シマノ セドナ2500S
ここ数年、最も使っているリールの1つがシマノ 15セドナ2500Sです。すでに改良版の17セドナが発売されていますので、私が使っているのは1世代前になっています。でも、お手軽な価格のわりに、スムーズな回転、ドラグもそこそこ力があります。タチウオなら軽々抜きあげられますし、PEラインを巻いてフカセ釣りにも使っています。波止釣りなら問題なくそこそこの性能で、コスパよしの初心者におすすめできるリールです。
現在発売されている17セドナのスペックを中心に、今回は15セドナの使った感想を綴ってみたいと思います。
シマノのバリュープライス品ながら侮れない17セドナのスペック
シマノのWebサイトをみると、17セドナの特徴としてはHAGANEギア、Gフリーボディ、大径ドラグノブくらいです。
ちなみにHAGANEギアは精密機器メーカーシマノが誇る技術で、金属の塊に200tの圧力をかけて、ギアを削り出さずに整形するため、耐久力があがるそうです。
流石、戦国時代から鉄砲づくりが盛んだった堺の伝統を引きつぐメーカーですね。
Gフリーボディはハンドルの回転をスプールの前後運動に変換するウォームシャフトを、従来より上方に移動し、リールの重心をロッドに近づけることで、体感的な重さを大幅に軽減したぎじゅつだそうです。
確かにあまりリールが重いと感じたことはありません。
上位機種になるとX-SHIP、コアプロテクトローラークラッチ、ドラグノブ防水などありますが、セドナはそんな高級な機能を持ち合わせていません。
ベアリングも3つです。
もちろん、海水OKですし、AR-Cスプールも搭載です。
波止でメジロなど大型の青物がかからない限り、40cmのチヌや30cmのウマズラハギなど全く問題ないリールですよ。
ナイロンラインで50cmくらいのコブダイをかけた時も何とか粘りながら足元まで引き寄せることができました。
ちなみに、私が今も使っている15セドナ2500Sのスペックはこんなところです。
17セドナ2500Sのスペックと比べてもあまり変わりありません。
15セドナ2500S | 17セドナ2500S | |
ギア比 | 5.0 | 5.0 |
実用ドラグ力(kg) | 3.0 | 2.5 |
最大ドラグ力(kg) | 4.0 | 4.0 |
自重(g) | 260 | 245 |
スプール寸法(径mm/ストロークmm) | 45/14.5 | 46.5/14.5 |
ナイロン糸巻量(lb-m) | 5-110、6-95、8-70 | 5-110、6-95、8-70 |
フロロ糸巻量(lb-m) | 4-130、5-100、6-80 | 4-130、5-100、6-80 |
PEライン糸巻量(号-m) | 0.6-200、0.8-150、1-110 | 0.6-200、0.8-150、1-110 |
いろいろなアングルで15セドナ2500S
シルバー、ゴールド、ダークグレーのカラーリング。
私が使っている15セドナ2500Sはマレーシア産ですね。
コンパクトにまとまったAR-Cスプール部分、ベールもかるく持ち上がります。
大口径のドラグはかかった魚の引きに即対応できる扱いやすい大きさです。
後ろにもSEDNAのロゴがあります。
今はエサ釣り用にフロロナイロンを巻いています。
廉価版のリールですが、最低限の機能は備わっている良いリールです。
波止釣りで15セドナ2500Sを使ってみた感想
皆さんが最もよく行く波止釣り、タチウオのワインド、ちょい投げのキス釣り、サビキにも使ってみました。
2500番のサイズもちょうどよく、オールマイティー使えるリールです。
シマノのWebサイトでは値段が表示されないオープン価格。家計にやさしいリールです。
それでいて、使ってみた感想は、値段が表示されている他のリールとあまり大差ありません。
おそらく、よっぽどドラグの性能が試されるシチュエーションとか、何年も使ったときの劣化スピードなど比べないとわからないと思います。
私は15セドナ2500Sは2年以上使っていますが、使った後しっかり真水で洗っておけば問題なく使えます。
ちなみに、同時期にプレゼントで父に送った15セドナ3000はメンテナンスができてなかったので、ボロボロになっていますが...
現在は17セドナになっています。
シマノのうたい文句は、
確かな手応えが愉しさを演出。ここから始めるアングラーへ。
となっています。
初心者の方が波止釣りでしばらく釣りを続けてみたいと思われるのであれば、おすすめできるコスパよしのリールだと思います。
実売価格5千円を切るお手頃価格、気軽に楽しみたい方にはおすすめです。
2023年7月、セドナが新しくなました!