初級から中級者におすすめシマノ 19エンカウンター96Mインプレ、24との比較も

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久しぶりにシマノのロッド!エンカウンター

青物狙うのにハリのあるロッドが欲しくて買ったのが19エンカウンターS96M。ダイワのロッドより張りのあるシャキッとしたロッドならシマノのほうがいい。お手頃価格でビギナーから中級へのステップアップにちょうど良いロッドです。2024年に発売される24エンカウンターはハイパーXがスパイラルXへ進化、19と比較してみました。

目次

ダイワセットアッパー125S-DRに耐えられる19エンカウンター96M

青物らしき引きの魚を2回逃し、ダイワセットアッパーを2回とも持っていかれました。

使っていたのはダイワ レイジー100MLとダイワ レグザ3000番です。

60cmのシーバスは軽く引き寄せ敷石にタモ無しで引き上げることができましたが、逃した2回は強烈な引きで敷石の底へ向かって潜りこまれラインブレイク。

私のロッドワークの悪さもありましたが、ロッドがブチ曲がり制御不能状態。

もしくは、強いロッドとリールがあればよかったのかも...

1か月ほどずっと失敗の原因を探しいろいろ候補を探しました。

ロッドに求める条件
  • メジロ(ブリ60cmまで)の引きに耐えられる
  • ダイワ セットアッパー125S-DRの引き抵抗に耐えられる

MLの固さのロッドではセットアッパー110S-DRの引き抵抗では問題ないですが、125S-DRになるとロッド先端のブルブルが激しく長時間釣りをしていると少ししんどいんです。

ロッドの候補
  • ダイワ オーバーゼア 103MH(190g)
  • シマノ コルトスナイパーBB S100M(266g)
  • ダイワ シーバスハンターX 100MH(170g)
  • シマノ 19エンカウンター S100MH(187g)

オーバーゼアは一つ上のグレードAIRのほうが断然よさそうだし、コルトスナイパーBB無茶苦茶重そうだし。

シーバスハンターXはこの中では安いほうなので、無茶して使っても後悔無し。

でもシーバスハンターXにあと5,000円足せばショアキャスティングロッドのシマノ エンカウンターが買えるんです。

シーバスを筆頭に、ヒラメや青物などの多種多様な魚をターゲットとした何でも釣れるショアキャスティングロッド、シマノ エンカウンターに決めました。

フィッシングイチバン池田店へ直行、ロッドコーナーの前でエンカウンターの固さを実際に手で確かめると、

管理人

シマノ エンカウンターMHは固い!96Mにする

実際に触って確かめるものですね。

青物以外も狙うならと考え、けっきょく買ったのはオールラウンド仕様のS96Mでした。

エンカウンターのインプレッション

ざっと使ってみたインプレッションはこんな感じです。

シマノ エンカウンターS96M
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • シャキッと張りがあり鋭く振りぬける
  • キス釣りからシーバス、中型の青物までさばける
  • セットアッパー125を軽く引くことができる
デメリット
  • 張りがある故、じゃっかん粘ってくれない

スペックで見るシマノ エンカウンターの特徴

シマノのホームページではシーバスロッドに分類されていますが、ロッドの紹介にはショアキャスティングモデルと紹介されています。

キャスティングゲームに求められる遠投性・軽さ・操作性・感度・パワーの総合力を重視したロッド性能が特長。

シーバスを筆頭に、ヒラメや青物などの多種多様な魚をターゲットとしたショアキャスティングロッド『エンカウンター』。

キャスティングゲームに求められる遠投性・軽さ・操作性・感度・パワーの総合力を重視したロッド性能が特長。

8ft台から11ftまで、軽量プラグから60g級のメタルジグまで適応する、LからMHパワーの豊富なラインナップ展開。

港湾、河川、サーフ、磯場など、さまざまなフィールドで活躍します。

ブランクスにはシマノ独自の強化構造、ハイパワーXを採用し、ブレを抑えたシャープな操作性と、飛距離、パワーの向上を実現。

リールシートにはカーボン強化素材CI4+を採用し、軽量化と高感度化を達成。

憧れの大物、新たなターゲットとの“出会い=Encounter”をコンセプトとした、ハイパフォーマンスロッドです。

出典:シマノ エンカウンター
エンカウンターの特長
  • ハイパワーX
  • CI4+
  • CI4+リールシート
  • ステンレスフレームKガイド

ハイパワーXはダイワでいうブレーディングXとかX45相当、CI4+はHVF相当か?、リールシートも同じ素材です。

オールSiCのステンレスフレームKガイドがいいですね、ガイドへのライン絡みがかなり軽減されます。

これらのスペック、ダイワでいうなら愛用シーバスロッドLAZYくらいですね。

LAZYはトップガイドだけSiCですが、エンカウンターはすべてのガイドがSiCです。

長期間使うと差が出てくるのかもしれませんが、サンデーアングラーにとってはどちらでもあまり差はないレベルです。

継ぎ方は逆並継リールシートはセパレートタイプUPLOCKとなっています。

品番全長(ft.)全長(m)仕舞寸法(cm)自重(g)先径(mm)ジグ(g)プラグ(g)適合PE(号)カーボン(%)
S86L8’6″2.59133.31211.6MAX285~240.4~1.299.7
S90L9′2.741411261.6MAX285~240.4~1.299.7
S86ML8’6″2.59133.31271.7MAX386~320.6~1.599.7
S90ML9′2.741411331.7MAX386~320.6~1.599.7
S96ML9’6″2.9148.61401.7MAX386~320.6~1.599.7
S100ML10’0″3.05156.51571.7MAX386~320.6~1.599.7
S106ML10’6″3.21641611.7MAX386~320.6~1.599.7
S96M9’6″2.9148.61451.8MAX508~420.8~299.7
S106M10’6″3.21641721.8MAX508~420.8~299.7
S110M11′3.351721811.8MAX508~420.8~299.7
S96MH9’6″2.9148.61751.9MAX6010~521~2.599.8
S100MH10’0″3.05156.51871.9MAX6010~521~2.599.8
S106MH10’6″3.21641961.9MAX6010~521~2.599.8
出典:シマノ 19エンカウンター

カーボンの含有量はダイワ レイジー96%に対して、エンカウンターはカーボン含有率99.7%です。

ダイワ ラテオとシマノ ディアルーナも同じように含有量が3~4%違いがあるので、ダイワとシマノのコンセプトの違いかもしれません。

カーボン含有率が高いのがシマノのロッドはハリがあると言われる所以かもしれません。

シマノ エンカウンターの外観

エンカウンターの外観をダイワのレイジーと比べながら見てみます。

トップガイドはどちらもSiCで、カーボンテープの巻き方が大きな違いです。

見た目エンカウンターのほうがハイパワーXって感じが強調されているように見えます。

トップガイド 上:エンカウンター 下:レイジー
トップガイド 上:エンカウンター 下:レイジー

並継ぎの接続部分の処理はレイジーのほうが滑らかで、エンカウンターは雑に見えます。

ロッドの継ぎ 上:エンカウンター 下:レイジー
ロッドの継ぎ 上:エンカウンター 下:レイジー

リールシートに一番近いガイド、どちらも同じくらいの大きさですが、エンカウンターはSiC、レイジーはアルコナイトなんですが、見た目わからないですね。

ガイド 上:エンカウンター 下:レイジー
ガイド 左:エンカウンター 右:レイジー

リールシートはエンカウンターのほうが飾りがあって高級そうに見えます。

UPLOCKになっています。リールを取り付けるとガッチリホールドされます。

リールシート  上:エンカウンター 下:レイジー
リールシート  上:エンカウンター 下:レイジー

エンカウンターはグリップエンドが少し膨らんでいるので、キャストするときにとても握りやすく、ストレートのレイジーよりも投げやすいように感じます。

グリップ  上:エンカウンター 下:レイジー
グリップ  上:エンカウンター 下:レイジー

実際にエンカウンターでセットアッパー125S-DRを投げた感想

ダイワ レイジー100MLで投げて引くのに少し重いと思ってたダイワ セットアッパー125S-DRです。

重量は26gですが比較的リップの部分が長く、ダイワのホームページに掲載されているレイジーの適合表では◎となっていますが引き抵抗はかなりあります

シマノ エンカウンターS96Mとダイワ レグザLT4000S-CXHと組み合わせてセットアッパー125S-DRを引いて試してみます。

ダイワ レグザLT4000S-CXHと組み合わせて
ダイワ レグザLT4000S-CXHと組み合わせて

シマノのエンカウンター適応表ではジグ25g~となっています。

プラッギングOKなのでセットアッパー125S-DRも大丈夫でしょう。

出典:シマノ エンカウンター

ルアーを第1ガイドあたりまで垂らし、軽くペンデュラムキャストをしてみると、レイジー100MLのようにノッソリした感じではなく、ビシッとロッドの反発でセットアッパー125S-DRが飛んでいきました

時々、タングステンウェイトが遠心力でルアーの後方へ移動する音がカチッと聞こえます。

30gのメタルジグもいい感じ、20gになると少し軽すぎて引き抵抗も感じにくくなります

40gのメタルジグも思い切って投げることができます。

バッドパワーも十分で60cmくらいのシーバスなら特に問題もなく引き寄せランディングできます。

20cmくらいのマイワシでも先端部分はしっかり曲がってくれるので、しなやかさも兼ね備えています。

3000番よりも4000番のリールをつけてちょうどバランスが良いように思います。

長さも短くもなく長すぎもせず、エンカウンターS96Mは非常に扱いやすい。大遠投はできないものの、そこそこメタルジグやミノーを投げられます。サーフでのヒラメやマゴチ狙いにも使えます。もちろん、シーバスや中級の青物ならパワー負けしません。

シマノ エンカウンターのまとめ

使ってみるとハリがあり重ためのルアーもビシッと投げられますが、意外とティップもしなやかでアジやサバを釣っても楽しいロッドでした。

シマノではシーバスロッドにカテゴライズされていますが、シーバスロッドとも少し違うまさにキャスティングロッドというにふさわしい、メタルジグやミノーを遠くに投げるためふさわしいパワーがあります。

阪神間の釣り場で秋から冬にかけて大型のシーバスや青物が回遊してくる時期に最適なロッドです。

私のように欲張ってオールマイティに使いたいのならエンカウンターS96Mですが、メジロブリを専門に狙うなら、S100MHやS106MHを選択したほうがいいかもしれません。

初級ロッドからのステップアップをお考えなら、シマノ エンカウンターがおすすめです。

シマノのロッドを合わせるなら、シマノのアルテグラ4000番くらいがおすすめです。

ぜひ、釣具屋さんで実際に手に持って確かめてみてください。

シマノ エンカウンターが2024年にリニューアル

2024年、ついにエンカウンターがリニューアルされます。

スペックと機能について比較してみます。

24エンカウンターと19エンカウンターの諸元比較

大きく違うのは19エンカウンターにあった86Lが24エンカウンターではなくなることです。

私が持っている96Mを比較すると全長も自重もカーボン含有量も変わらないのですが、扱えるジグやプラグの重さが軽くなっています

品番全長(ft.)全長(m)仕舞寸法(cm)自重(g)先径(mm)ジグ(g)プラグ(g)適合ラインPE(号)カーボン含有率(%)
S90L9’0″2.741411191.6MAX 285-240.4-1.299.7
S86ML8’6″2.59133.31251.7MAX 356-280.6-1.599.7
S90ML9’0″2.741411331.7MAX 356-280.6-1.599.7
S96ML9’6″2.9148.51381.7MAX 356-280.6-1.599.8
S100ML10’0″3.05155.81481.7MAX 356-280.6-1.599.8
S90M9’0″2.741411361.8MAX 457-380.8-299.8
S96M9’6″2.9148.51451.8MAX 457-380.8-299.8
S100M10’0″3.05155.81621.8MAX 457-380.8-299.8
S106M10’6″3.2163.51701.8MAX 457-380.8-299.8
S110M11’0″3.35172.31821.8MAX 457-380.8-299.8
S96MH9’6″2.9148.51661.8MAX 6010-501-2.599.8
S100MH10’0″3.05155.81761.8MAX 6010-501-2.599.8
S106MH10’6″3.2163.51881.8MAX 6010-501-2.599.8
出典:シマノ 24エンカウンター
品番全長(ft.)全長(m)仕舞寸法(cm)自重(g)先径(mm)ジグ(g)プラグ(g)適合PE(号)カーボン(%)
S86L8’6″2.59133.31211.6MAX285~240.4~1.299.7
S90L9′2.741411261.6MAX285~240.4~1.299.7
S86ML8’6″2.59133.31271.7MAX386~320.6~1.599.7
S90ML9′2.741411331.7MAX386~320.6~1.599.7
S96ML9’6″2.9148.61401.7MAX386~320.6~1.599.7
S100ML10’0″3.05156.51571.7MAX386~320.6~1.599.7
S106ML10’6″3.21641611.7MAX386~320.6~1.599.7
S96M9’6″2.9148.61451.8MAX508~420.8~299.7
S106M10’6″3.21641721.8MAX508~420.8~299.7
S110M11′3.351721811.8MAX508~420.8~299.7
S96MH9’6″2.9148.61751.9MAX6010~521~2.599.8
S100MH10’0″3.05156.51871.9MAX6010~521~2.599.8
S106MH10’6″3.21641961.9MAX6010~521~2.599.8
出典:シマノ 19エンカウンター

24エンカウンターと19エンカウンターの機能の違い

24エンカウンターと19エンカウンターの決定ていな違いはブランクスの基本構造か強化構造です。

ガイドは19エンカウンターに比べ退化?しているように見えますが、ダイワなどほかのメーカーもトップだけSiCで他はアルコナイトを採用していたりします。

私もトップがSiCで他はアルコナイトのダイワのレイジーを使っていますが、まったく問題なく使えています。

よっぽど負荷がかかる釣りを長時間しない限り、問題は無いのではないかと思います。

上位機種のディアルーナと下位のムーンショットも比較対象として表にしてみました。

19エンカウンター24エンカウンターディアルーナムーンショット
ブランクス基本構造スパイラルXスパイラルX
ブランクス強化構造ハイパーXハイパーXハイパーX
部品・その他ガイド(フレーム/リング)ステン/オールSiCステン/SiC(トップ)+アルコナイトステン/オールSiCステン/SiC(トップ)+アルコナイト
部品・その他リールシートCI4+CI4+
パーフェクションシートXT
(段差レス)
CI4+
パーフェクションシートXT
(段差レス)
シマノオリジナルシート

スパイラルXとハイパーXの違いを感じるくらいの釣りをしていない私にとっては、19エンカウンターで十分すぎるくらいかもしれません。

シマノ(SHIMANO)
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今から買う予定の方は、24エンカウンターにしたほうが型落ち感が無いので良いと思います。

24エンカウンターに合わせるなら、23ストラディックおすすめです。

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