ハゼのハイブリッド釣法
西宮跳ね橋でハゼ釣りです。今回はダイワのハゼイモラでハイブリッド釣法。ルアーで釣れるかエサで釣れるか試しました。ハゼ釣りの途中でチヌ発見!メバリングパックロッドで強引に43cmのチヌを抜き上げ、釣った本人もびっくりでした。簡単に釣れるファミリー向けの釣りです。秋の風物詩ハゼ釣りの参考になればと思います。
西宮跳ね橋でハゼが釣れるんや
最近になって、西宮の跳ね橋周辺でハゼが釣れることを知りました。
武庫川に行かないと釣れないのかと思っていましたが、西宮跳ね橋の周辺ならアクセスが良いし、きれいだし、天気もいいし、早朝からでなくていいし、とりあえずハゼイモラも試したいのでやってきました。
約3か月ぶりの釣行です。
跳ね橋北側の駐車場に車を止めましたがガラガラ。どうやら西宮総合公園北 多目的グランドに沿った道沿いは、休日になると路上駐車可のようで、確かに車がたくさん止まっていました。
予想に反して釣りをしている方は多いようです。フカセの人もたくさんいますが、飛ばしサビキの方もいます。
もちろん、私と同じようにハゼを狙っている人もちらほら。
私は、跳ね橋から100mくらい離れたところが開いていたので、そこで釣ることにしました。
対岸でも釣りをされている方が、数人いましたよ。何を釣っているんだろう?
まずは、本当にハゼが釣れるのか試すため、オーソドックスなミャク釣りの仕掛けで試します。
あらかじめ自宅で作った仕掛けに、フィッシングマックスさんで買った石ゴカイをつけ、足元敷石の周辺に投げてみます。
おっ!
1投目で小さいがアタリあり。
でも、乗らないんだよね~。
ハゼイモラで釣れるか?
アタリがあるということは、ハゼがいるということです。たぶん。
ハゼイモラの後ろに針をつけず、ルアーとして使ってみます。
よく見ると、足元の敷石上にハゼがいるのが見える。
肉眼でも見えますが、偏光サングラスをかけてるとより鮮明に見えますよ。
ハゼの近くにイモラを近づけてやりましたが、ピクリともせず。
ハゼはルアーに興味がないのか?
名物の跳ね橋が船の航行がないのに跳ね上がります。新聞で税金の無駄遣いと書かれてましたね。
ルアーに反応がないので、テキサスリグに変え石ゴカイで誘ってみました。
ミャク釣りは反応よし
3.5gのタングステンに100均ビーズ、7号流線針に石ゴカイをさしたテキサスリグに反応がありました。跳ね橋が開くのを見ていた時、置き竿にしていた時です。
サイズは15cm弱、今の時期そんなに大きいのはいないと思います。
開始から約3時間、やっと1匹釣れたので休憩タイム。
大好きなスーパー万代の万代あんぱんです。中に甘味抑えめのアンコがどっさり入っています。第一屋製パンが大阪空港工場で作っているそうです。100円だけど本当においしいんですよ。
あと、いつものように缶コーヒー、TURRY’SのBARISTA’S無糖・LATTEでした。こちらはぜいたく品、フィッシングマックスの自販機で170円でした。
エネルギーを補給したので再開です。
思わぬゲスト43cmのチヌ
朝一場所に入った時にもいたんです。その時は私の陰を見て逃げていきました。
そのチヌだと思いますが近づいてきました。
もしかして釣れるんじゃないか?
今回のタックルはハゼ釣り用、シマノ フリーゲームS76UL-4メバルやアジがターゲットのルアー7gまで対応のパックロッドです。PEライン0.8号、リーダーはフロロカーボン2号を60cmほどつけてます。リールはキス釣り専用ダイワのディースマーツ2506です。
針は先ほどのテキサスリグで使っているハゼ釣り用の流線針7号です。エサは石ゴカイしかありません。
華奢なタックルだけどいけるか?
おまけにこの日に限ってタモは持ってきていませんでした。
だって、ハゼ釣りなんだもんな~。
敷石なんで最悪リーダーをつかんでランディングするか?
とりあえず釣れた後のことは後回しにし、とにかくエサを食わすことに専念することにしました。
気づかれないようにそっと近づき、チヌの口のあたりに石ゴカイをゆっくり沈めるとチヌがもぞもぞしています。
石ゴカイを口に入れたような気がする。
ハリはかかったかな?少し糸を張ってみると重い、かかっているのがわかりました。
すかさず大合わせ、固い口のチヌに華奢な流線針がかかるか?
やわらかいロッドが大きく曲がります。
チヌは沖に向かって逃げようとしますが、予想以上にフリーゲームはバッドパワーがあるようで、あまり手こずることなく引き寄せることができました。
敷石を下に降りていきラインを持とうとしましたが届きません。足をずっぽり海中に入れたらリーダー部分を持てるのですが...
小さそうだし、フリーゲームのバッドパワーを信じて抜き上げることにしました。
ロッドをしならせたあと、反発を利用して一挙に1mほど上へ移動させ、敷石の上にランディング。
予想以上に重い。やばいか?
釣りあげてみてびっくり、驚きの43cm。よくメバル、アジ用のパックロッドで抜けたものだと、あらためてシマノのロッドづくりに感心しました。
テキサスリグの100均ビーズは割れ、細い流線針は折れました。なんとかギリギリランディングできて本当に良かったです。
30mほど離れたお隣さん親子から拍手をいただきました。
チヌの活性がいいのか?
お隣さんもキビレを釣られたそうで、処理をして持ち帰られるところでした。少し西側でトップウォーターで掛けたそうです。かっこいいですね。
私は釣りあげたチヌはリリースです。今回はすべての魚をリリースすることにしていたので。
敷石を降りていき、ゆっくりフィッシュグリップからリリースしました。
そうそう、ハゼイモラでハゼを釣る本日の課題がまだ未達成です。
ハゼイモラで喰わす
ルアーのハゼイモラもあきらめていません。がまかつのダブルフックバージョン、ジギングサビキのティンセルフックバージョンなど試してみましたが、ハゼの反応はなし。
ハゼは見えているんですけどね、無視するんです。
ルアーのハゼイモラはやめ。ハリス止めにパッケージについていた流線針をつけます。
釣り開始から3時間、やっとイモラにハゼが食ってくれました。もちろんエサですよ。
少し残念ですが、The Fishingでもこのパターンで釣れていたので...
ハゼクランクは難しいのか?
そのあともハゼは何回か自分に近づくイモラを威嚇し、後ろについた石ゴカイをくわえるも、上あごに食い込むことはありませんでした。
やはり最強はミャク釣りかな
だんだんハゼの行動パターンがわかってきました。
- 足元の敷石が途切れるところの岩陰に潜んでいます。
- エサを近づけると岩陰からでてきて、エサを咥えますが、一発で針掛かりすることはありません。
- 石ゴカイの端からついばみ始め、ハリの部分に到達するまでじっと我慢です。
- 再びテキサスリグに切り替えて、足元アタリに投げ込み、アタリがあっても合わせ入れず、食い込むまでじっと我慢。
- 聞き合わせてロッドを立てると先端がプルプル震えてハゼが海面から顔をだします。
コツさえつかめば、いくらでも釣れそうな気がします。
ハゼがよく食い込むようにオモリはバレットシンカーなど中通しのオモリが最適です。ロッドもシーバスロッドとかエギングロッドよりもさらに柔らかい、メバリングロッドくらいがちょうどよいですね。
渓流用の延べ竿なんか、最適かもしれません。
360cmくらいがちょうどよい長さだと思います。
テキサスリグに変え、1時間で10匹ほど釣れたのでお昼前に終了しました。
西宮跳ね橋ハゼ釣りのまとめ
あまり専門にやる人がいないハゼ釣りですが、ルアーで釣るのはとっても面白いです。
釣れないからあれこれ工夫して釣るのが楽しいんです。
もちろん、エサ釣りにはかないません。
逆に言うと、ルアーで釣れないときにはエサ釣りに切り替えればそこそこ楽しめますよ。
石ゴカイなら300円分で十分、半日近く楽しめます。
今回はダイワのハゼイモラを使ったハイブリッド釣法を試しました。
結果は1匹だけでしたが、ハリをもう少し小さくするともっとかかる確率が高くなると思います。
現時点でのハゼのアベレージサイズは12~13cmです。
ハゼイモラのように、自動ハリス止めでハリスとハリを固定するのではなく、テキサスリグのように誘導式の仕組みを持ったルアーがあれば、もっと釣れるんじゃないかと思うのですが...
あと、普通のハゼクランクでチャレンジし、だめならリアのフックにがまかつのサポートフック鬼爪支倉スペシャルなどアシストフックをつけエサをつければハイブリッド釣法ができますよ。
ハゼクランク+サポートフックのパターンのほうがハゼイモラよりもいいかもしれません。
次回はこのパターンを試してみようかな?