買ってて良かったベルトファン
熱中症対策で買ってみたベルトファン。山歩きで使ってみて効果を確認できました。空調服のように大掛かりな仕掛けではありませんが、腰のベルトに引っ掛けて背中に風を当てて冷やします。今年は快適な夏の釣りができそうです。お手頃価格なファンベルトのご紹介です。
6月でも釣り場は暑かった
先日の釣行時、6月でしたが気温は30℃近くまで上昇していました。
日影がないコンクリートの地面だったので、太陽光が地面に跳ね返りさらに温度は上昇して30℃を超えていたのは確実です。
釣行時間は7時過ぎから12時ころまでの5時間ほどでしたが、少し頭痛がしていたので、熱中症の軽い症状だったのかもしれません。
コロナが流行りだしてから2年、釣行回数も減り日焼けもあまりしなくなり、日差しに対する抵抗力が無くなってきたのは確かです。
そろそろ本格的に暑さ対策をしなければと思い始めました。
空調服は良いが高いし着ぶくれして見える
巷では、警備員さんとか土木現場の工員さんとか空調服を使っている人が増えてきました。
自分も空調服はいいな~と思います。釣り用のものはかっこいいのですが高い!
どこのメーカーかわからないものであれば、1万円を切るものもありますが有効性を体験したことがないので、躊躇してしまいます。
時々作業現場でなく街中でも空調を着た人を見ますが、見た目が悪いんですよね。エアーが入ると着ぶくれして見えるんです。
ただでさえコロナ太りが気に始めているのにね~。
ウエストポーチタイプはすっきりおしゃれ
もう少しすっきりしたタイプは無いかと探していると、ウエストポーチタイプのボディエアコンを発見しました。LOGOSの製品で、ウエストポーチに空調服のようなファンがついていて、後ろから吸い込んだ空気を上に吹き上げるようになっています。
Tシャツの後ろを少しめくり、風を通す感じですね。1万円を切っています。
ファンがダブルになっているタイプもあり、ウエストポーチに保冷剤を入れると冷たい空気が背中に入りさらに涼しくなる、非常に魅力的なアイテムです。
とはいえ、それでも1万円くらいするので、ちょっと試してみようかと気軽に買える価格ではありません。
せめて娘が使っているハンディ扇風機くらいお手軽でかつ、Tシャツの中に空気を流し込むことができるタイプの扇風機が欲しい。
腰掛タイプの扇風機、ベルトファンはお手頃
背中に風を通すのなら、腰かけタイプの扇風機があればいいのでは?
ウエストポーチタイプと同じような効果が得られるはずです。
腰かけタイプのものを捜し始めると、2つのタイプに分かれていました。
1つは背中の真後ろから吸気して上に風を送るタイプ。
ロゴスの野電ボディエアコンと同じような仕組みです。このタイプには弱点というか、見た目若干恥ずかしいところが...
吸気口をふさがないように、Tシャツをめくってファンを露出させなければなりません。
遠目に見てもTシャツがめくれあがっているので、ちょっとカッコ悪いんですよね。
2つ目のタイプは、吸気口が真下と左右にあり、風は真上から噴き出すタイプです。
Tシャツの下に扇風機が隠れても吸気口はふさがれません。
見た目も腰のあたりのTシャツが少し盛り上がっている程度なので、それほど不自然ではありません。
私は下吸気口タイプを選びました。
アマゾンプライムデーだったので、通常2,680円を2,156円で買うことができましたよ。
ちょっと重いが風量問題なしのinfray腰掛扇風機
いつものことですが、よく知らないメーカーのものを買いました。infrayというそうです。
届いた箱を開けると本体、首掛けベルト、取扱説明書、USBケーブル、保証書が入っていました。
機能は以下の通りです。
風量は3段階、電池は3600mAh、真ん中の強さで約6時間持ちます。
笑えるのは、説明書きの中で釣りのことをお釣りと書いてましたよ。
【ハンズフリー扇風機】ハンズフリー扇風機とは、本体裏側のフックをベルト、ズボンなどにかけてから、風が服の中を通ることです。両手が手作業に忙しい方には暑い作業場でも両手を解放できることになります。
【風量3段階&風向き調整可】風量は弱、中、強があり、ワンボタンで弱→中→強を切り替えます。そして、風出口の向きを手動で調整できます。暑さによって風量と風出口の向きを調節してください。ジェットファンなので、両側と底面に吸気口があります。仕様の時に、服に被らないようにしてください。
【USB充電式&持ち便利】3600mAhのリチウムイオン電池を内蔵し、USB充電タイプの携帯扇風機です。場合、約3.5Hの充電で満タンになれます。満タンんの場合、弱風で約12時間の連続使用可能、強風で約3時間の連続使用が可能です。パソコン、車載充電器、モバイルバッテリーなどに充電対応できます。
【様々な場所で活躍】腰掛け用、首掛け用、卓上用の三つ使用方法があります。ハンズフリー扇風機として様々な場所で熱中症対策品として活躍できます。工事、農作業、キチン、お釣り、工場倉庫作業、運動会観など
出典:アマゾン
噴き出し口が可動式になっていて調整できます。
スタンドもあるので、会社の机の上に置いて通勤で歩いて汗をかいたときに涼むこともできます。
USB充電口はMicro USB2.0 Type-Bです。
最近主流のType-Cではないのでご注意ください。
充電中はUSBの口のそばにあるLEDランプが赤点滅し、充電が完了すると青色になります。
想像以上にマッチョで肉厚4cm、重さも230gなので3000番のリール1個分ですね。
想像していたのより分厚かったですが、私の装着方法には都合がよい厚みでした。
釣り場でのベルトファン装着方法
先日ジーンズのベルトに引っ掛けて散歩に出かけたのですが、いまいち思うように風が背中に当足りませんでした。
理由はすぐにわかりました。
こんな感じで、重いベルトファンは引っ掛けたところを支点にベルトから外側へ10°くらい倒れた状態になってしまいます。
風口を内側に倒して多少調節はできますが、直接背中に風を当てることはできませんでした。
せっかく買ったのに卓上でしか使えないかと思っていましたが、いいアイデアを思いつきました。
普通に考えるとベルトの外側に引っ掛けて使うと思うんですが、逆転の発想です。
ベルトと背中の間に挟んで固定します。
ファンの上下が固定されるので垂直を保つことができ、風はまっすぐに上、すなわち背中に沿ってくTシャツの首のところまで到達し外へ抜けていきます。
分厚い本体も背中とベルトの空間を作るのに一役買っていますね。
あまり強くない風ですが、背中を駆け抜けると溜まった熱を放出することができ、熱中症対策にはかなり有効です。
実際に京都鞍馬から貴船へ抜けるアップダウンが激しい山道で使ってみました。
熱中症寸前、鞍馬から貴船への山道1.5時間
奥さんと中学生の娘と一緒に登山?です。
高低差130m、距離はさほどありませんが、階段の上り下りが激しく、気温は26℃くらいでしたが汗だくになりながらの山道です。
道中ほとんど階段です。
途中、牛若丸の遺跡を見たり、木の根っこが露出した変わった風景を見たりしながら自然を楽しみました。
背中のベルトファンは快適で、熱くなった体を冷やしてくれます。
そんな状況下、センス片手の娘は熱中症気味、すこし頭が痛いと言い出しました。
少し危険な状態です。すぐに自分が使っていたベルトファンを渡して腰に引っ掛けました。
ファンの風で背中の汗が乾くときに気化熱で体が冷やされたようで、熱中症の症状が徐々に解消されました。
30分くらいで復活したので、一安心です。
ベルトファンを使う時は、水分を十分とり汗をしっかりかいた方がよさそうですね。
鞍馬からの険しい道のりを踏破してようやく貴船に到着。
貴船の名物ゆかでクールダウン。
私はアイスコーヒー、奥さんと娘はわらび餅。
体力が回復したところで帰路につきました。
ベルトファンのまとめ
熱中症対策は非常に重要です。
今年も世界の各地で気温が上昇しているようですね。日本も梅雨開け間近、毎日暑い日が続きます。
普段は会社や学校でエアコンが効いた部屋で涼しく過ごすことができますが、休みの日には出かけることも多いと思います。
遊びに夢中になると知らない間に熱中症になることも多いです。
こまめに水分を取り、しっかり汗をかいたらファンベルトで体を冷やしましょう。
私が買ったのは少し重いですが、軽い製品もあるようです。
あまり使ったことがないアイテムなので、自分の使い方をよく考えて買ってくださいね。
一番の暑さ対策は、夜釣りか極早朝釣りですね。