分、サイズが大きくなります。
それとやはり重いです。
Litomが単4電池3本、GT-391Dが単3電池3本を装着した状態での重さですが倍あります。
メタルジグ3つ分くらい100gくらい違います。
あとは、赤色ライトも欲しいところ。
まとめ
ジェントスGT-391Dは連続点灯時間は夜通し使っても十分で、明るく釣りの仕掛けづくり、魚を針から外すなどには十分すぎるほどです。
早朝の釣りなど駐車場から釣り場までの道のりが暗くてもワイドビームで足元だけでなく周囲まで照らしてくれるので、安全面でも問題ありません。
また、後部赤色ライトは周囲の人に自分の存在を示すためにも便利な機能です。
いわゆるオールマイティーに使えるLEDライトだと思います。
反面、安全な足場での波止づりに特化すると、やや大きく、重いか?
どんな場所での釣りにも対応したい人におすすめします。
価格も2,000円ちょっとなので、1つ持っておいても良いかもしれません。
足場の良い波止釣り専用、かさ張らず、赤色ライトもついた電池1本で動作するLEDライトが良いかもしれませんね。
万能の逸品があればいいんですけどね。