格闘の末ボロボロセットアッパー
若干下火になってきましたが、ブリ族メジロが回遊しているようなので、西宮周辺へ行きました。前回も釣れたのでダイワのセットアッパーで頑張ってみることに。5時間以上投げ続けやっとかかった魚はメジロではありませんでしたが、60cmのスズキ。シーバスの荒食いシーズンか?2バイト中1ゲット。よく釣れるセットアッパーでしばらく楽しめそうです。
7時開幕
朝は少し遅め、最近お気に入りのフィッシングマックス武庫川店により、ラインのよれを解消するためベアリング付のスナップを購入。
日曜日の釣行でメジロを足元で取り逃がした経験がよみがえり、手持ちのMLシーバスロッドでは物足りず、MHの固さが欲しくなりましたが、そこはぐっと気持ちを抑え、レイジー100MLで釣れた時に取り込む方法を考えながら釣り場へ向かいました。
今日の予定は自宅14時帰り、13時までの6時間以内にお目当てのメジロを釣ることができるか?
当日もフィッシングマックスさんの釣果情報ではメジロやハマチが釣れているとのことだったので、回遊を待ちながら釣れる魚を釣ろうという作戦です。
タックルはレイジー100ML、レグザLT3000S-CXH、PEラインはよれた1.2号、リーダーは敷石で擦れても大丈夫なように25lb。
そして今回の主役のダイワのショアラインシャイナーZ セットアッパー125S-DR アデルケイムラ王道イワシです。
青物スペシャル、前回メジロをロスした後すぐにフィッシングマックスさんへ買いに行きました。
長丁場の始まりです。
サバがベイト化と思いきやマイワシ
まずはルミカのメタルジャッカーで様子を探るために第1投目、いきなり何か掛かりました。
元気な20cmちょっとの小サバです。
釣れたのは1匹だけで、その後2時間ほど何もかかりません。
その間にセットアッパーを投げたり、世界最強ルアーを投げたりローテーションしていました。
今回は朝一のベイトは少なめ、回遊を待つことにします。
朝の景色を眺めながらコーヒーブレイク
コーヒーを飲みながら次の作戦をねります。
3日前の日曜日は10時ころにベイトの回遊がありました。
今回も同じ時間ぐらいに回ってくるのではないかとかすかに期待しながら待つことに。
ボォーっと海を眺めていると、遠くにボートの陰が見えました。
よく見ると私のあこがれカヤックフィッシングです。ペダルで漕ぐタイプのものでした。
テレビでは見たことがありましたが、確かに穏やかな場所ならできますね。2馬力以下のボートも時々見ます。
ペダルで漕ぐモデルは20万円くらいするみたいなので、私には程遠い存在です。
家に帰って調べてみると、並行輸入ならもう少し安いものがあるようです。
これならいつかは買えるかな?
ベイトが回ってきたようです。海面がざわめいています。
ベイトはおいしい食材のマイワシ
海面をピチピチ波立たせるところへセットアッパーを投げ込むと、かなりの頻度でルアーにアタックしてきます。
何度か投げ込むうちに引っかかった魚がいました。
マイワシやん、それもでかい!
22cmくらいありました。帰宅後、尼崎魚つり公園の釣果情報を見ると25cmのマイワシが釣れていたので、かなりいいサイズのマイワシが回遊していたようです。
少し高い位置から海を見ていた人は海一面埋め尽くしていたと言っていたので、すごかったんだと思います。
マッチ・ザ・ベイトです。
私が使っているセットアッパーは12.5cmですが、マイワシなんですよね~。
なんか釣れそうな気がしてきた。
マイワシは合計4匹かかり、オートリリースの1匹を除いた3匹を持ち帰りました。
こんなんだったらサビキ仕掛けを持ってくればよかった。
おそらく短時間でクーラーボックスいっぱいになったはずです。
1回目の回遊は10時ころから20分ほど続きましたが、お目当てのメジロは掛からず。
その後沈黙が続きました。
最後の最後にスズキが釣れた
ベイトの回遊を待ちながらセットアッパーを投げ込みました。
肩がだんだん痛くなってきた12時30分頃マイワシらしき群れがまたやってきました。
いたるところで小さい水しぶきが立っています。
小さいしぶきが上がっているところにセットアッパーを投げ込むと、イワシらしきものに衝突し抵抗があります。
何回か投げ込んでいるとかなり重い、何かかかったか?
セットアッパーを回収すると、なんだか半円の型がついています。
なんだろう?敷石にこすれたのか?
小さいナブラが無数に発生中、どんどん投げ込みます。
12時過ぎに始まったナブラも下火になってきた12時半頃、ついにその時がやってきました。
ガツンと明らかにアタリがわかりました。
ロッドが重いです、巻き合わせをしてロッドを立ててラインを巻きます。
日曜日よりは明らかに軽い、とりあえず潜られないように魚を浮かすことに専念しました。
浮いてきた魚はいぶし銀に輝いています。大きい口にセットアッパーが掛かっていたのはシーバス。
抵抗は少なくタモ入れ失敗するのも嫌なので、敷石の上までひっぱりあげました。
思っていたよりでかい。
あえてシーバスといわずスズキと呼ばせていただきます。ギリギリ60cmくらいなので。
多分2Kg近くありました。元気よく暴れ手で持てないのでフィッシュグリップにひっかけて長さを計測しました。
持って帰るかどうか悩みましたが、たまには大きな魚を家族に見せてやろうと思いナイフ片手に処理開始。
脳を一刺し動きが止まったところで、エラにナイフを入れ、背骨の下に通っている大動脈を切りバケツに入れて血抜き。
エラを持ってバケツの中でフリフリしました。2回水を変えエラがピンクになってきたところで、尾びれの5cm腹側にナイフを入れ骨まで切断。
背骨の上の神経が見えているところに、ベルモントの神経締めワイヤー50cmを通してやると見事にビクビク痙攣して締まりました。持ち帰っておいしく食べられそうです。
40cm足らずのクーラーボックスに背骨を曲げて詰め込み、久々に持ち帰る大きな魚に上機嫌で釣り場を後にしました。
まとめ
持ち帰ったスズキは神経締めをしたおかげか、硬直しておらずやわらかい状態を保っていました。
何を食べているのか一応確認すると、やはりイワシを食べてました。
スズキは雌でした。産卵時期の荒食いなんでしょうか?あまり詳しくないので想像です。
翌日、奥さんがムニエルにしてくれました。
身が670gあったので、そこそこのボリュームで食べ応えありました。
臭みは全くなく、あっさりした白身にバターソースが絡まり、上品な味に仕上がっていました。とてもおいしくいただくことができました。
釣り道具のメンテナンスをしていて気づいたのが、セットアッパーの2つの傷。同じような形が前と後ろに1つずつありました。
これはフックの傷ですね。シーバスの歯形かと思ってました。
同じような歯形が前にもついています。
やはりフックによる傷ですね。
しばらくはセットアッパーで楽しめそうです。
少しお値段高いけど釣れると思います。ぜひどうぞ。