ライン交換では足を使う!
ラインを触ってザラザラしてきたら交換時期ですね。よく使う先端部分だけならいいですが、メタルジグを投げた時に手元のラインが毛羽立っていたら高切れするかもしれません。即交換が必要です。釣り具を買ったときにはお店でやってもらったライン巻き、初めてするときにはラインリサイクラーなどの交換する道具はありませんよね。でもボールペンと古い糸をまくための空スプールがあれば、道具がなくても自分でできますよ。
準備するもの
靴下、ボールペンなどラインのスプールの軸になるもの。今リールに巻いているラインを巻き取るのに空のスプール。初めてするなら空き缶に巻き取っても大丈夫です。お子さん、奥さんなど補助員がいたほうが楽に作業ができるかもしれません。古いラインは下巻きようのラインとして再利用できます。
私が今巻いているオレンジ色のPEライン、そんなに出撃回数は多くありませんでしたが、2年ほど使って太陽光、海水で劣化し色がくすんでいます。若干切れやすくなっているようにも思います。
巻き替えが時期が来たようです。
巻き方
まずは、今巻いているラインを空のスプールや缶に巻き取っていきます。手で巻き取るのは大変ですが、5分ほどでリールに巻いているラインはなくなります。
リールのスプールに書かれているラインの巻き量を確認してください。
ボロボロの金属表面にラインの号数と巻ける長さが書かれています。2号ナイロンラインなら200m、3号ラインなら150mです。
今回巻き替えるラインはナイロンの2.5号です。
太さ2.5号で150m巻かれています。スプールに記載されている2号でも3号でもないサイズです。普通に巻くと3号ラインよりも細いので巻く量が足りず、下の写真のようにスプールのエッジが多く露出されます。露出が多いとラインを放出するときに、ラインがエッジに接触しあまり遠くに飛びません。
足りない分はどうするか?古いラインを下に巻いて長さを調整します。
下巻きで解決
ラインをつないで足して巻けばよいです。
下巻き用のラインは、500mで700円ほどのもので、私はダイワのジャストロン3号を使ってます。なんでも良いです、今巻いているラインを下巻きとして使っても良いです。ライン自体150mも巻くので、よっぽどの釣り方をしない限り、この下巻きラインが出て行くことはありません。
スプールに一周グルっと巻き付け、ダブルクリンチノットで固定します。ベールを倒して適度な量を巻いていきます。2.5号ラインは3号ラインの約8割の太さなので、150mを巻くスプールでは30mほど巻量が足りません。
今回使うのは3号ラインなので、すこしだけ短くして20mほど巻くことにします。
リールの巻取り長さ
リールの説明書には、リールのハンドルを1回転させるとどのくらいラインを巻き取ることができるのかが書かれています。ダイワのリバティークラブ2500番ならば、巻取り長さ(cm/ハンドル1回転)=70㎝ です。
20mならば29回転ほどです。グルグルとテンションをかけながら巻き取ります。
つなぎ目の処理
下巻きのラインと新しいラインを電車結びでつなぎます。
余分なラインは2mmほどのこしてカットしますよ。つなぎ目の上に巻くと2mmほど残した部分にラインが引っかかります。これを回避するにはセロハンテープを使います。
コブが覆い隠されラインが引っかかることはなくなりました。
だっさい巻き方
新しいラインが巻かれたスプールを靴下を履いた足の親指で挟みます。スプールにテンションをかけながら滑らかに回すため、靴下を履いています。
こんなことをしなくても、誰かに持ってもらえば問題なく巻けるんですが、娘たちも最近は無関心で...
手伝ってもらえるのなら、準備したペンをスプールの中心に通し、指でスプールを軽く抑えてもらいましょう。スプールに抵抗をかけることで、ラインが弛まずにリールにしっかり巻かれますよ。
リールのハンドルをひたすら回してまわして、巻きあがるとこんな感じです。
普段あまりラインの交換をしない人なら今回の方法が良いと思いますが、頻繁にライン交換されるかたは、高速リサイクラーなるものも売られてますので、使うと便利かもしれません。
基本的にはラインをリールに巻き取ります
第一精工さんのスーパーラインマーキー
新品のラインをヘッド部分にセットして、あとはリールのハンドルをグルグル回すと楽にラインを巻くことができます。
買うならラインリサイクラー
すこし値が張りますが、ラインの古くなった先端を奥に巻き替えたりするのに便利な第一精工さんの高速リサイクラーがおすすめです。
シャフトの長さも2種類あるし、リールのラインを空のスプールに巻き取るように本体にハンドルがついているのがとっても嬉しいです。
小遣いためて買っちゃいましょう!