これだけ持っていく
自分が今までやってきた中で最もシンプルなガシラ釣り。とても楽しく病みつきになる釣り。手ごたえ抜群!場所によっては大漁も。仕掛けはポケットに入っているので手ぶらに見えます。周りにいる人はなんで?って思うはずです。
今回は最もシンプルなガシラの穴釣り仕掛けです。
狙うのは根魚
ガシラ(カサゴ)、ソイを狙いますが、アイナメやギンポなんかも釣れたりするかも。
テトラ竿やリールは一切使いません。
うまくいけばガシラやソイがたくさん釣れます。
ギンポも釣れました。
煮魚にして食べるとムっちゃ美味しいやつです。
釣りたての新鮮な魚なら刺身にして食べても美味。
こんな魚が手ぶらで釣れます。
どんなところで釣れる?エサは?
場所は海に張り出す石積み、こんなところです。
狙うのはもちろん石積みの間です。
ポイントは無数にあります。深さは2,3mか?
仕掛けを石の間に垂らししばらく反応を探ります。
中にガシラがいたらすぐに手ごたえが伝わってきます。
満潮になった後、潮が引き始めたころがチャンスです。
使うエサはサバの切り身、ゴカイ、オキアミ、キビナゴなど。
釣れた雑魚を持ち帰り、塩漬けにして保管しておくと、エサ台ゼロで楽しめます。
究極のガシラ釣りの仕掛け
もちろん竿で釣ることもできますが、使うのはこちら。糸枠にラインを巻き、ガン玉、サルカン、ハリス、ハリ。
たったのこれだけです。
といっても、一から全部そろえるとそれなりの金額にはなります。
できるだけ手持ちの道具で作りましょう。
ラインを巻くのはナカジマのダイヤ糸枠ですが、なんでもかまいません。
段ボールの切れ端に巻いてもいいと思います。
糸は何でもOKですが、岩に擦れるので5号とか太目がいいですね。
DUELのカーボナイロンは根擦れに強く安くていいですね。
もちろん手持ちのラインなんでもOKです。
ハリスは糸よりも少し細いほうがいいです。岩に引っかかって取れなくなったときにあえて切れやすいように2号とか3号を使うと良いと思います。
こちらも手持ちのものでOKです。
糸とハリスはスイベル(サルカン)で結合します。
ハリはカサゴ用のハリがおすすめです。チヌバリと比べハリ先端のかえしの部分が軸のほうに曲がっているので、岩と岩の隙間に落とし込んだ時にひっかかりにくくなっています。
ハリスにハリを外掛け結びなどで結んで仕掛けを作りますが、苦手な方はあらかじめハリスと針が結ばれているタイプを買いましょう。
オモリは中通しオモリよりもガン玉がおすすめです。
中通しの場合は岩と岩の間に引っかかったときに外れません。
ガン玉なら引っかかった1つが糸から外れるだけで仕掛けを回収できる場合が多いです。
ガン玉も何でもOKですよ。
ハリに結んだハリスは10cmちょっとのところで切ってエイトノットでわっかを作ります。
サルカンにとおして仕掛けは完成。仕掛けは引っかかって無くしてしまうので、たくさん作っておきましょう。
釣り方はシンプル
石積みに着いたらエサを付けて岩の間に垂らしましょう。
手で仕掛けを岩の隙間に落とすので、竿を使うのと違いかなり狭いところでもピンポイントで狙えるはずです。
- 仕掛けを入れて底に着いたら少しだけ浮かしておきます。
- 石積みの隙間に波が入ってきたときに仕掛けがゆらゆら揺れて魚たちにアピールします。
- 仕掛けを上げたり落としたりしてアピールするのも有効です。
- 数分繰り返してあたりがなければ場所移動します。
あたりがあったら素早く腕で合わせを入れます。竿で合わせを入れるよりもはるかに速いスピードで合わせを入れることができます。素早く合わせを入れて強引と思えるくらいに糸をたぐって引き揚げましょう。ゆっくり引きを楽しんでいるとガシラが根に潜り込んで、魚も仕掛けも回収できなくなってしまいますよ。
石積みの海側先端部分も良く釣れますが、波がかかって滑りやすくなっています。滑りにくいシューズを履いて出かけましょう。私の奥さんは足を滑らして足がずっぽりハマってしまいました。
エサは常温保存できるタイプのものもあるようです。
私が尊敬する村越正海さんが紹介されていたのが集魚戦隊サバレンジャー。
この発想はありませんでした。
少し高いですが、確かに袋から取り出してすぐに使えるので便利です。ちょっと高いですが...
やったことはないですが、おそらくワームでも釣れるはずです。
手ぶらで行って周りの人をびっくりさせよう
仕掛けとエサの入ったナイロン袋をポケットに入れ、こっそりガシラを釣り上げると周囲の人にびっくりされます。
えっ!なんで?
そんな顔をされます。釣り竿持ってないのにね~。
釣り上げたガシラはエサを入れたナイロン袋に入れて持ち帰ります。
小さい魚はもちろんリリース、食べる分だけ持ち帰りましょう。
もちろん釣れた魚は車に積んだクーラーボックスに入れ、傷まないようにして持ち帰ってくださいね。
以上、究極のシンプル仕掛けでした。
ダイレクトに手に伝わってくる魚信が今も残っています。
コロナが終息したら一度試してみてください。