ランガン必須のタモジョイント
釣り場でランディングネット、いわゆるタモ網を使っている人をよく見かけます。だいたいは釣りをしているところの近くに置いて、大きい魚が釣れたらするするとそのまま伸ばして使います。時々、大きい網を背負って釣り場を釣り歩く人を見ますね。タモの柄と網が折り重なった状態でコンパクトになってるんですよね。
ランガンの必需品、PROXタモジョイントについてです。
タモジョイントでタモの仕舞寸を短くする
折り畳みができる専用のタモ網が売られているのかと思っていましたが、タモジョイントと呼ばれるアイテムを使うとすでに使っているタモを折り畳み式にすることができ、仕舞寸が短くコンパクトになるんです。
コンパクトにすると何がうれしいか?
- 背負ってランガンできる
- 網を柄から外さずに車のトランクに乗せられる
- 釣り座の近くに置いていても邪魔にならない
実際に釣り場に持って行くとコンパクトになったことで、視界からタモが消え釣りに集中できるようになりました。
タモジョイントにもいろいろな素材や特性があるようで、金属ではアルミ、ステンレス、チタンなど、樹脂はガラス繊維を含んだ強化プラスティックなどです。
ほとんどの製品はロック機能が付いていて、柄にとりつけた網がぐらぐらしないようになっているので安心です。
ジョイントを選ぶときに一番困ったのはネジ規格
他社製品のランディングポール(タモの柄)とタモジョイント、網とタモジョイントとのジョイント部分のネジのサイズが本当にあっているのか?
ほとんどの製品のネジはJIS規格のW1/2というものらしいです。
自分が買ったPROXの説明では4分ネジと書かれていました。4分ネジはミリネジのZボルト(M12)ではなく、通称インチネジのW1/2のボルトになるそうです。
タモジョイントのネジは通称4分ネジ(外径12.7mm)と呼ばれるサイズに対応しておりますが、ピッチの違い等により装着できない場合がございます。お手持ちの製品が装着できることをお確かめの上ご購入ください
PROXタモジョイント
ダイワのタモジョイント、FLジョイントのサイトではちゃんと規格が書かれてました。
■市販のランディングネットや玉ノ柄に取付け可能(ネジ規格:W1/2・山12)
FLジョイント
アルファタックルではW1/2(四分ネジ)相当と書かれています。
最近、アルファタックルのランディングシャフトNANO350を買って取り付けてみましたが、問題なく使えました。
網の部分のジョイント部のサイズはamazonとかで書かれていないのがほとんどですが、タモジョイント付きでタモの柄とセットで売られていて、タモの柄のジョイント部のサイズがわかれば網のジョイント部のサイズがわかるんですよね~。
自分が持っているタモ網とダイワのランディングポールとのサイズがわかり、素材、機能、口コミなどを参考に選んだのがPROXのタモジョイントです。
4分ネジと書かれていてもたまに違うタイプもありますので、ご注意ください。
違いはネジ山の形、三角ネジがほとんどですが、台形ネジのものもあります。
写真でよく確認しましょうね。私は失敗しました。
台形ネジを削ってやっとジョイントにねじ込むことができました。
PROXタモジョイントを使うメリットとデメリット
- タモジョイントとしては比較的安価
- 実績あるPROXの商品
- 広げるときにひと手間かかる
パッケージの裏の説明書きを見ていただくとすぐにどのようなものか理解できます。
今回はアマゾンで買いました。購入時は2,347円でしたが、時価なので価格の変動があります。
安いときに買ってくださいね。
送られてきた箱を開けると中から出てきたのはジョイントとレンチ?
レンチの使い方は後で説明しますね。
素材はGFRP( Glass-Fiber-Reinforced Plastics )、強化プラスティックの中にガラス繊維を混ぜ込んで強度を上げた素材です。
小型船舶の船体にも使われる軽くて丈夫な素材だそうです。
プロックスのタモジョイントをどうやって使うのか?
まずは年末に買ったダイワのランディングポールⅡに付けてみました。
タモ網はプロマリンのカラーアルミ磯というリーズナブルなやつです。
ランディングポールⅡの長さは81cmですが、その先に8cmほどのジョイントをつけるので、少し長くなり全長約90cmです。
ジョイントの部分に下にスライドさせるところがあり、押すとタモ網をねじ込む部分がぐるっと回ります。親指したの黄色い部分に指挟みに注意と書かれています。
タモ網を差し込む部分を上に向けてタモ網をねじ込みます。
タモ網は直径45cmなのでジョイント付きのランディングポールの長さは135cmとなります。
長いですよね。
でもこれを折りたたむと90cmになりますよ。
この差は大きいですよね。
これなら車のラゲッジスペースに横向きに入れられます。
ねじ込むタモ網の向きは付属のレンチで調整します
タモ網がジョイントが開閉する向きと並行になるようにジョイント側をグルグル回して調整します。
その時に使うのが付属のレンチです。
使い方はちょっとコツがいるかもしれません。
まずはタモ網をPROXタモジョイントに最後までねじ込みます。
その状態で金色のボルトを緩め、網の方向を調性して手で固定し、金色のボルトを締めこみます。
このとき角度がおかしいと網を開いたときに海面に対し水平に開かないので慎重に調整しましょう。
レンチはタックルボックスに入れておくと、ボルトが緩んだ時に締めなおせるので安心できます。
慣れると簡単網の開閉
指挟みに注意と書かれていますが、慣れないうちは指を何度も挟みそうになりました。
実釣でタモ網が必要なくらいの大きさの魚が釣れた時には、慌てて指を挟んでしまうかもしれません。
ちょっとだけ、改良の余地はありそうですね。
スライド式のボタンを少し押して網の部分を下に下げると自然に網とランディングポールが一直線になります。
実際に使ってみましたが強度は問題ありません。
40~60cmくらいのシーバスやチヌなら楽勝です。
PROXタモジョイントでタモ網の持ち運び問題解決
車での釣り場移動時そのままではラゲッジスペースに入らずに困っていたタモ網。
PROXタモジョイントで問題解決。横に向けてコンパクトに収納できそうです。
ダイワ純正のタモジョイントもありましたが、構造的に弱そうだったので、皆さんの評判もいいことからプロックスのタモジョイントを選びました。
タモホルダーライトを使うと、コンパクトにまとまったタモは背負って移動できるので自転車や電動バイクでも移動可能ですね。
タモをうっかり落としてしまいそうな方は、GMマルチランディングホルダーがおすすめですよ。
さらに進化したプロックスのビセオランディングジョイントもあります。
いろいろあって迷いますね。
もう少し楽にタモ出しをしたいなら、昌栄フレックスアームVer.Ⅱもおすすめです。